エウダルド・マッサナ・ノヤ アル・プリメ 2016
冷やして美味しい軽やかな赤ワイン。オーガニック認証を持つ自社畑で栽培されたテンプラニーリョだけを使って造られた若飲みタイプです。飲み頃温度は13~15度でお楽しみください。
【テイスティング・コメント】
透明感のあるルビー。粘性は高め。アロマは新鮮で赤系果実が支配的。チェリーやストロベリー、イチジク、赤い花、そしてバラのドライフラワー、ローズマリー、ナツメグ、ブラックペッパーなどのスパイス、鉱物、ミネラルのノートが混じり合う。華やかで魅力的な芳香が広がり、ほんのりとフルーティーな甘さが感じられる。アタックはソフトでなめらか、舌上に微かに気泡が感じられる(ほんの微か)軽快な口当たり。フレッシュさが綺麗に保たれておりジューシーな果実味が伸びやかに広がる。味わいはピュアで、香り同様に華やかな風味が口中を満たし、力強くフルボディのものが多いテンプラニーリョにあって繊細さとキュートな一面を合わせ持つ。暑い時期に少し冷やして楽しみたいミディアムボディの赤ワイン。柔らかで渋みがやさしくスイスイと杯が進む。合わせるお料理は牛や鴨肉のロースト、鶏肉の香草パン粉焼き、魚のカルパッチョ、麻婆豆腐、茸のリゾット、フレッシュチーズなど。
※2017年7月試飲
■エウダルド・マッサナ・ノヤ
エウダルド・マッサナ・ノヤは、アルト・ペネデス地方にあるマセット・デル・ジェオーぶどう園を所有。1600年からこの地(サン・パウ・ドルダル)に住み始め、当時からぶどう栽培を行っていたそうです。そして、近くの修道院にワインを献上していました。ワイナリーとしての出発点は1777年。それから1917年に新しいぶどうの栽培とカバ造りを始め、現在に至るまで代々伝統を重んじた製法で良質なカバやスティルワインの生産を行っています。現在は9代目となるエウダルド氏がこのワイナリーを営んでいます。
フィロソフィー「最善をつくすこと」
エウダルド・マッサナ・ノヤのフィロソフィーは、「最善をつくすこと」。ワインを通して、お客様へすばらしい味わい、すばらしい香り、エレガントな口当たり、感動を与えることです。これは代々エウダルド・マッサナ・ノヤに引き継がれてきたもので、9代目の現オーナーである、エウダルド・マッサナ・ノヤにも引き継がれています。さらにエウダルド・マッサナ・ノヤ氏は次のようにも語っています。
『私たちのワイン造りにとって最も重要な要素は、ぶどう畑での仕事です。『ビオディナミ農法』にのっとり、月のリズムに合わせて農作業をすることです。また、自分たちのぶどう畑、ぶどう品種、その生産性等、ぶどう畑に関するすべてのことを知り尽くし、ワイン造りをすることも重要です。』
オーナー兼醸造家エウダルド・マッサナ・ノヤ氏から日本の皆様へ
『私たちの畑、ボデガはすべてエコロジーなものです。環境に配慮し、人工的なものは使わず、質の高いカバやワインを造りたいと考えております。そのために私たちは、遺伝子組み換え商品や化学合成物質などは一切使いません。また、植物と大地のすばらしい関係を築くよう、生物動力学的に言い換えますと、月の暦に基づいてぶどう畑での農業を営んでおります。皆様、地球の環境維持のために、オーガニックワインをたくさんお飲みください。』