ボデガス・イ・ビニェドス・ゴデリア ゴデリア・キュヴェ・ブルット・レセルバ NV
瓶内二次発酵。ナッツやパンのような香ばしい要素も感じられます。エレガントで、繊細な泡立ちがあります。
テイスティング・コメント
ゴールドがかったストローイエロー。香りはアプリコットやピーチ、リンゴのコンフィ、白い花のアロマに、ジンジャー、火打石、この地特有のミネラルのヒント。そしてナッツやアーモンド、トーストなどの芳しい香り。複雑な広がりと奥行のあるボリューミーな香り。口に含むと繊細な発泡が心地よくスムーズ。たっぷりとしたミネラルを含み、果実味が豊かでボディ感がある。さらにキレのある酸が印象的で、しっかりとした構造をもつ。充実した果実味とドライ感、爽やかさが特徴。余韻にほろ苦さとフローラルなフレーヴァー。合わせるお料理は前菜、白身魚のマリネやグリル、魚介料理、寿司、豚や鶏肉料理など。
2020年2月試飲
ボデガス・イ・ビニェドス・ゴデリア
カスティーリャ・イ・レオンとガリシアの間の山間部、ビエルソのピエロス村に位置するボデガです。伝統的な方法を尊重しながら、最新の現代技術を取り入れたワイン造りを行なっています。畑は海抜500~700mに位置します。ジョセップ・セラは、プリオラート出身で、この地域が珪岩と粘板岩が混ざる土壌で、プリオラートに類似しており、その可能性を感じてビエルソに来ました。気候は、隣接するガリシアに近く、大西洋気候と地中海性気候の影響を受け、降雨量は年間500~700mmです。
高いポテンシャルを持ちながら未開発の地域ですが、樹齢の古い葡萄が多く、有利な条件を世界中に広めることが夢のひとつです。ビエルソの地葡萄であり、世界で最もユニークな葡萄のひとつであるメンシア、そしてゴデーリョ。高い比率で古木があり、良いワインが出来る。メンシアはピノ・ノワール、ゴデーリョはシャルドネ、つまり「スペインのブルゴーニュ」です。
■栽培方法・・・ビオディナミを目標としていますが、色々なデータを収集して、偏りすぎないように、縛りがきつくなりすぎないようにしています。環境に障害の無い範囲で、フェロモンカプセルも使っています。灌漑設備はなく、雨水のみを使用。
元々はプライヴェート用、ゴデーリョ100%で造るスパークリングワイン
すべての行程を手作業で行っています。ゴデーリョの樹齢は12年から40年です。植密度は3000本/ha、自家畑の葡萄を使用しています。畑の土壌はスレートと珪岩、畑の標高は500m~700m、大西洋気候と地中海気候、両方の影響を受けています。降雨量は年間750mm~1000mm。収穫は15kgのケースを使い厳しく選別しながら手摘みで行います。酸化しないよう5度の低温にキープします。除梗し、柔らかくプレスします。24時間置いてラッキングした後、ステンレスタンクにて15度で発酵させます。ボトルに移し、20~24ヶ月、瓶内二次発酵を行います。