ディ・レナルド シャルドネ・モノヴィティーニョ 2018
醗酵: ステンレス・タンク/主醗酵後、一部をステンレス・タンクにてマロ・ラクティック醗酵
熟成: ステンレス・タンク
評価
2015VT ルカ・マローニ: 94点獲得
2015VT ガンベロ・ロッソ: トレ・ビッキエーリ獲得
テイスティング・コメント
黄金がかったイエロー。粘性は中程度。香りには熟れたピーチやパイン、洋梨、花梨のコンポート、白や黄色い花、ハーブ、花の蜜、石、ミネラルのノート。香りの構成としてはシンプルだが品良くまとめられており、その中にも濃密で力強い果実感がただよう。アタックはソフトでなめらか。たっぷりとした旨みが溢れ出る濃密な果実味と生き生きとした酸味が調和。新鮮なトロピカルフルーツの風味が前面に表れるも過度な残糖を感じさせないまでのフィニッシュのキレ、心地よい引き締めを持つ。ふくよかで程よい厚みがあり、味わいとしては辛口、親しみやすくもエレガントな余韻へと続く。合わせるお料理は豚や鶏肉料理、帆立のカルパッチョ、煮物、ごぼうとれんこんのきんぴら、ゴルゴンゾーラのリゾットなど。
2016年11月試飲(2015年ヴィンテージ)
ディ・レナルド
フリウリの小さなワイナリーがつくる高品質・少量生産ワイン
ディ・レナルドは、Ontagnano(オンタニャーノ)にあるブドウ園で、高品質のフリウリ・グラーヴェ D.O.C.を造ることで定評があります。ワイン造りは伝統的手法の良い部分と最新のテクノロジーをうまく融合させた形で、手間暇を惜しまず、決して量を求めない高品質・少量生産を貫いています。レナルド家の歴史は1800年初頭にまでさかのぼることができます。常にオンタニャーノのワイン造りと共に歩んできましたが、10年程前にワイン造りにおいて大改革を行いました。
それはまず、レナルド家の畑に最も合ったブドウ品種を研究し、それを厳選して栽培することでした。そして更にそのブドウ自体の凝縮度を高めるために、1ha当たりのブドウの収量を厳格に調整しました。また、洗練された新しいテクノロジーを積極的に取り入れることにも努力をし、その結果、近年ワインの個性・品質を飛躍的に向上させることに成功しています。
信頼のおける性格がそのままワイン造りにも
オーナーであるマッシモ氏の性格、“非常に生真面目で計画的、何時も清潔で整理されている”がそのまま出ているワイナリー。ワインにも彼の性格がそのまま現れており、伝統に固執せず、常に新しいテクノロジーをいち早く取り入れる時代感覚を持っています。 また、インターナショナルマーケットを見据えたワイン造りを行い、特にニューヨークなどの最先端市場においても、その人気は急上昇中です。