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2018年4月

完熟感のある強靭なスタイル「CH オー・バージュ・リベラル」

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シャトー・オー・バージュ・リベラルはポイヤック村に位置し、1855年のメドックの格付けでは第5級にランクイン。その歴史は18世紀まで遡ることが出来ます。ポイヤック村にはラフィットやラトゥール、ムートンといった五大シャトーのうちの3シャトーに加え、ピション・ラランドやランシュ・バージュなどのスーパー・セカンド、ラフィットやムートンのオーナーが手掛ける兄弟シャトー、さらに商業的にも人気を博す実力あるシャトーが名を連ねています。

オー・バージュ・リベラルはこれら銘醸の影に隠れた、比較的な地味な存在ではありますが、近年の品質上昇は目覚ましいものがあります。畑はラトゥールやピション・ラランドに隣接した好立地にあり、メドックの典型的な個性、完熟感のある強靭なワインとなります。

今回は2003年ヴィンテージが入荷しました。カベルネ・ソーヴィニヨン種主体で、飲み応えも十分あります。

シャトー・オー・バージュ・リベラル 2003
Château Haut-Bages Libéral

産地:フランス ボルドー地方 メドック地区 ポイヤック
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン80%、メルロ20%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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安定した人気を誇るクリュ・ブルジョワ「CH シサック」

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オー・メドックを代表するクリュ・ブルジョワの一つ、シャトー・シサック。毎年安定した品質から人気が高く、カベルネ・ソーヴィニヨン種を主体にしっかりとした骨格をもちます。従来は長期の熟成が利くクラシカルなスタイルでしたが、近年はエレガントなスタイルへとシフトチェンジをしており比較的若いうちから美味しく楽しめます。

本日はバック・ヴィンテージ2001年をご紹介します。2001年はクラシカルなスタイルです。それぞれの要素が綺麗に溶け込んでおり、その上で果実味は集約感があります。

シャトー・シサック 2001
Château Cissac

香りにはブラックチェリーやザクロ、プラムなどの果実香、ミント、アニス、ブラックペッパー、木樽由来のバニラやチョコ、白檀、ロースト香。そしてイチジクやカカオ、なめし革の香り。腐葉土や茸のニュアンスがありよき熟成が感じられる。アタックはソフトでなめらか。キメ細かなタンニンと、酸味は豊かだが溶け込んでおりシルキーで柔らかな質感をもつ。その上で果実味は集約感がありとかくスムーズでまとまりがよい。味わいは辛口に仕上げドライフルーツ的要素、熟成による土っぽさとコクが備わっている。ミディアムからフルボディ、心地よい酸と甘美なる余韻をもつ。

合わせるお料理
牛やラム肉のロースト、牛肉と茸のガーリックソテー、ササミの焼き鳥(白みそ)など。

産地:フランス ボルドー地方 オー・メドック地区
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体、メルロ、プティ・ヴェルド
タイプ:赤ワイン ミディアム-フルボディ

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サン・ジョゼフの若木によるセレクション「アントニー・パレ ヴァルヴィニエール」

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格上のサン・ジョゼフを名乗れる区画の若木によるセレクション

1973年よりワインを造り始めるサン・ジョゼフの星ドメーヌ・パレ。フランスの権威あるワイン・ガイド「アシェット」において常に高く評価されており、世界のワイン・コンクールでも数々の賞を受賞するまさにスター的ワイナリー。現在は2代目、アントニー・パレ氏が蔵元を引き継いでいます。アントニーの手掛けるワインは、香り、味わい、内容が飛びぬけて素晴らしくアペラシオンの中でも際立った輝きを放っています。

本日はコート・デュ・ローヌ・ルージュをご紹介します。このワインは格上のサン・ジョゼフの畑の区画の若木をセレクション。成長するとサン・ジョゼフとして販売されます。深く広がる味わいで、適度なボリューム感。果実味が豊富で充実しています。

アントニー・パレ コート・デュ・ローヌ・ルージュ ヴァルヴィニエール 2016
Côtes du Rhône Rouge Valvigneyre /Anthony Paret

香りにはカシスやブルーベリー、ラズベリー、ブラックチェリーのコンポート、スミレ、ラベンダー。そしてブラックペッパーやユーカリ、木樽由来のクローブやタバコ、ローストしたオークのノートが混じり合う。他にオリーブやタール、鉄、ミネラルのヒント。アタックはソフトでなめらか。果実味はピュアで、十分な濃さや凝縮味ながらもさっぱり感のあるドライ仕立て。豊富なスパイスが心地よいアクセントとなり、過熟感の無いエレガントな味わいに仕上がっている。酸味は程よくバランスがとれており、味わいはフレッシュで、まろやかなタンニンが絡み合う。ほろ苦さがアフターの余韻まで続き、甘辛のバランスが秀でた1本。ぜひ料理とともに楽しみたい。

合わせるお料理
焼き肉や豚肉の生姜焼き、鶏肉料理、ハンバーグ、ビーフシチュー、ベーコン、ラタトウイユなど。

産地:フランス ローヌ地方
品種:シラー100%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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グラン・クリュに肉薄する最上の一級「レ・ドモワゼル」

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グラン・クリュに肉薄する最上の一級「レ・ドモワゼル」

特級《ル・モンラッシェ》と《シュヴァリエ・モンラッシェ》に隣接する、ピュリニー最上の一級レ・ドモワゼル。古くからこの区画を所有していたルイ・ジャドとルイ・ラトゥールに関しては、特級シュヴァリエ・モンラッシェとして販売されていた記録がありINAO認可の下、2社が所有する「レ・ドモワゼル」は、《シュヴァリエ・モンラッシェ・レ・ドモワゼル》の名前で販売されています。

ワインは芳醇さ、バランス、フィネスにおいて一級畑の中でも突出しておりその実力はシュヴァリエ・モンラッシェに肉薄すると言われています。生産者はオー・ピエ・デュ・モン・ショーヴ、ブドウ木の平均樹齢は70年を数えます。

オー・ピエ・デュ・モン・ショーヴ ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ レ・ドモワゼル 2015
Puligny-Montrachet 1er Cru Les Demoiselles /Au Pied du Mont Chauve

香りにはリンゴや洋梨、白桃などの果実香(ドライフルーツ的要素もある)にサンザシ、レモングラス、ライムの皮、蜂蜜、スパイシーなオークのノートが混じり合う。ふわりと香る木樽由来のバニラやトーストの香り。そしてバターやクロワッサン、アーモンドなどの芳しいブーケが広がり同時に心地よい塩気や火打石、金属的なミネラルのニュアンスをもつ。アタックはソフトでなめらか。豊かな果実味に力強さを感じ、豊富なミネラルを伴う。澄み切った純粋さで満ち溢れておりしっかりとしたストラクチャーの下、凝縮度が高く、芳醇な味わいにしてフィネスを纏っている。味わうほどに美味しく、辛口ながら甘美なる余韻をもつ。温度の上昇とともにふくよかさが増し、優しく包み込むような果実とオークのフレーヴァーが持続する。

合わせるお料理
オマールや伊勢海老、魚の網焼きや蒸し焼き、仔牛の蒸し焼き シャンピニョンソース添え、フォワグラ、松茸、アワビの天ぷらなど。

産地:フランス ブルゴーニュ地方 コート・ド・ボーヌ地区
品種:シャルドネ100%
タイプ:白ワイン 辛口

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大手メゾンを独立し、高品質なワインを追求「オー・ピエ・デュ・モン・ショーヴ」

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大手メゾンを独立し、高品質なワインを追求

シャトー・ド・シャサーニュ・モンラッシェを所有する大手メゾン、ファミーユ・ピカール社から高品質なワインを追求すべく設立されたドメーヌ、オー・ピエ・デュ・モン・ショーヴ。シャサーニュ・モンラッシェ村に本拠地を置き、メゾン・ピカールの3代目フランシーヌ氏が当主を務めています。栽培・醸造はフランシーヌ・ピカール氏とメゾン新生の立役者でもあるファブリス・レーン氏などを含む4名のスタッフ。ファブリス氏はBouchard Pere & Fils社で白ワインの醸造責任者を歴任。その後、Maison Nicolas Potelでニコラ・ポテル氏の片腕として辣腕をふるい、退社後、それまでの華々しい経歴をかわれドメーヌに招聘されました。

本日は、広域ACブルゴーニュ シャルドネとヴィラージュ・アン・ピモンをご紹介します。

まずは、

ブルゴーニュ シャルドネ 2015
Bourgogne Chardonnay /Au Pied du Mont Chauve

ミネラルを含む凝縮した果実味で、味わいはしっかりとドライ感。その中にも甘みを感じるほどの旨味が集約されており、まろやかなコクが備わっている。フルーティーにして気高くもあり、実直で芯の通ったバランスのよいワインに仕上がっている。フィニッシュのキレが良く、木樽由来の芳しさがアフターへと抜ける。香りにはアプリコットや白桃、洋梨のコンポート、柑橘類の花のアロマに木樽由来のバニラやトフィー、焦がしキャラメルなどの芳しい香りがアクセント。加えてヘーゼルナッツや溶かしバターなどの香り、火打石やチョーク、ミネラルのニュアンスが複雑性を与える。

 

続いて、

シャサーニュ・モンラッシェ アン・ピモン 2014
Chassagne Montrachet En Pimont /Au Pied du Mont Chauve

アタックはなめらかで豊満なボディ感、それでいてくっきりとした輪郭をもち酸味は伸びやかでバランスがとれている。ミネラルを含みストラクチャーがしっかりとした辛口で、新鮮味はもちろん程よいオイリーさとまろやかなコクを兼ね備えている。樽の影響を強調しすぎることなく優美なテロワールを体現しており、今飲んで素直に美味しくモダンなスタイルに仕上がっている。香りにはアプリコットやピーチ、パインなどの果実香にスイカズラ、アカシア、カルダモン、アニス、ペッパー、周りをシトラスの香りが爽やかに縁どり洗練された趣がある。そして樽熟由来のトーストやヘーゼルナッツ、キャラメルの香り。石灰やスモーキーなニュアンスをもつ深いミネラルの香りがさらなるが複雑さと奥行を与える。アフターフレーヴァーの広がりも素晴らしい。

産地:フランス ブルゴーニュ地方
品種:シャルドネ100%
タイプ:白ワイン 辛口

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甘口主流の中で辛口を造り続けた奇才「ヘイマン・レーヴェンシュタイン」

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世界最上級の辛口リースリング

ヘイマン・レーヴェンシュタインの当主ラインハルト氏は「甘いブドウではなく芳香性の高いブドウ」を求めています。これは温暖地域の高い気温によって熟したブドウではなく、モーゼルのような涼しい夏の下でゆっくりと成熟することで初めて得られます。このため通常開花から100日前後でブドウを収穫するところ、最大160日まで引き伸ばすことで芳香成分とスレートに由来するフィネスを蓄積させます。収穫は11月に行われますが、ブドウはどれも通常よりも激しい昼夜の気温差を経験しています。そのためアロマのポテンシャルを最大限に発揮した驚くほど芳香性の高いブドウが生まれるのです。

彼のワインはドイツのゴーミヨ誌から「このワインを飲むと他のグローセス・ゲヴェックスが退屈に思えてしまう」、ジャンシス・ロビンソンからは「疑っている人を何かのボトルで納得させなければならないなら、これだ」と絶賛されています。さらにWA誌では95点以上をいくつも獲得し「偉大な、時代にふさわしいリースリング」と言わしめるなど、世界中の飲み手をうならせています。彼の造るリースリングが世界最上級の品質であることに議論の余地はないのです。

ヘイマン・レーヴェンシュタイン シーファーテラッセン 2016
Schieferterrassen /Weingut Heymann-Löwenstein

香りにはマンゴーやグァバなどのトロピカルフルーツやピーチ、熟したリンゴなどの果実香、ハーブ、スイカズラ、ジャスミン。膨らみのある華やかな香りが広がり奥から花の蜜のような甘い香りがあらわれる。そしてジンジャー、土壌に由来するスレートや石、硬質なミネラルのニュンアンスが感じられる。アタックは爽やかでなめらか。果実味は完熟感がありボリューミーで、それでいて味わいはドライに仕上がっている。豊かなミネラルと精緻でやさしい酸がエレガントさを醸し出し、明るくその潔さには後ろ髪を引かれる思いだ。バランスのよい甘辛度、フレンドリーで口当たりが良い。

合わせるお料理
シーフード料理、鴨肉のロースト、ベーコン、ジャガイモのグラタン、エスニック料理など。

産地:ドイツ モーゼル
品種:リースリング100%
タイプ:白ワイン 辛口

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ラインヘッセンを銘醸地へと押し上げた最優良生産者「ヴァグナー・シュテンペル」

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ドイツ最大のワイン産地であり、夏は暖かく冬は穏やかで雨も少ない恵まれたエリアであるラインヘッセン。自然条件がほぼ完璧なため、昔からワインの名産地として名を馳せていましたが、甘口ワインの「リープフラウエンミルヒ(聖母の乳)」の出現により、大量生産の産地というマイナスイメージに苦しんだ歴史的背景があります。このイメージを払拭するのに重要な役割を果たしたのが“メッセージ・イン・ア・ボトル”と呼ばれる若い生産者たちのグループです。創立は2002年で、当初のメンバーはキューリンク・ジロー、クラウス・ケラー、ヴィットマン、ヴァグナー・シュテンペルといった現在のラインヘッセンのスター生産者たち。

安ワイン産地のイメージが強い中で本格的な辛口を造っていた彼らは、周囲から注目されるようになり、次第に新聞の取材を受けるようになりました。徐々にメンバーも増え、活動の幅が広がった結果、ラインヘッセンのイメージを変えるきっかけとなっただけでなく、ドイツ中の若い生産者たちに大きな刺激を与えました。その中でも特に功績を残したのがヴァグナー・シュテンペルのダニエルです。なぜなら、彼は忘れられていた、あるいはかつては認められていなかったテロワールでも正確に解釈すれば素晴らしい品質のものになるということを世界中に証明したからです。

本日はリースリング・トロッケン・グーツヴァインをご紹介します。ジーファースハイム村近郊の複数の畑のブドウをブレンドして造られます。ベーシックレンジであるにも関わらず、本格的な辛口スタイルが十分に楽しめる1本です。

ヴァグナー・シュテンペル リースリング・トロッケン・グーツヴァイン 2016
Riesling Trocken Gutswein /Weingut Wagner-Stempel

香りにはレモンやグレープフルーツなどの柑橘類やグリーンアップル、白桃、ミント、ジャスミン。新鮮味に溢れた上品なアロマが広がりジンジャーや鉱物、燻製、典型的なミネラルのノートが混じり合う。構成としてはシンプルでクリアーな印象、洗練された趣がある。口に含むと爽やかで軽快な飲み口。ピチピチと弾けるフレッシュな酸の刺激が心地よく、味わいはドライながらもジューシーでエキスが充実している。フレンドリーでリッチな味わいの中、カチっとした硬質なミネラルを含み伸びやかでキレのある酸が全体を引き締める。中庸のボディ感があり甘辛のバランスが美しい。繊細でエレガントな余韻を引きたてる。

合わせるお料理
シーフード、チキンサラダ、ジャーマンポテト、スパイスを効かせたアジアン料理、モッツァレラなど。

産地:ドイツ ラインヘッセン
品種:リースリング100%
タイプ:白ワイン 辛口

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営業時間短縮のお知らせ(4月23日)

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いつも当店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。

誠に勝手ながら、4月23日は都合により、17時までの営業とさせていただきます。

営業時間
4月23日 11:00~17:00
4月24日 火曜定休

4月25日より通常営業に戻ります。ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

繊細な風味、フィネスと強度「シャブリ プルミエ・クリュ レ・ヴォードヴェ」

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ドメーヌ・ラロッシュは創業1850年で、シャブリで最も歴史のある生産者のひとつとして知られており4つのグラン・クリュと、10のプルミエ・クリュを含む計60haの畑を所有するシャブリの名門です。樹齢60年以上の古樹を含む広大な畑全域でサステイナブル農法を実践し、厳しい選果により収穫した葡萄から造られるワインは高品質で定評があります。

本日はシャブリ プルミエ・クリュ レ・ヴォードヴェをご紹介します。

一級畑ヴォードヴェは、スラン川左岸にある傾斜の強いキンメリジャン土壌で、表層には多くの岩がみられる。南東向きのため、ブドウは過度の熱から守られゆっくりと成熟し、繊細なフレーヴァーをもったワインとなる。ブドウ木の樹齢は35年。快活でミネラルのアロマが特徴で、熟成を経てフィネスが際立ってくる。

ドメーヌ・ラロッシュ シャブリ プルミエ・クリュ レ・ヴォードヴェ 2016
Chablis 1er Cru Les Vaudevey /Domaine Laroche

香りにはシトラスやリンゴ、白桃などの果実香に白い花々や花の蜜、爽やかなハーブのヒント。上品で控えめな樽香により活気のある果実香が尊重される。そして岩や砕いた石のスモーキーさとチョーク、たっぷりとしたミネラルが感じられ心地よい塩気を伴っている。アタックはソフトでなめらか。精緻な酸とミネラルが織りなすクリアーな口当たりでキラキラと輝く抜群の透明度、清涼感がある。極上のミネラル質はもちろんのこと純粋さと力強さを兼ね備えており味わいはドライでキレがある。繊細にしてしっかりとしたストラクチャー、アフターの余韻は長くエキゾティックな果実感にほろ苦いミネラルが混ざり合う。

合わせるお料理
牡蠣、シーフード料理、スモークサーモン、寿司、温製アスパラガス、エポワスチーズなど。

産地:フランス ブルゴーニュ地方 シャブリ地区
品種:シャルドネ100%
タイプ:白ワイン 辛口

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シャブリの名門「ドメーヌ・ラロッシュ」

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ドメーヌ・ラロッシュは創業1850年で、シャブリで最も歴史のある生産者のひとつとして知られており4つのグラン・クリュと、10のプルミエ・クリュを含む計60haの畑を所有するシャブリの名門です。樹齢60年以上の古樹を含む広大な畑全域でサステイナブル農法を実践し、厳しい選果により収穫した葡萄から造られるワインは高品質で定評があります。

本日のワインはドメーヌのフラッグシップ、“サン・マルタン”をご紹介します。

フレッシュさとフルーティーさ、そしてエレガントさを兼ね備えたワインは、シャブリ特有のミネラルが綺麗に表現されています。

ドメーヌ・ラロッシュ シャブリ サン・マルタン 2016
Chablis /Domaine Laroche

香りにはリンゴや白桃、洋梨のコンポートにレモンや柑橘類の花、菩提樹、下草のアロマ。そしてシャブリ特有のスモーキーさと鉱物のニュアンスがありミネラルが洗練さを与える。後にはヘーゼルナッツがふわりと香りまとまりがある。アタックはソフトでなめらか。活発で、鮮やかな果実味が口中に広がり新鮮さはもちろんのことフィネスが備わっている。ミネラルが存在感を指し示し心地よいアクセント、酸味は穏やかで調和がとれている。フードル(大樽)の使用がほんの僅かにあり(8%フードル55hl)樽の影響が少ないまでもフレッシュな味わいに落ち着いた印象を覚える。フィニッシュは引き締まっていてキレのよさが身上。

合わせるお料理
アペリティフ、魚や白身肉のテリーヌ、シーフード料理、またタンドリーチキンなどのエスニック料理とも相性がよい。

産地:フランス ブルゴーニュ地方 シャブリ地区
品種:シャルドネ100%
タイプ:白ワイン 辛口

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