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2020年2月

ピエモンテの革新的な造り手 「ロベルト・サロット」

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遅摘みしたブドウ × 熟成樽による上品な甘さ、斬新なバルベーラ

ロベルト・サロット バルベーラ・ダルバ ブリッコマッキア 2018

ピエモンテの地葡萄を愛し、斬新なアイデアで素晴らしいワインを次々と世に送り出す生産者、ロベルト・サロット。アパッシメント製法を取り入れた独自の方法で造られるバローロやバルバレスコは長期熟成に必要なしっかりとしたタンニンを存在させながらも、リリースしてすぐに楽しめるまろやかな味わいが特徴です。

本日はバルベーラ・ダルバをご紹介します。

このバルベーラは単一畑「ブリッコマッキア」のブドウを使用しています。バローロのエリアにある畑で、バローロ村とノヴェッロ村の間、東向きの丘に位置します。遅摘みし、大部分を伝統的な大樽で、一部トノーを使い6~9ヶ月熟成させています。

ロベルト・サロット バルベーラ・ダルバ ブリッコマッキア 2018
Barbera d’Alba Briccomacchia /Roberto Sarotto

香りはラズベリーやブルーベリー、スミレのアロマに、シナモンやブラックペッパーなどスパイスの香りがアクセント。そしてタバコ、バニラやチョコ、ローストしたオークの香り。次第にリコリスやドライフルーツ的要素も現れる。口に含むとスムーズでふくよかなボディ。ほんのり甘く煮詰めた果実のような充実した風味が広がりスパイシーさと芳しいオークの要素との融合。キメ細かなタンニンが溶け込んでおり舌触りはなめらか、しっかりとした構造をもつ。コクと深みを備えた柔らかなフルボディ。値ごろ感がありながら余韻の長さが突出している。

合わせるお料理
牛・仔羊のロースト、ジビエ、ミートソース料理、ラザニア、サラミ、チーズフォンデュなど。

産地: イタリア ピエモンテ
品種: バルベーラ100%
タイプ: 赤ワイン フルボディ

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土着品種と国際品種の調和「セッラカヴァッロ」

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土着品種と国際品種の調和「セッラカヴァッロ」

カラブリア州はイタリア半島をブーツに例えると「つま先」に当たる場所で、東にイオニア海、西にティレニア海が広がり美しい海岸線がとても有名です。また内陸部には山岳地帯が広がり恵まれた自然の景観を楽しむことが出来ます。

「セッラカヴァッロ」は、カラブリア州、北部ビシニャーノ村に位置します。古くから栽培されていた地品種に着目し、マリオッコ・ドルチェやペコレッロなどの希少品種に国際品種をブレンドしたワインが幅広い層の人気を呼んでいます。

本日は赤と白をご紹介します。

 

赤:マリオッコ・ドルチェ × カベルネS

セッラカヴァッロ セッテ・キエーゼ ロッソ 2017
Sette Chiese Rosso /Serracavallo

香りは熟したブラックチェリーやブラックベリーに爽やかなミント、トマトの葉、そしてペッパーやローズマリーなどのスパイスのヒント。他にタバコ葉、乾いた土のニュアンスに、ほんのり甘さが感じられる。口に含むとスムーズでなめらか。柔らかなタンニンと調和のとれた酸味、ボディは程よく円やかな果実感で満ち溢れる。幾分フルーティーで親しみやすさがあるが、落ち着いた感があり上品でまとまっている。ミディアムからフルボディで、飲み心地が良い。

合わせるお料理
酢豚、豚肉のロースト、ベーコン、マグロのステーキ、ソースカツ、鶏肉のトマト煮込みなど。

 

白:ペコレッロ × シャルドネ × リースリング

セッラカヴァッロ ベジディエ ビアンコ 2018
Besidiae Bianco /Serracavallo

香りはミネラルを基調に、シトラスや白桃、洋梨、リンゴ、香り立つ白い花のアロマ。そして石、特徴的な塩気を伴い、透明感と瑞々しさがひしひしと伝わってくる。口に含むと爽やかでボリュームのある果実感。酸とのバランスが素晴らしく、フレッシュかつジューシーなエキス分に富む。スッキリとしながら果実由来の甘さをほんのり感じ豊かなミネラル感が余韻まで続く。ハリ・充実感のある辛口の白。

合わせるお料理
シーフードサラダ、白身魚のカルパッチョ、タコと茸のアヒージョ、貝料理、天ぷら、塩・ハーブを使った白身肉料理など。

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カリフォルニアワイン・スプリング・テイスティング 2020

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カリフォルニアワイン・スプリング・テイスティング 2020

当初、インポーター37社の出展が予定されておりましたが、新型コロナウイルスの影響から数社が出展を自粛。毎年、大勢の来場者で賑わう人気のイベントですが今年はとても少なく感じました。

因みに明日開催予定の東京会場は急遽中止となってしまいました。

また本日、政府からの大規模イベントの中止要請を受け、今後予定していたイベントもすべて中止、もしくは無期延期ということに。

この事態が一刻も早く収束する事を心から願っております。

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世代交代して、より洗練されたスタイルへ「ドメーヌ・エレスティン・マッツィニ」2

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世代交代して、より洗練されたスタイルへ「ドメーヌ・エレスティン・マッツィニ」2

より洗練されたスタイルへと進化を遂げたドメーヌ・エレスティン・マッツィニ。コルクもより良いものを、ということでイタリアのアルデアシール ArdeaSeal 社の合成コルクを採用。

この合成コルクは三部構造になっていて、高い気密性はもちろん、それでいて微妙な通気性があり天然コルクと同じように作用するとのこと。これによりコルク劣化やコルク臭(ブショネ)に悩まされることがなくなります。ブルゴーニュではポンソをはじめ採用しているドメーヌが近年増えているようです。

本日はジュヴレ・シャンベルタン、1950~95年に植樹された古樹のブドウでつくるヴィエイユ・ヴィーニュをご紹介します。

ドメーヌ・エレスティン・マッツィニ ジュヴレ・シャンベルタン ヴィエイユ・ヴィーニュ 2017
Gevrey-Chambertin Vieilles Vignes /Domaine Heresztyn-Mazzini

香りは若々しく豊かで、ブラックベリーや野性味のあるラズベリー、チェリー、ザクロのアロマに、しっとりとしたバラの花弁、ハーブ、クミン、クローブ、紅茶、上品なオークのヒント。さらに鉄、ミネラルのニュアンスに加えて大地の香りが漂う。口に含むとしなやかで高密度。力強さとストラクチャーがしっかりとしたそれはジュヴレの真骨頂と言えるが、エレスティン・マッツィニのワインにはプラスの要素としてフィネス、気品が感じられる。舌触りはビロードのようになめらかで、伸びやかな酸とのバランス。熟成志向の強いジュヴレにあって、現時点でピュア、そのフルーティーな風味が素直に美味しい。まずはフルーティーな味わいを楽しんで。

合わせるお料理
赤身肉料理、鴨肉のロースト、ジビエ、マグロの赤ワイン煮など。

産地: フランス ブルゴーニュ地方 ジュヴレ・シャンベルタン
品種: ピノ・ノワール100%
タイプ: 赤ワイン ミディアム~フルボディ

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世代交代して、より洗練されたスタイルへ「ドメーヌ・エレスティン・マッツィニ」

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世代交代して、より洗練されたスタイルへ「ドメーヌ・エレスティン・マッツィニ」

エレスティン・マッツィニの前身はドメーヌ・エレスティンです。ブルゴーニュ出身のフローレンス・エレスティンとシャンパーニュ出身のシモン・マッツィニ夫妻が、2012年にフローレンスの両親が所有していたドメーヌ・エレスティンを引き継ぎ、設立しました。

以前は厳格なリュット・レゾネにより畑を管理していましたが、現在は100%ビオディナミを実践しています。天然酵母による発酵、清澄やろ過はせず月齢カレンダーに従い瓶詰め。ワインはより洗練されたスタイルへと進化を遂げています。最近注目を集めているジュヴレの新星ドメーヌです。

本日はジュヴレ・シャンベルタンのシャン・フラン区画のブドウを使用したレジョナルをご紹介します。

ドメーヌ・エレスティン・マッツィニ ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2017
Bourgogne Pinot Noir /Domaine Heresztyn-Mazzini

香りはフルーティーで魅惑的。クランベリーやラズベリー、チェリーのコンポート、ビーツ、赤い花を想わせ、フレッシュなハーブ、鉄、ミネラル、上品なオークのヒント。味わいもまたフレッシュで、華やかな香味が十分なインパクトを与える。実にピュア、香り高い果実味を尊重し抽出されたタンニンはソフト。口当たりが良くジューシーで何より瑞々しさが印象的。飲みやすく非常に綺麗なスタイル。甘美な果実のフレーヴァーが余韻に残る。

合わせるお料理
生ハム、鴨肉のロースト、鶏肉の赤ワイン煮、白身魚のポワレ、治部煮、串揚げなど。

産地: フランス ブルゴーニュ地方
品種: ピノ・ノワール100%
タイプ: 赤ワイン ミディアムボディ

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株式会社 稲葉 春のワイン試飲会 2020

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株式会社 稲葉 春のワイン試飲会 2020

今回はイタリア、フランス、スペイン、ポルトガル、チリ、ドイツのワインからおよそ120種類をテイスティング。これから暖かくなるにつれて一層美味しく楽しめる爽やかな白や泡、そして少し冷やしても美味しい赤ワインなどが数多く陳列し、季節感を感じる試飲会となりました。

また、イタリアから、「ルカ マローニ ベストワイン年鑑 2018」にて3 アイテムが 満点の99 点を獲得した唯一の生産者ロベルト・サロット氏が来日しました。

ピエモンテの地葡萄を愛し、斬新なアイデアで素晴らしいワインを次々と世に送り出してくれるロベルト・サロット氏。当店でもガヴィやバルベーラ、バルバレスコ、バローロなど人気が高く、年号の移行による味わいの変化であっても、年号毎の特徴とテロワールをうまく体現しており安定した品質に定評があります。年々ラインナップも充実し、日本でも長く愛される生産者として、その地位を確かなものにしています。

以前、お会いしたのは5年前のこと。当時よりも眼光に鋭さが増し、全身に自信が漲っているのが分かります。

オーナー・醸造責任者:ロベルト サロット氏と。

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プイィ・フュイッセの名を世界に知らしめたシャトー「シャトー・ド・フュイッセ」

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プイィ・フュイッセの名を世界に知らしめたシャトー「シャトー・ド・フュイッセ」

プイィ・フュイッセをブルゴーニュ地方南部の田舎酒からコストパフォーマンスに優れたスタイリッシュな辛口白ワインへと導き世界に大きく広めたのが、5世代にわたってシャトー・ド・フュイッセを守るヴァンサン家です。現当主は4代目のジャン・ジャックですが、造りの方は醸造学のディプロマをもつご子息のアントワーヌが担っています。ジャン・ジャックの時代は樽香が顕著に感じられましたが、アントワーヌが醸造に携わるようになり、より洗練され、バランスのとれたスタイルへと進化を遂げています。

本日はプイィ・フュイッセの40区画のブレンドによるアペラションの多様性を反映した「テット・ド・キュヴェ」をご紹介します。

シャトー・ド・フュイッセ プイィ・フュイッセ テット・ド・キュヴェ 2017
Pouilly-Fuissé Tête de Cuvée /Château de Fuissé

香りは熟したアプリコットやパイン、リンゴ、アカシア、砂糖漬けのレモンを想わせる魅惑的なアロマ。そして蜂蜜のニュアンスに、ほんのり甘さを伴うもミネラルを背景に洗練された趣。さらにヘーゼルナッツ、バニラ、スパイシーなオークのノートが混ざり合う。口に含むとフレッシュでふくよか。果実味は成熟感がありしっかりとした構造。率直で、エキゾチックなシトラスや花のやさしい含み香が緊張をほぐし軽くスモーキーなオークの要素がアクセント。丸みを帯びておりジューシーで、伸びやかな酸とのバランス。

合わせるお料理
甲殻類の料理、ムニエル、仔牛や白身肉のクリームソース煮、グラタン、エスニック料理など。

産地: フランス ブルゴーニュ地方 プイィ・フュイッセ
品種: シャルドネ100%
タイプ: 白ワイン 辛口

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テロワールをできる限り自然に。「ドメーヌ・フランツ・シャニョロー」

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テロワールをできる限り自然に。「ドメーヌ・フランツ・シャニョロー」

ブルゴーニュ地方マコネ地区に位置する「ドメーヌ・フランツ・シャニョロー」はフランツ・シャニョロー氏とカロリーヌ・ゴン氏の二人が立ち上げた新生ドメーヌです。二人は共に情熱を注ぐ醸造家で、テロワールや様々な気候を忠実に表現した個性的なワインを生産することを理念に掲げ、ブドウの樹、土壌、周囲の環境のバランスを考えビオロジック農法を実践しています。醸造過程においてもできるだけ介入せず、生み出されるワインは心地よい緊張感を伴った豊かなミネラル感が特徴です。

本日はマコン・ヴィラージュをご紹介します。

ドメーヌ・フランツ・シャノロー マコン・ヴィラージュ クロ・サン・パンクラ 2017
Mâcon Villages Clos Saint Pancras /Domaine Frantz Chagnoleau

香りは新鮮でシトラスやリンゴ、桃、オレンジの花、アカシア、ハーブ、火打石、石灰的なミネラルのヒント。そして仄かな樽のニュアンスに、杏仁やバターの香りが続く。口に含むとスムーズ、心地よい緊張感。ミネラルを軸に果実味がたっぷりとありキメ細かな酸とのバランスが秀でている。エキゾチックな風味に軽く焼いたオークの要素がアクセント。味わいが充実し浮かび上がるような余韻を持ち若々しさとドライ感、魅力的な純度を誇る。

合わせるお料理
魚介・甲殻類料理、ホワイトソースの鶏肉料理、キノコ料理、生ハムサラダ、ヤギのチーズなど。

産地: フランス ブルゴーニュ地方 マコネ地区
品種: シャルドネ100%
タイプ: 白ワイン 辛口

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贅沢仕様のメルロ100%、『私を見て!』「ディ・レナルド ジャスト・ミー」

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贅沢仕様のメルロ100%、『私を見て!』「ディ・レナルド ジャスト・ミー」

白ワインの屈指の名産地フリウリ産にもかかわらずお買い得な価格でワインをリリースしてくれる生産者「ディ・レナルド」。人気銘柄のファーザーズ・アイズやサンクスをはじめ数々の高品質な白ワインを生み出している一方で、『フリウリは白ワインだけじゃない!』と世界に知らしめたい一心で、赤ワイン造りにも尽力しています。

本日のPick Up! は「ジャスト・ミー」。
収穫したメルロ種を1ヶ月陰干し!さらには新樽100%バリックで18ヶ月もの長期熟成させた贅沢仕様のワインです。ワイン名のジャスト・ミーはメルロ100%に由来しJust Merlot → Just Me に。『私を見て!』というメッセージも込められています。

ディ・レナルド ジャスト・ミー 2016
Just me /di Lenardo

香りは濃縮感があり熟したラズベリーやブラックベリーに、ローリエ、メントール、木樽由来のバニラやトースト、コーヒー、ココア、ダークチョコ。そして樹脂、土っぽさ、クローブやナツメグなどスパイスのニュアンスが混ざり合う。口に含むと果実味が豊かでスムーズ。キメ細かなタンニンと調和のとれた酸味が交わりまろやかなテクスチャー。リッチで飲み応えがありながら、やさしく伸びやかで丸みのある余韻が心地よい。煮詰めた果実のような濃密さ・甘さと、スパイシーなオークの風味が絶妙にマッチする。

合わせるお料理
牛・仔羊のグリルやロースト、ジビエ、シチュー、スパイシーな肉料理、ハンバーグ、熟成したコクのあるチーズ(ゴーダ、ゴルゴゾーラ、ロックフォール)など。

産地: イタリア フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア
品種: メルロ100%
タイプ: 赤ワイン フルボディ

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営業時間短縮のお知らせ(2月19日)

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営業時間短縮のお知らせ(2月19日)

いつも当店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。

誠に勝手ながら、2月19日(水)は都合により、17時までの営業とさせていただきます。

営業時間
2月18日 火曜定休
2月19日 11:00~17:00

2月20日より通常営業(11:00~20:00)に戻ります。よろしくお願いいたします。