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2018年9月

シャンパーニュ ベスラ・ド・ベルフォンとお鮨のマリアージュ in かた田

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日頃よりカーヴ・ド・ヴェレゾンをご愛顧頂きまして誠にありがとうございます。この度、すし かた田にてシャンパーニュ ベスラ・ド・ベルフォンの会を下記のとおり開催する運びとなりましたので、ご案内申し上げます。(*直前のご案内となり、誠に申し訳ございません。)

ベスラ・ド・ベルフォンは1930 年、当時パリで最高級のレストランであった"La Samaritaine de Luxe" から「デリケートで軽やかな泡の、食事全てを通して楽しめるシャンパーニュ」をつくってほしいとの要望をうけ“キュヴェ・デ・モワン”を造り上げました。この“キュヴェ・デ・モワン”はメゾンの看板商品であり、今も世界中のグルメに愛されています。

高い割合で特級と一級の葡萄を使用して生産されるシャンパーニュは、ティラージュリキュールの使用は最小限であり、その結果、生じる泡はより軽く、より穏やかなものです。また、独自のフレッシュなスタイルと自然な酸が熟成の先まで続くための判断として、マロラクティック醗酵を行っていないのも特徴のひとつです。

伝統を守り尊重するとともに、更にエレガントでフィネスに優れた「食事と共に楽しめるシャンパーニュ」のスタイルを確立し、20 年以上継続してパリの「オルセー美術館」公式シャンパーニュであり、昨年からは「ルーヴル美術館」の公式シャンパーニュにも選定されています。

「すし かた田」の落ち着いた空間で、旬にこだわりぬいた食材や食器を用いて、大将の真心のこもったお料理とシャンパーニュ ベスラ・ド・ベルフォンとのマリアージュをお楽しみください。

【日時】10月13日 19:30~
【場所】かた田 金沢市武蔵町3−3 レジデンス武蔵1F

【シャンパーニュ】ベスラ・ド・ベルフォンより
キュヴェ・デ・モワン ブリュット NV
キュヴェ・デ・モワン エクストラ・ブリュット NV
キュヴェ・デ・モワン ブリュット・ロゼ NV
キュヴェ・デ・モワン ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ NV
キュヴェ・デ・モワン ブリュット ミレジム 2006

【会費】20,000円(税込)
【定員】7名

■問い合わせ先 カーヴ・ド・ヴェレゾン 076-225-3515

※注意事項※
・会費のお支払は現金のみでお願いします。
・事前に人数分の食事とワインを手配しております。無断欠席によるマナー違反はお控えください。キャンセルはなるべくないようにお願いします。
・ワインの薀蓄や人気銘柄を飲んだという自慢話をされたい方はご遠慮ください。
・会は禁煙です。また、過度な香水など香りが強いものはご遠慮ください。
・ワインは各種グラス1杯が基本です。
・飲酒運転、未成年者の飲酒は法律で禁止されています。

第13回ワインの気持ち Report

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ワイン会「ワインの気持ち」にご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

テーマ:ボルドーワイン

今回はボルドーのワイン産地を右岸、左岸に分けてその特徴を解説し、シャンパーニュ方式で造られるロゼ・スパークリングワインに始まり、アントル・ドゥー・メールの古木による辛口の白、4種類の赤ワインをお楽しみいただきました。赤は右岸のメルロ種主体のもの、左岸のカベルネ・ソーヴィニヨン種主体のもの、アクセントとして珍しいマルベック種100%のワインをラインナップ。そしてトリを飾ったのはメドック初のガレージワイン「マロジャリア」でした。会は終始和やかな雰囲気で進行させて頂くことができました。

■うっとりするほどに魅惑的なロゼ・スパークリング
ロゼ クレマン・ド・ボルドー NV/レオン・ガロー
LEON GALHAUD Rosé Crémant de Bordeaux /Maison Galhaud

■フルーティーで溌剌とした飲み口。平均樹齢28年。
シャトー・サント・マリー ヴィエイユ・ヴィーニュ ブラン 2015
Château Sainte-Marie Blanc Vieilles Vignes

■滲み出るような旨みと、アフターへと続く熱いアルコール感が印象的
シャトー・サン・ジョルジュ 2011
Château Saint-Georges

■サン・テステフを代表するクリュ・ブルジョワ
シャトー・ボー・シット 2003
Château Beau-Site

■“ボルドー マルベック100%”自分の信念に沿った実直なワイン造り
シャトー・モンデジール・ガザン ブライ バルドン 2014
Château Mondésir-Gazin Blaye Bardon

■その品質は2級シャトーにも相当すると言われる、メドック初のガレージワイン
マロジャリア マルゴー 2008
Marojallia Margaux

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ワインを飲み比べることで新たな発見ができたかと思います。また、このワイン会を通じて、たくさんのワイン仲間と出会い、親睦(楽しいワインの絆)を深めていただけたらと思います。

※参加者様にはFacebook、webページに掲載する旨、ご了承いただいております。

濃縮感とほろ苦さが印象的「エスピノ カルムネール グラン・キュヴェ 2014」

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ウィリアム・フェーブル・チリは自らを“マウンテン・グロウン・ワイナリー”と表現しています。それは、他のマイポ・ヴァレーの生産者よりも標高の高い産地(600~930m)でワインを造っているからです。

本日のワインは、ビーニャ・ウィリアム・フェーヴル・チリから「エスピノ カルムネール グラン・キュヴェ」をご紹介します。

ビーニャ・ウィリアム・フェーヴル・チリ エスピノ カルムネール グラン・キュヴェ 2014
Espino Carmenère Gran Cuvée /Viña William Fèvre Chile

カルムネールの畑は標高670mのワイナリーがあるサン・ルイスに広がり、グラン・キュヴェに使用される葡萄は1994年に植樹したものです。栽培は化学的な殺虫剤等は使用せず、環境に配慮した取り組みを行っています。天然酵母を使用し、マセラシオンの時間を長くとることでワインにより強い集約感を与えています。ワインは濃縮感とほろ苦さが印象的で、しっかりとした骨格と粘性が感じられます。

アロマは野性味に溢れた豊かな果実香、ブラックベリーやプラム、ドライイチジクを思わせピーマンや赤黒のペッパー、木樽由来のバニラや杉、タバコ、ロースト香が混じり合う。そして僅かなメントールの香りと、スモーキーさや土っぽさが交わる複雑さを呈している。アタックはなめらかでしなやか。シルクのようなタンニンを備えており上品な酸とのバランス。熟した風味にも過熟感がなく飲み心地の良さが光る。艶やかで寛大な広がりと、その上でしっかりとした骨格と粘性が感じられ深いコクをもたらすビターなアフター。

合わせるお料理
牛フィレやラム肉のロースト 赤ワインソース、ジビエ、煮込みハンバーグ、ニンニク料理、餃子、酢豚など。

産地:チリ マイポ・ヴァレー
品種:カルムネール89%、カベルネ・ソーヴィニヨン11%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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銘醸地ルエダで自家畑100%にこだわり「ボデガス・カステロ・デ・メディナ」

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銘醸地ルエダで自家畑100%にこだわり

ルエダの伝統的なワイン造りの手法と最新の設備と技術を融合させ、モダンなスタイルのワインを生み出す“ボデガス・カステロ・デ・メディナ”。ルエダには40以上の生産者がいますが、100%自家畑の生産者はそのうち1割ほどしかいないといいます。すべて自家畑ですから収穫量を約40%減らし、品質を上げることができます。また畑では環境を保護するために農薬は使用しておらず、可能な限りナチュラルに造るよう取り組んでいます。

本日はスペインを代表する白ブドウ“ベルデホ”をご紹介します。

生き生きとしたフレッシュタイプ

ボデガス・カステロ・デ・メディナ ベルデホ 2016
Castelo de Medina Verdejo /Bodegas Castelo de Medina

香りには白桃やメロン、グリーンアップル、白い花のアロマに干し草、フェンネル、アニスのノート。新鮮かつ清涼感に溢れており、そこに石灰的なミネラルのニュアンスが感じられる。口に含むと爽やかでクリスピーな飲み口。次第にボディ感が増していき、ミネラルを含む力強さとジューシーさを携えた果実味が特徴。透明感があり、生き生きとした酸とのバランス、それでいてまろやかで調和がとれている。味わいはドライでほろ苦いミネラルの風味がアクセント、持続性のあるフィニッシュ。

合わせるお料理
アペリティフ、シーフードのマリネやサラダ、アヒージョ、魚料理、香草を使った白身肉のソテーなど。

産地:スペイン カスティーリャ・イ・レオン州
品種:ベルデホ100%
タイプ:白ワイン 辛口

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タンク熟成と樽熟成の中間を意識して造ったというnew style

ボデガス・カステロ・デ・メディナ ベルデホ ベンディミア・セレクシオナーダ 2014
Castelo de Medina Verdejo Vendimia Seleccionada /Bodegas Castelo de Medina

香りには洋梨やピーチ、リンゴなどの果実香に白い花、僅かにシロップ漬けのフルーツやシトラスを思わせ、アニス、軽いロースト香がアクセント。他にミントハーブ、ミネラルのノートが感じられ洗練された趣がある。口に含むと爽やかでクリスピーな飲み口。4年の歳月を経るもその快活さ・瑞々しさを損なわずフレッシュ&フルーティーで、バランスの良さが光る。酸味は繊細で味わいとしてはドライ感、果実のもつ純粋な美味しさを見事に体現している。

合わせるお料理
魚介を中心とした料理、タコのガーリックオイル炒め、煮込み料理、パエリアなど。

産地:スペイン カスティーリャ・イ・レオン州
品種:ベルデホ100%
タイプ:白ワイン 辛口

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マセラシオン・カルボニックの魔術師「レイモン・ジュリアン」A.O.P.ミネルヴォワ

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「レイモンならではの“ミネルヴォワ”」

本日のワインは、マセラシオン・カルボニックの魔術師「レイモン・ジュリアン」から高樹齢のカリニャンV.V.と限定品のシラーをご紹介します。

マセラシオン・カルボニックは、ボージョレ地区で軽くフルーティなワイン造りに使われることで知られている技法ですが、レイモンはフルボディで生き生きとしたワインを造ることに成功しています。まずはカリニャン。一番樹齢が古いものは1910年植樹の106年で、その他1944年植樹の72年、1968年植樹の48年の3つの区画のカリニャンを使用。しっかりとしていながら、口当たりが滑らかで柔らかなワイン、カリニャンの華やかな香りがとても綺麗にあらわれています。

ラゼロール・ミネルヴォワ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2014
l’Azerolle Minervois Vieilles Vignes /Raymond Julien

香りにはカシスやブラックベリーなどの果実香、プラムソース、オリーブ、シナモンや八角などのスパイスのノートが混じり合い、アクセントに木樽由来のバニラ、トースト香。顕著にあらわれるチョコやココアの香り、さらに皮革や動物的なニュアンスも感じられる。アタックはなめらかで丸みがあり、酸味とタンニンが溶け込むスムーズなテクスチャー。凝縮された風味ながらマセラシオン・カルボニックにより完璧なまでのバランスを誇る。味わいはリッチで親しみやすく、力強くも緻密な構造。たっぷりとした果実味が特徴で、気軽に楽しめる美味しさがある。

合わせるお料理
牛肉と茸の味噌炒め、鴨肉のロースト バルサミコソース、黒酢酢豚、北京ダック、ジビエなど。

産地:フランス ラングドック・ルーション地方
品種:カリニャン100%
タイプ:赤ワイン フルボディ

 

続いてシラー、ワイナリーの上級キュヴェで生産量は3,000本。パワフルですが果実の甘さ、厚みが感じられアルコール分も充実。

ル・サンドル ミネルヴォワ 2014
Le Cendrous Minervois /Raymond Julien

香りにはブラックベリーやプラム、ラベンダー、ブラックオリーブ、ブラックペッパーが混じり合い、木樽由来のスモークやロースト香がアクセント。加えてタバコ、クローブやナツメグなどのスパイスの香りが広がり、カカオ、なめし革、ベーコンの脂、動物的なニュアンスが続く。アタックはなめらかで中庸の酸度、パワフルだが丸みを帯びており口当たりが良い。キメ細かなタンニンが溶け込み、柔軟でエレガントなテクスチャー、その中にもしっかりとした骨格が感じられる。味わいはリッチでコクがあり引き締まった酸の余韻が心地よい。アルコール分も充実している。

合わせるお料理
ペッパーを効かせた豚肉のロースト 赤ワインソース、鴨肉のロースト、ジビエ、レバー、マグロのソテー バルサミコソースなど。

産地:フランス ラングドック・ルーション地方
品種:シラー90%、グルナッシュ10%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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営業時間短縮のお知らせ(9月29日)

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営業時間短縮のお知らせ

いつも当店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。

9月29日(土)は『ワイン会』のため、18時までの営業とさせていただきます。

営業時間
9月29日 11:00~18:00

月30日より通常営業(11:00~20:00)に戻ります。よろしくお願いいたします。

キツネのラベルでお馴染み「フリードリッヒ・ベッカー」甘さのある赤い果実香が魅力的

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ファルツの巨大協同組合の跡継ぎだったベッカー氏が、品質へのこだわりから父の猛反対を押し切り独立したのが1973年。独立した当初、甘口や貴腐ワイン用の甘い葡萄ばかりを栽培していた他の農家からは、ベッカーの作る葡萄は「酸っぱくてまずい」と、なかなか理解を得ることが出来ませんでした。それでも、ワインにかける不断の努力と情熱は、僅か20年で彼をドイツのピノ・ノワールのトップ生産者の1人へと押し上げました。

2006年には、ドイツで権威あるワインガイド「ゴーミヨ」誌において、今最も注目に値する醸造家」に贈られる「ライジングスター」賞を受賞、さらに2004年から2012年にかけて、同じくゴーミヨ誌にて9年連続で最優秀赤ワイン賞を受賞するなど目覚ましい活躍を見せています。

本日は、シュヴァイゲン村近郊のシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)を100%使用したスタンダード・ラインをご紹介します。

フリードリッヒ・ベッカー シュペートブルグンダー トロッケン 2014
Spätburgunder Trocken /Friedrich Becker

アロマは甘さのある赤い果実香が支配的でラズベリーやストロベリー、チェリーにバラ、ローズヒップ、シナモンや杉などのスパイシーなオークのヒント。どことなく涼しげな印象の中、バニラ香は控えめでムスクや森林、ミネラルのニュアンスがありフルーティーさと野生味に満ち溢れている。アタックはなめらかで大変にジューシーな果実感、それでいて辛口に仕上がっており引き締まった酸とのバランスがよい。甘みを感じさせる程のリッチさと、キメ細かなタンニンが溶け込む優しい味わいが特徴で、ミネラルを含み、コクのあるしっかりとした構造をもつ。比較的軽やかながら旨みと充実したアルコール分が楽しめる上、このクラスとしては突出して長く、エレガントな余韻をもつ。

合わせるお料理
鴨肉のロースト、ポークソテー、鶏肉の赤ワイン煮、ペッパーを効かせた肉料理、ベーコン、カマンベール・フォンデュなど。

産地:ドイツ ファルツ
品種:シュペートブルグンダー100%
タイプ:赤ワイン ミディアムボディ

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ファン待望のソーヴィニヨン・ブランが遂にリリース!「アルファ・オメガ Ⅱ」

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ファン待望のソーヴィニヨン・ブランが遂にリリース!日本初入荷!

生産者はナパのブティック・ワイナリー“アルファ・オメガ”。ワインメーカーは、ランシュ・バージュ、カルボーニュでワイン造りに参加し、ボルドーでクラシックな醸造を学び、その後カリフォルニアへ渡り5 年間ニュートンでのニューワールドの醸造経験を積んだジョン・ホフリガー氏。そして醸造コンサルタントには世界中のワイン造りに影響を与え続けているミシェル・ロラン氏を招聘。彼の醸造スタイルはカリフォルニアにおいても不動の人気を誇ります。巨匠ミシェル・ロランの旧世界ワインのエレガントさと、気鋭のワインメーカーであるジョン・ホフリガーが生み出す新世界の躍動感、それらが見事なまでの醸造スタイルとして融合されています。

年産600ケース。酸味の強すぎないまろやかなスタイルです。

アルファ・オメガ Ⅱソーヴィニヨン・ブラン ナパ・ヴァレー 2015
Ⅱ Sauvignon Blanc Napa Valley /Alpha Omega Winery

香りには白桃やムスク、オレンジピール、ジャスミン、レモングラス、りんごの花のアロマにアプリコットや熟したグレープフルーツのような甘い果実香が魅惑的。加えてミネラルと砕石のヒント、僅かな塩気が感じられる。濃縮感があるが麗しき気品に満ち溢れている。アタックは爽やかで、それでいてリッチなボディ感。ミネラルを含むジューシーな果実味が広がり低い酸度から親しみやすい印象を受ける。直線的でじんわりと広がる風味とコク、ほろ苦さが味わいに深みを与えキレというよりはまろやかでスムーズな飲み心地。味わい深い辛口、余韻の長さも突出している。

合わせるお料理
カリフラワー、アボガドサラダ、白身魚 タルタルソース添え、蒸し料理、天ぷら、中華など。

産地:アメリカ カリフォルニア ナパ・ヴァレー
品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%
タイプ:白ワイン 辛口

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株式会社フィラディス「2018 秋のワイン試飲会」

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東京を断念し、大阪の会場にてエントリー。フランス、イタリア、スペイン、アメリカ、ドイツから130種類以上のワインをテイスティングしました。年末にかけてスパークリングワイン、シャンパーニュがよく動く時期にあり今回は特にRMを入念にチェックしました。定番のJ.ラルマンやE.ルフェーヴル、P.パイヤールはやはり安定感があり、以前から気になっていたランスロ・ピエンヌとはようやくの初見参。クリーミーなテクスチャーと生き生きとした酸、膨らみのあるボリューム感が特徴で期待通りの美味しさでした。

そして、鋭い酸と堅牢なミネラルで長熟なル・メニルにあって、マロラクティック発酵を必要としないジャン・ルイ・ヴェルニョンも要注目の造り手。シャルドネ100%でドサージュ違いのキュヴェを同時テイスティングしましたが各々にその個性を発揮。ただ、現段階ではドサージュが不明で会場では「3g/Lと0g/L」と説明を受けましたが、帰ってメーカー資料を見ると「5g/Lと3g/L」・・・。入荷までには詳細が明らかになると思います。

ヘレスD.O.で最高の土壌"アルバリサ"のポテンシャルに迫る「タラジョン・ブルット」

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はるか昔、まだ海だった頃に形成されていたサンゴ礁の名残が石灰質土壌となった“アルバリサ”。この土壌は高品質なシェリーが生まれることでその名が知られていますが、シャンパーニュ地方の白亜質にも類似する優れた土壌です。このアルバリサにいち早く着目し、スペイン南部ながらこの地で丹念に栽培されたシャルドネを用いて、酸の優れたスパークリングワインが誕生しました。

生産者はボデガ・ミゲル・ドメック。当主のミゲル氏はヘレスで最初にシャンパーニュ製法を実践した人物です。

ボデガ・ミゲル・ドメック タラジョン・ブルット NV
Talayón Brut /Bodega Miguel Domecq S.L.

淡いイエローに微かなグリーンのトーン、泡立ちは豊かで小粒の気泡がキラキラと立ち上る。香りには洋梨や白桃、イチジク、グレープフルーツ、白い花のアロマにジンジャーやチョーク、ミネラルのノート。仄かなブリオッシュの香りが複雑さを与え、僅かに塩気も感じられる。アタックはしなやかで旨みが感じられ、第一印象こそフルーティーだが、すぐ後にピールのようなビター感とフレッシュな酸が後味を程よく引き締める。骨格はしっかりとしているが果実味はやさしく、シャンパーニュに通じるような緻密ささえ覚える。コストパフォーマンスが抜群で価格以上の味わい深さがある。

合わせるお料理
前菜、シーフード料理、天ぷら、寿司など。

産地:スペイン アンダルシア
品種:シャルドネ100%
タイプ:スパークリング 白 辛口

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