セッラカヴァッロ セッテ・キエーゼ ロッソ 2017
醗酵:ステンレス・タンク/主醗酵後、ステンレス・タンクにてマロ・ラクティック醗酵
熟成:ステンレス・タンク熟成
熟したブラックチェリー、やベリーの香りに、清涼感を感じるミントや黒コショウのようなスパイス香。やわらかさもありながら、ボディのしっかりしたワイン。
テイスティング・コメント
紫がかった濃いルビーレッド。香りは熟したブラックチェリーやブラックベリーに爽やかなミント、トマトの葉、そしてペッパーやローズマリーなどのスパイスのヒント。他にタバコ葉、乾いた土のニュアンスに、ほんのり甘さが感じられる。口に含むとスムーズでなめらか。柔らかなタンニンと調和のとれた酸味、ボディは程よく円やかな果実感で満ち溢れる。幾分フルーティーで親しみやすさがあるが、落ち着いた感があり上品でまとまっている。ミディアムからフルボディで、飲み心地が良い。合わせるお料理は、酢豚、豚肉のロースト、ベーコン、マグロのステーキ、ソースカツ、鶏肉のトマト煮込みなど。
2020年2月試飲
アジエンダ・アグリコーラ・セッラカヴァッロ
カラブリア州の地品種と高品質に拘る生産者
カラブリア州、北部にあるコゼンツァ県にある村の1つ、ビシニャーノ村にセッラカヴァッロはあります。クレーティ渓谷の中腹にワイナリーはあり、55haの土地を所有しています。うち、22haをブドウ畑、8haをオリーブ畑にしています。
1995年、現オーナーのデメトリオ・スタンカーティ氏が畑を一新し、カラブリア州で古くから栽培されていた品種に着目。マリオッコ・ドルチェ種やペコレッロ種などの栽培に力を入れ始めました。また、他にも国際品種のカベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネを植え始めます。
デメトリオ・スタンカーティ氏は、カラブリア州の地品種を中心としたワイン造りを心がけること。さらに量では無く、品質を重視すること。この二つをモットーにワインを造っています。セラーでは最新の設備や醸造技術を導入することで高い品質のワインを造っています。