ダックホーン ヴィンヤーズ ザ ディスカッション ナパ ヴァレー 2017
ワイナリーが設立して、ダックホーンが初めてのワインをリリースする前に、オーナー夫妻とワインメーカーはよくキッチン テーブルを囲んで、熱い議論を戦わせたものです。ワインつくりに激論を戦わせながらも、彼らは品種別のバラエタル ワインを作ることを柱にしたのですが、ダックホーン社はいつもナパ ヴァレーの多くの個性を持つ畑から数種類のキュヴェを芸術的にブレンドすることに、魅力を感じていました。深みがあり複雑な個性を持つ世界クラスのエステートワインをつくり上げること、自社畑のブドウのみをブレンドしたザ ディスカッションはダックホーン ヴィンヤーズの商品群の頂点を代表し、優れたワイン作りを定義する為にかわらぬ対話を続ける姿勢を現しています。
100%自社畑(スリー パームス、スタウト、モニター リッジ、レクター クリーク、パツィマロ、コルク ツリー)の6 つの自社畑から。
熟成: 仏産新樽で 18 カ月、その後古樽で 6 カ月、トータルで 24 カ月熟成
評価
2015VT ワイン スペクテーター: 95点獲得
テイスティング コメント
艶のある濃い赤紫/ガーネット。香りはクランベリーやブラックチェリー、プラム、スミレのアロマにドライハーブ、木樽由来のバニラやダークチョコ、ココアのヒント。そしてナツメグ、ブラックペッパー、クローブなどスのパイス、僅かにミント、タバコの香り。次第にカラメルやトフィーなどほんのり甘いニュアンスが現れる。口に含むとしなやか。パワフルながら舌触りはビロードのようになめらかで、しっかりとした丸いタンニンと程よい酸が感じられる。カベルネ主体らしくカチッとした骨格をもち、それでいて味わいはまろやか。魅力的な赤や黒のベリーフルーツにカシス、プラムの風味が交わり上品かつスモーキーなオークの要素がアクセント。広がりと質感のあるフィネス。粘性を感じるリッチなフィニッシュ。合わせるお料理は、牛やラム、鴨肉のロースト、スペアリブ、すき焼きなど。
2020年4月試飲(2015年ヴィンテージ)
ダックホーン ヴィンヤーズ
「ナパのメルロと言えばダックホーン、ダックホーンと言えばナパのメルロ」
ナパ メルロを世に知らしめた立役者
ダックホーンはナパ ヴァレー セントヘレナの北に、ダンとマーガレットのダックホーン夫妻により1976年に設立されたワイナリーです。今でこそ「ナパのメルロと言えばダックホーン」と言われるようになりましたが、北米で最高のナパ ヴァレーワインの生産者としての地位を確立するために40年もの歳月を費やしてきました。当時ブレンド用品種としかみなされていなかったメルロを、主体にしたワインで見事に大成功を収め、メルロは今日に至ってもダックホーンを代表するワインとして高い評価を受けています。
はじめはカベルネ ソーヴィニヨンとメルロからのスタートでした。ともに1978年が最初のヴィンテージで、次いで1982年にソーヴィニヨン ブランを、そして2012年にはシャルドネが加わりました。これまでの経験を活かし、伝統を重んじながら、品質への追求を続けさらなる発展を目指しています。