ラ ヴィエイユ フェルム スパークリング レゼルヴ ブリュット NV
ブレンド後ステンレスタンクで澱と共に熟成をさせ、定期的にバトナージュを行います。独自に開発した特殊な炭酸ガス注入法で、アルコール発酵時に発生した炭酸ガスを保管し、その後特殊な膜でろ過した細やかな泡沫をボトルに再注入します。この新技術を取り入れた結果、驚くほどクリーミーなスパークリングワインが完成しました。
テイスティング コメント
明るいレモンイエローにグリーンのトーン。香りは白桃や洋梨、リンゴ、白い花など華やかで上品なアロマが広がり、次いでブリオッシュやヘーゼルナッツの香り、土壌からくる石灰やミネラルのニュアンスが新鮮さと深みを与えている。口に含むとスムーズでしなやか。はっきりとした酸味が印象的で透明感に溢れる。ドライな味わいの中、花の蜜のような仄かな甘さを伴い、爽やかでジューシー、同時に心地よい緊張感が感じられる。ボディは程よくあり、余韻は軽やかで飲み疲れることがない。スイスイと杯が弾み、何よりも口当たりが良い。合わせるお料理は、サラダ、白身魚のカルパッチョやソテー、鶏肉料理、クリーム系のデザートなど。
2019年3月試飲
ファミーユ ペラン
ペラン ファミリーは南ローヌの主要アペラシオンに300ヘクタール以上の畑を所有し、個々の品種が最も適したテロワールを見極め、古くからオーガニック栽培を実践しています。その歴史は1909年にシャトー ド ボーカステルを購入したことから始まり、3代目のジャック・ペランが全ての基礎を築きました。4代目のジャン ピエール ペランはコストパフォーマンスの高いネゴシアン ブランド、ラ ヴィエイユ フェルムを発売し、1989年にはカリフォルニアのボーカステルとも言えるタブラス クリークをリリースしました。時代とともに革新を続けながらも、「ワインは自然の力だけで造るもの」というポリシーを貫き、父から子へと家族の伝統を受け継いでいます。
ラ ヴィエイユ フェルム シリーズ
ペラン ファミリーが手掛けるリーズナブル レンジ「ラ ヴィエイユ フェルム」シリーズ。ファースト ヴィンテージは1970年に遡ります。ラ ヴィエイユ フェルムとは“昔ながらの農家”という意味で、このワインの生みの親、ジャン ピエール ペランが住んでいる家をモデルにしています。コストパフォーマンスの高い日常ワインとしてフランス国内はもとより、ワイン先進国でも大変人気があります。ラベルには昔飼っていた鶏がデザインされていますが、フランスの国鳥を描くことでフランスワインということを分り易く表現しています。