ラロッシュ ラ・シュヴァリエール ヴィオニエ 2016
畑:ミネルヴォワ、ベジエール、アグド、ベダリウー、モンペリエ、ニーム、セヴェンヌ
醸造:ラロッシュのチームによってワイナリーで空気圧圧搾。24時間最高10度で冷却安定を行います。12日間ステンレスタンクで15度で発酵。マロラクティック発酵は行わず快活な酸を保ちます。熟成は6カ月ステンレスタンクで行います。
テイスティング・コメント
輝きのあるレモンイエロー。粘性は中程度よりやや高め。アロマはエキゾティックでオレンジの花とスパイスの香りを基調に、アプリコットやピーチ、マンゴーなどの果実香が豊かに広がる。他に白いバラやアニス、蜜蝋の香り。そして砕石や僅かにスモーキーな香りとミネラルのようなほろ苦さ。アタックはなめらかで芳醇な果実味が広がり快活な酸とミネラルが絶妙のバランスを保っている。熟れたフルーツの風味が瞬く間に広がり、味わいは鮮明で過熟感のないエレガントなスタイルに仕上がっている。ボディが程よくあり重すぎないのがよい。アフターには果実のフレーヴァーが持続する。合わせるお料理は、シーフード、海老をメインとした料理、生春巻き、バーニャカウダ、タコスなど。
2018年7月試飲
マス・ラ・シュヴァリエール
マス・ラ・シュヴァリエールはシャブリのドメーヌ・ラロッシュがランドックに所有するワイナリーで、トップキュヴェはペロリ・シャルドネと、シラー&グルナッシュからなるロカ・ブランカです。畑は、ペロリが粘土石灰土壌で標高400mに位置し比較的冷涼な場所でシャルドネに特化。一方、ロカ・ブランカは片岩、石灰質、粘土ローム質が混ざる土壌で標高は200~250m、ゆるやかに起伏する丘にあります。丘の上に吹く冷たい風が酸を保つのに役立っています。
シャブリの名門「ドメーヌ・ラロッシュ」
ドメーヌ・ラロッシュは創業1850年で、シャブリで最も歴史のある生産者のひとつとして知られており4つのグラン・クリュと、10のプルミエ・クリュを含む計60haの畑を所有するシャブリの名門です。樹齢60年以上の古樹を含む広大な畑全域でサステイナブル農法を実践し、厳しい選果により収穫した葡萄から造られるワインは高品質で定評があります。