フルール ド クルテイヤック 2018
熟成: 一部をバリックで熟成
テイスティング コメント
艶のある濃いルビーレッド。香りはチェリーやプラムのフレッシュなアロマにハーブ、ペッパーなどのスパイスのノート。そして軽いスモーク香、上品な樽のニュアンスが折り重なる。口に含むとフレッシュで、非常になめらかテクスチャー。丸みを帯びたタンニンと調和のとれた酸味。ジューシーな果実味が口いっぱいに広がっていく。アルコール感が充実したリッチテイスト。官能的なしなやかさを持ち合わせ、エレガントな余韻へと誘ってくれる。合わせるお料理は、牛肉の赤ワイン煮込み、仔羊・鶏肉のロースト、グリル料理など。
2022年4月試飲
ドメーヌ ド クルテイヤック / ドメーヌ メヌレ
数多くのワイナリーを手掛ける凄腕醸造家、ステファン ドゥルノンクールがコンサルタントを務めるドメーヌ ド クルテイヤックのセカンドワインです。この価格帯でセカンドワインを造るのはたいへん珍しいことです。このワインは比較的樹齢の若い木の葡萄を使っています。一部はドメーヌ ド クルテイヤックに使わなかったプレスワインを使用します。
収穫は機械で行います。除梗し、セラーで良い葡萄だけを選別します。発酵は品種ごと、区画ごとに分け、ステンレスタンクと小型のコンクリートタンクを使い、27度から30度に温度コントロールしながら行います。フレッシュさと果実味を失わないよう、一部のみバリックで熟成させ、ワインにエレガントさとまろやかさを与えています。
しっかりと濃い色合い、フレッシュかつフルーティで非常によくバランスが取れています。「カシミヤを液体化したようなイメージ」というドミニク メヌレの言葉どおり、非常にシルキーでしなやかな口当たりです。