ラロッシュ ラ・シュヴァリエール シャルドネ 2018
畑:ミネルヴォワ、ベジエール、アグド、ベダリウー、モンペリエ、ニーム。多様な畑のブドウをブレンドすることにより複雑さをワインに与えています。
醸造:ラロッシュのチームによってワイナリーで空気圧圧搾。12-15度で24時間安定させアロマをマストに浸出させます。12日間ステンレスタンクで15度で発酵。熟成は6カ月澱と共にステンレスタンクで行います。
テイスティング・コメント
輝きのあるグリーンがかった淡いイエロー。粘性は中程度。アロマはエキゾチックかつフレッシュな果実香が支配的で、柑橘類やリンゴ、白桃、メロンの香りが広がりアクセントにミネラル、心地よい塩気が感じられる。良い意味でシンプル、清涼感に満ち溢れる。口に含むと爽やかでなめらか。ジューシーな果実味と生き生きとした酸とのバランスがよくとてもクリアーな印象で、繊細さを併せ持つ。ブルゴーニュとまではいかないにしてもエレガントな飲み心地。香りと風味が共にリンクし、純粋でアフターテイストの切れ味がよい。ラロッシュワインの入門編としておすすめの白。合わせるお料理は、貝類やシーフード料理、海老のオリーブオイルソテー、アクアパッツア、野菜のフライ、和食など。
2018年7月試飲(2016年ヴィンテージ)
マス・ラ・シュヴァリエール
マス・ラ・シュヴァリエールはシャブリのドメーヌ・ラロッシュがランドックに所有するワイナリーで、トップキュヴェはペロリ・シャルドネと、シラー&グルナッシュからなるロカ・ブランカです。畑は、ペロリが粘土石灰土壌で標高400mに位置し比較的冷涼な場所でシャルドネに特化。一方、ロカ・ブランカは片岩、石灰質、粘土ローム質が混ざる土壌で標高は200~250m、ゆるやかに起伏する丘にあります。丘の上に吹く冷たい風が酸を保つのに役立っています。
シャブリの名門「ドメーヌ・ラロッシュ」
ドメーヌ・ラロッシュは創業1850年で、シャブリで最も歴史のある生産者のひとつとして知られており4つのグラン・クリュと、10のプルミエ・クリュを含む計60haの畑を所有するシャブリの名門です。樹齢60年以上の古樹を含む広大な畑全域でサステイナブル農法を実践し、厳しい選果により収穫した葡萄から造られるワインは高品質で定評があります。