ビルカール サルモン エクストラ ブリュット NV
純粋で自然… Pure and Natural...
このエクストラ ブリュットは、昔、パリの三ツ星レストラン“ギー サボワ”や“アルページュ”のシェフからのリクエストによるもので、ノン ドサージュ(0g/l)でつくられています。コンセプトは、ピュアな味わいを持つナチュラルなシャンパーニュ。3品種のぶどうをバランスよくブレンドし、『明瞭』で『優雅』な『芳香性』のある、鮮やかなスタイルに仕上げています。緊張感のあるミネラルと、白い果実の魅惑的な味わいが特徴です。
テイスティング コメント
鮮やかな黄金色。熟したリンゴや洋梨、ドライフルーツの香り。そしてレモン、石灰的なミネラルのニュアンスが相まって透明感に溢れる。さらに白檀、ナッツ、ブリオッシュ、紅茶などの香り。気品と奥行を感じる複雑なブーケ。味わいはフレッシュかつしなやかで伸びやかな果実感。白い果実の充実したエキス分にビスケットを想わせる香ばしさ。豊かな酸味が緻密さを与え、キリリとしたミネラルとともに味わいを支えている。優雅で明瞭、上品な中にもピュアさが光る。バランスがとれており引き締まったフィニッシュ。合わせるお料理は白身魚のマリネ、仔牛肉のカルパッチョ、ホタテのバターソテー、刺身、寿司、繊細な食材を使った和食など。
2020年6月試飲
ビルカール サルモン
ビルカール サルモンは1818年ニコラ フランソワ ビルカールと妻であるエリザベス サルモンによって、シャンパーニュ地方はマレイユ スール アイ村に設立されました。ビルカール家は17世紀から続く家系であり、200年以上7世代に亘り一族経営を貫いている希少なメゾンです。自社畑は約20へクタール。他の葡萄は、エペルネから半径20km圏内にある60へクタールの自社管理の葡萄畑と異なる40のクリュ、約220へクタールの契約農家から供給されます。
ピノ ノワールとシャルドネはモンターニュ ド ランスとコート ド ブランより、ピノ ムニエはヴァレ ド ラ マルヌから収穫されます。伝統を厳守して、醸造はブルゴーニュの小樽で行います。ヴィンテージワインはセラーマスターであるフランソワ ドゥミ氏がすべて選定しています。ワインは17世紀から19世紀にまたがって地下深く掘りこまれた白亜質の天然セラーで9~11度の温度で寝かせられています。家族経営ならではの「妥協なき品質追求」、「独自の手造り製法」、「少量逸品主義」をモットーとして伝統的な手造りによる高品質なシャンパーニュを造り続けています。
ビルカール サルモンのロゴは古代のケルトの組紐紋をベースにデザインされており、「B」と「S」のイニシャルが織り込まれていると同時に、曲線と角、柔軟さと堅固さを葡萄の実、蔓、房、花柄に重ね合わせて洗練された形に表現されています。家族経営であり続ける事、それが、ビルカール サルモンがまさに、かけがえのない、人をひきつけてやまない、個性あるメゾンである事の証明なのです。
フランスの星付レストラン全店でオンリスト
「ビルカール サルモン」は、フランスのミシュラン星付レストラン全店で取り扱いされている実力派シャンパーニュ メゾンです。1999年6月ストックホルム(スウェーデン)で行われた20世紀を代表するシャンパーニュを選ぶブラインド テイスティングにて150種の中から“キュヴェ ニコラ フランソワ ビルカール1959”が世紀のシャンパーニュとしてNo.1を、さらに“同1961”がNo.2の栄誉を獲得しました。
また、フランスで権威あるワイン専門誌『ラ ルヴュー デュ ヴァン ド フランス』では2ツ星にて評価されています。2ツ星 は、ビルカール サルモンを含め僅か11社と少なく、5000社以上あると言われるシャンパーニュの生産者の中でもトップクラスの造り手と言えます。