ボデガス カリア マグナ マルベック 2018
熟成: 50% アメリカン&フレンチオーク樽熟成 9カ月(2年目と3年目使用)
評価
2014Vt コリア ワイン チャレンジ2016: 金賞受賞
テイスティング コメント
紫がかった濃いガーネット。深みがあり粘性は高め。香りにはブラックベリーやカシス、プルーン、ドライイチジク、ラベンダー、セージ、そして木樽からくるバニラやシナモン、タバコ、チョコなどの香ばしさ。野生味はもちろん洗練された趣があり、湿った土やミネラルのニュアンスが感じられる。アタックはソフトでなめらか。果実味は濃密でドライフルーツ的要素、様々なベリーフルーツにバニラやカカオのフレーヴァーが幾重にも重なり層を成す。抽出されたタンニンは甘くキメ細やかで酸とのバランスに優れている。其々の要素が綺麗に溶け込んでおりしっかりとした構造、コクが備わったフルボディタイプ。余韻は長めでエレガント、複雑性があり果実とオークのフレーヴァーが持続する。合わせるお料理は、牛・ラム肉のロースト、スパイシーなハム・ソーセージ料理、餃子、エスニック料理、すき焼きなど。
※2017年10月試飲(2014年ヴィンテージ)
ボデガス カリア
アルゼンチン第二の栽培面積を誇るサン ファン。この中でも最も重要な産地の一つが標高630mに位置するトゥルム ヴァレーです。この地は高品質なシラーズを産み出す銘醸地として知られ、2003年にアルゼンチンを代表するワイングループMPワインズのオーナー"ポン ファミリー”がこの大地のポテンシャルを最大限に活かしたブランド“ボデガス カリア”を立ち上げました。
アルゼンチンにおけるワイン造りの最大の魅力は低生産コスト。この強みを武器にボデガス カリアは手頃な価格で楽しめる、良質でテロワールが表現された、大地のパワーが漲った本格派ワインを産み出しています。
設立から約5年、カリアブランドは急成長を続け生産規模を約2倍の1050万Lにまで増やす勢いでアルゼンチンで最も成長を続けるブランドとなりました。そして、蔵の代名詞ともいえるシラーズでは、マグナシリーズ シラーズ2006がSyrah Du Mondeで金賞を受賞。世界第4位のシラーとして評されサン ファン ワインの名を世界に知らしめました。
高品質・低価格 凝縮感とフルーティーな果実味→アルゼンチンという魅力
束縛の無いワイン造り。手付かずの自然。欧米諸国とは比にならない低資本で高品質なワインが造れるアルゼンチンの強みが集約されたワイン。それが“ボデガス カリア”。旧世界で同じことをすれば、価格は大きく跳ね上がってしまうことは言うまでもありません。ボデガス カリアはこれまで誰ひとりこの地で手がけてこなかった“真剣に畑に向き合う”という姿勢を貫き、その執念と情熱がアルゼンチンで最も急成長を続けるブランドを生み出しました。UKではアルゼンチンを代表するブランドとして人気を集めています。各国の評価誌・品評会では、ミドルレンジのマグナシリーズやアイコンワインが幾つもの金賞や高い評価を獲得。系列ワイナリーも多くの賞を受賞しており注目が高まっています。