ベスラ ド ベルフォン キュヴェ デ モワン ロゼ ブリュット NV
ドサージュ: 8g/l 瓶内熟成: 36ヶ月以上
テイスティング コメント
ブロンズがかったサーモンピンク。粘性は中程度。香りにはストロベリーやチェリー、ピンクグレープフルーツ、ミカン、ライム、バラの花びら、サンザシ、フェンネル、アニスのアロマ。そして仄かなスモーク香、ナッツやアーモンドのような香ばしさや、土壌由来のチョーク、濡れた石、ミネラルのニュアンスが現れ複雑性が増す。口に含むと爽やかで力強い果実味ながら、繊細な発泡が何とも小気味よくエレガント。柔らかな酸とのバランスがよく鮮やかですっとするような軽快さと、そこにフィネスがしっかりと感じられる程よいボディ感を備えている。フルーティーな辛口のロゼ、果実とスパイスが混ざり合う優雅な余韻へと誘う。合わせるお料理は、鶏・豚肉を中心とした料理、鴨肉やオマールのロースト、サーモン(トマトソース)、マグロの刺身、天ぷら、寿司など。
2017年10月試飲
シャンパーニュ ベスラ ド ベルフォン
世界中のグルメに愛されている“ベスラ ド ベルフォン”
1843 年に“エドモンド ベスラ”によってアイ村に設立されたシャンパーニュ メゾンです。その後、二人の孫ヴィクターとエドモンドによって引き継がれます。1920年、エドモンド ベスラとシャンパーニュ地方の貴族であったイヴォンヌ ド メリック ド ベルフォンが結婚し、「ベスラ ド ベルフォン」の伝説が誕生したのです。
美食家の為のシャンパーニュ
1930 年、当時パリで最高級のレストランであった"La Samaritaine de Luxe" から『デリケートで軽やかな泡の、食事全てを通して楽しめるシャンパーニュ』との要望を受け、数多くの中から選定されます。これが、ベスラ ド ベルフォンの看板商品である“キュヴェ デ モワン”であり、「美食家の為のシャンパーニュ」と呼ばれる所以でもあります。
食中酒としてのシャンパーニュというコンセプトのもとに造られるこのワインは、マロラクティック醗酵を行いません。独自のフレッシュなスタイルと自然な酸が熟成の先まで続くための判断です。また、瓶内二次発酵時に加えるリキュール・ド・ティラージュの量を極力抑えています。これにより、ガス圧が4.5kg/㎠に抑えられ極めて軽やかで、繊細かつクリーミーな泡が生まれるのです。
自社畑は35ha。加えて主にマルヌ ヴァレーにある約100のグロワーからの選りすぐりの葡萄が供給されます。1999 年からセラー マスターとなったCédric Thiébault が、伝統を守り尊重するとともに、更にエレガントでフィネスに優れた「食事と共に楽しめるシャンパーニュ」のスタイルを確立しています。20 年以上継続してパリの「オルセー美術館」公式シャンパーニュであり、昨年からは「ルーヴル美術館」の公式シャンパーニュにも選定されています。
キュヴェ ド モワンは食事に合う傑作ワイン
キュヴェ ド モワンは80年以上の歴史ある、最高品質のシャンパーニュを使用した特別であり唯一の製法の代表作です。高い割合で特級と1級のワインを使用して生産しています。ティラージュ リキュールの使用は最小限であり、その結果、生じる泡はより軽く、より穏やかです。深さのある新しいセラーはゆっくりとした瓶内二次発酵を可能にし、なめらかで持続性のある泡の発展を促進します。繊細な泡と泡立ちの軽さはクリーミーな風味を与えています。くちに含んだ瞬間からその「感覚」を感じるでしょう。キュヴェ ド モワンは食事に合う
傑作ワインとして特別に作られたシャンパンなのです。