エスターハージー エストラス ブリュット NV
畑: グロースホーフライン、ルスト
土壌: 砂質土壌、ライムストーンにミネラルが含まれる土壌
醸造: 伝統的なシャンパーニュ方式(瓶内二次発酵)。18ケ月間澱と一緒に寝かせる。
テイスティング コメント
薄っすらとピンクがかった淡いゴールドの色調。香りはシトラス、リンゴ、ドライアプリコットのアロマとジンジャー、スパイスのノート。そしてイーストやブリオッシュなどの香ばしい香りを感じる。口に含むとフレッシュでジューシー。豊富なミネラルをバックボーンに重心はやや低く、際立つ輪郭としっかりとした構造をもつ。仄かな甘みと苦みのコントラストが絶妙で充実した飲み応え。アフターには魅惑的な果実のフレーヴァーが持続する。
合う料理 フルーツサラダ、白身魚のカルパッチョ、鴨肉のロースト フルーツソース、鶏肉料理、鮭とほうれん草のグラタンなど。
2023年4月試飲
エスターハージー
アイゼンシュタット市の郊外に、エスターハージー宮殿を望み、モダンなデザインのワイナリーが建てられました。他社とは比べようのない独自のワイン醸造技術は、土地の特徴とそれぞれのブドウ品種のアロマとフレーバーのすべてをワイングラスにまでもたらし、味わい楽しめることを第一に考えたものです。代々受け継がれてきたワイン造りの伝統と近代的な技術を結びつけることを目標に掲げ、高品質なワインを世に送り出しています。エスターハージー ワイナリーは、オーストリアにてワイン醸造の技術の開発と最新技術の導入におけるリーダーシップを担っています。
ブルゲンランド州の重要な文化遺産「エスターハージー宮殿」
エスターハージー公爵家の豪華な宮廷の生活は非常に有名でした。マリア・テレジア皇后のみならず、エスターハージー ワインは多くの人々から高い評価を受けていました。このワインはパノニアのマイルドな特別な気候で育ったブドウをエスターハージー宮殿のワインセラーで醸造した高級ワインです。世界的に有名な音楽家ヨーゼフ ハイドンは長く宮廷に住み、1789年の書物には給料の一部をワインで支払いを受けていたとの記載が残っています。また、贅沢に慣れ親しんだドイツの有名な詩人ヨハン ヴォルフガング ゲーテはエスターハージーのコレクションの印象的な財宝を見て、「エスターハージーの妖精の国」と称しています。
エスターハージー侯爵家はオーストリアのパノニア地方で数世紀にわたり文化的功績を収めてきました。17世紀からワイン栽培と醸造に携わり、ハプスブルグ王朝の女帝マリア テレジアはエスターハージー家のワインを高く評価していました。