テヌーテ・ロセッティ ティノ・ロッソ・トスカーナ 2013
チェッレート・グイーディにある畑は南向きの丘陵地帯で、標高100~300mに広がっています。土壌は粘土質で、一部に石が混ざっています。収穫は9月中旬から10月中旬に畑で選別をしながら手摘みで行います。品種ごとにステンレスタンクに入れ、23度から25度に温度コントロールしながら発酵「させます。マロラクティック発酵までステンレスタンクで行った後、フレンチオークの新樽に移し、18ヶ月熟成させます。リリースするまでに最低6ヶ月瓶熟させています。
【テイスティング・コメント】
エッジが赤紫がかった深いルビー。粘性は高め。香りには熟したラズベリーやチェリー、カシスのコンポートなどの凝縮した果実香にドライトマト、ドライフラワー、タイム、芳しいオークのノートがアクセント。上品かつリッチな樽香には甘いバニラエッセンスやチョコ、モカ、お香、シナモン、クローブを思わせる。他にタバコ、なめし革、バルサミコの香り。そしてローストしたアーモンドのような香りが次なるブーケに現れる。アタックはなめらかで濃密な果実感。エキス分が充実し濃厚な味わいにも酸がしっかりと感じられ味わいはぶれない。素晴らしいボディと骨格は、まさにシルキーなタンニンと豊かな酸味によるもの、よく溶け込んでおり質感がある。辛口にしてほんのりと甘いテイスト、同時に高いアルコール感から熟度の高さが窺い知れる。しっとりとしたふくよかなフルボディで、コクがあり、アフターの余韻の長さも突出している。合わせるお料理は、赤身肉のローストや煮込み料理、ラム肉の香草焼き、茄子の挽肉詰め、オリーブオイルを使った料理など。
※2017年12月試飲
■テヌーテ・ロセッティ
テヌーテ・ロセッティは、アブルッツォを本拠とするファルネーゼ・グループがトスカーナで展開する別ブランドです。アブルッツォ、シチリア、プーリア、カンパーニャ、バジリカータに続いて、ついに新たにトスカーナに進出しました。以前からファルネーゼと協力関係にあったRossetti社とのパートナーシップによって実現した高コストパフォーマンスのトスカーナワインです。
新プロジェクト、テヌーテ・ロセッティ(トスカーナ)
新たにトスカーナでワイン生産を開始。個人の栽培農家から葡萄を購入、というファルネーゼの従来のシステムを採用。顧客からファルネーゼ・スタイルでコストパフォーマンスの高いトスカーナが欲しいというリクエストが多かったため始めたプロジェクトです。
「ファルネーゼ」 ルカ・マローニで、幾度となく最優秀生産者に選出される実力派!
価格と品質と両面からの評価による、『消費者向けのイタリアワインガイドの決定版』ともいえる辛口ワイン評価誌『ルカ・マローニ(ANNUARIO DEI MIGLIORI VINI ITALIANI)』で、幾度となく最優秀生産者に選出されるアブルッツォ州を代表する生産者です。ファルネーゼは何度も生産者の頂点に君臨し、数々のワインコンクールで高く評価され国際的にその名が知られています。