ツァーヘル ウィーナー ホイリゲ 2024 オーストリア白の新酒
“ゲミシュターサッツ”のホイリゲです。
ゲミシュターサッツとは、ひとつのブドウ畑に、複数の葡萄品種を混植し、同時収穫し、一緒に混醸するウィーンの伝統的ワイン。そのような混植混醸のワインをゲミシュターサッツと呼びます。ツァーヘルのゲミシュターサッツはシャルドネ、リースリング、グリューナー フェルトリーナーなどのフィールドブレンドです。葡萄はウィーンの銘醸畑「ヌスベルク」の区画畑から収穫。高い品質の本格ワインとして楽しめるホイリゲ(新酒)です。
テイスティング コメント
フレッシュなリンゴや洋梨、白桃の香り。そして柑橘類の皮、カルダモン、ミネラルのヒント。ピチピチと弾ける軽快な飲み口で、ジューシーな果実感に溢れています。まるで搾りたての果汁の様。果実のフレーヴァーが余韻まで続き親しみやすい味わいに仕上がっています。
ツァーヘル
ツァーヘルのワイナリーは1766年マリア テレジアによって“マウワー”の小学校として建てられました。ツァーヘル家は3世代に亘ってワイン造りを行っています。わずか0.5ヘクタールの畑から、ホイリゲは4つのテーブルから始めました。今日ツァーヘルはウィーンでも最も有名な畑ヌスベルクなど、ウィーン全ての葡萄生産地に畑を持つまでに成長しました。日本へは2005年以来毎年安定した品質のホイリゲ(新酒)を輸出しており、日本市場におけるホイリゲワインの草分け的存在です。エステートのロゴの「バタフライ蝶」は自然な葡萄栽培を象徴しています。
ホイリゲとは
ホイリゲはオーストリアを代表するワインですが、ホイリゲの故郷といわれるウィーンで造られるホイリゲが本場のホイリゲと言えます。“ホイリゲ”には2つの意味があり、1つはその年収穫してできた“新酒”のことで聖マーティンの日(11月11日)から1年間ホイリゲとして飲まれます。もうひとつはそのホイリゲワインをだす“居酒屋”のことをさします。
ホイリゲ=居酒屋の歴史
ホイリゲと呼ばれる居酒屋の歴史は今から220年以上前に遡ります。マリア テレジアの息子である皇帝ヨーゼフ2世はウィーンの葡萄農家に「自家製ワインを小売し、簡単な食事を供してよい」という特別許可を与えました。