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伝統を重んじる職人肌のヴィニュロン 「フランソワ・ゲ・エ・フィス」

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ショレイ・レ・ボーヌに本拠を置く造り手、フランソワ・ゲ。彼は7代目となる職人肌のヴィニュロンです。彼のワインは、華美な装飾がなく、「伝統的で普遍的な美しさ」を感じることができます。昔からの伝統を重んじる造りですが、現代でもなぜか古めかしさを感じない。静粛な「美」であり、いつの時代にあってもやすらぎを覚えるような、そんな時代とともに価値が落ちることのない存在であると認識できます。力強さと、繊細な果実味との融合が素晴らしいのです。

また、ブルゴーニュでは数少なくなりましたが、自身の地下蔵で飲み頃になってから出荷するという姿勢を、基本的には貫いています。本日は、バック・ヴィンテージの2007年、アロース・コルトンのご紹介です。

フランソワ・ゲ・エ・フィス アロース・コルトン 2007
Aloxe-Corton /François Gay et Fils

香りにはラズベリーやチェリーのコンポートなどの甘い果実香に牡丹、ペッパー、ハーブ、リコリスのノートが混じり合う。樽香は強すぎず白檀やコーヒーを思わせる上品な香り。そして紅茶やジャスミンティー、なめし革、トリュフ、茸、シナモン、腐葉土などの熟成香が続き表情が豊か、複雑性に富む。アタックはソフトでなめらか。果実味はエキス分が充実し、キメ細かなタンニンと豊かな酸味が綺麗に溶け込んでいる。旨みが凝縮した心地よい甘酸っぱさと熟成による複雑味が絶妙のハーモニーを奏でており、華やかな含み香ながら味わいはドライに仕上がっている。ストラクチャーがしっかりとした堅牢なつくりながらピュアさ、そして気品が感じられ、まろやかなコクと優雅で長い余韻をもつ。

【合わせるお料理】
赤身肉はもちろん鶏肉のロースト、ベーコンと茸のソテー、寿司、エスニック料理、チーズであればウォッシュタイプがおすすめ。

産地:フランス ブルゴーニュ地方 コート・ド・ボーヌ地区
品種:ピノ・ノワール100%