ヴィニェディレオ ヴィーノ・スプマンテ ブリュット ヴェルディッキオ NV
シャルマ式によるスプマンテ。熟成期間は6ヶ月です。
テイスティング・コメント
輝きのあるグリーンがかったストローイエロー。香りは洋梨やリンゴのコンポート、白桃、白い花のアロマなど繊細かつフルーティーで、広がりがある。新鮮なハーブや石灰的なミネラルのニュアンスを背景に、軽いヘーゼルナッツの香ばしさが品種の特徴を印象付ける。口に含むとクリーミーで、爽やか。ミネラルを伴う豊かな果実味が広がり、さながら搾りたてのフルーツに、擦りおろしたばかりのリンゴを想わせる。ジューシーで、活気があり酸とのバランスがとれている。心地よく引き締まったボディ感。飲み心地が良く、アフターはサッパリとしていて十分な旨みが感じられる。合わせるお料理は、食前酒、魚や野菜のフリット、魚介のトマト煮やグリエ、天ぷら、寿司など。
2019年8月試飲
ヴィニェディレオ
ヴィニェディレオは、祖父母の代から3世代続く家族経営の生産者です。1990年に現在のオーナーの父、レオナルド・パルパチェッリがイエージの町から15kmほど離れたスタッフォロ村にアジエンダ・アグリコーラ・トレ・カステッリを設立しました。2000年にレオナルドの息子のエマニュエルとジャンフィリッポの兄弟が引き継いだ際、亡き父の名前を入れた「ヴィニェディレオ」というブランドを立ち上げました。彼らはさらに品質の高いワイン造りを目指し、葡萄の植え替えやセラーの改築を行いました。現状に満足することなく、現在も頑固なほどに品質追求を目指し、努力を続けています。
所有面積93haのうち、60haが葡萄畑、そのうち45haでヴェルディッキオを栽培しています。畑の標高は平均450m、土壌は砂と石灰岩です。葡萄の収穫は機械で行います。日中の暑い時期を避け、夜間に収穫します。機械摘みを採用しているのは、ベストのタイミングに素早く収穫が出来るためです。発酵には選別酵母を使用しています。これはフレッシュなスタイルを目指しているので、発酵期間が長くなりすぎないようにするためです。