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2017年1月

格上げすべき!品質向上が目覚ましい秀逸シャトー「シャトー・ダルマイヤック」

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ダルマイヤックは、五大シャトーの一つであるシャトー・ムートン・ロートシルトを擁するバロン・フィリップ・ド・ロートシルト社が所有しています。畑はムートン・ロートシルトと、五級ながらもスーパーセカンドとして五大シャトーを脅かす存在、シャトー・ポンテ・カネに隣接し、日当たりもよく恵まれた立地にあります。砂利が混じる土壌で、ブドウ樹は平均樹齢47年ととても古いものが植えられています。1995年以降は優良から秀逸なヴィンテージが続いており、安定した品質と、いまだ抑えられた価格設定もあり人気を集めています。ワインは柔らかく、比較的早くから楽しめるスタイルです。

本日は、2009年ヴィンテージをPick Up!

シャトー・ダルマイヤック 2009
Château d'Armailhac

香りにはプラムやブラックチェリー、小粒の赤い実、オリーブ、ドライハーブ、ブラックペッパー。そして繊細な樽香(バニラ、トースト、白檀)、湿った土、ミネラルのノート。スモーキーなニュアンスと洗練された感があり、トリュフやタール、コーヒーなどの複雑なブーケが続く。アタックはソフトでなめらか。舌触りはしっとりとしており、甘いタンニンと濃密な果実味、上品で穏やかな酸味が調和。ミネラリー、かつアルコール分が充実し、しっかりとした構造と質感のある豊かなボディ感を備える。味わいはドライでまっすぐな個性、風味の広がりの印象はまさに紳士的。エレガンスで縁取られたバランスの良い仕上がりは、優に格付けの枠から飛び抜けている。今飲んで十分に美味しく、さらなる熟成のポテンシャルも感じられる。

産地:フランス ボルドー地方 メドック地区 ポイヤック
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロ24%、カベルネ・フラン14%、プティ・ヴェルド2%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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復活を遂げた格付第三級トップ・シャトー 「シャトー・キルヴァン」

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シャトー・キルヴァンは、1855年のメドック格付け時に第三級のトップに位置づけられた秀逸なシャトーです。近年、安定した品質を誇る人気のシャトーですが、格付け制定以降は、年々品質は下降をたどり1990年代半ば頃まで低迷期にありました。生来の深みやフィネスは微塵も感じられず、とても格付けに見合ったものではありませんでした。

改革を迫られたシャトーは、品質向上が急務。過去の名声を取り戻すべく醸造コンサルタントに、名手ミシェル・ロラン氏を招聘しました。その結果、ワインのスタイルは飛躍的に向上し、力強さとエキス分に溢れた風味、そして格付けシャトーの威厳を見事に取り戻すことに成功しました。 本日は、2009年ヴィンテージをPick Up!

シャトー・キルヴァン 2009
Château Kirwan

香りにはブラックチェリーやブラックベリー、プラム、スミレ、ミント、ペッパー、リコリス。そして樽からくるバニラやチョコ、エスプレッソ、トーストなどの芳しいオークのノート。奥へと引き込むような誘惑的な芳香、品が良く凝縮した果実感がただよう。他にタバコ、タール、茸、濡れた石、ミネラルのニュアンス。アタックはなめらかでボリューミーな果実味。濃厚で凝縮感があり、甘いブラックベリーにバニラ、ローストしたオークの風味が溶けこむ。目が詰まった、シルキーな舌触りで、豊富なタンニンが豊かな果実味をやさしく包み込む。酸味は穏やかかつ新鮮で、層状の舌触りとしっかりとした骨格を持つ。優雅さとパワフルさを備えたマルゴー、同時に純粋で近づき易さがある。味わい深く、ゆっくりと時間をかけて楽しみたい。バランスの良い仕上がり。

【合わせるお料理】
赤身肉を中心とした料理、鴨肉のロースト、ジビエ、豚バラ肉料理など。

産地:フランス ボルドー地方 オー・メドック地区 マルゴー
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン56%、メルロ17%、カベルネ・フラン13.5%、プティ・ヴェルド13.5%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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世界最南端のワイン産地「セントラル・オタゴ」から、リッチかつエレガントなピノ!

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ニュージーランドのセントラル・オタゴは、南緯45度に位置しており世界最南端のワイン用ブドウ栽培地として知られています。主要なブドウ品種はピノ・ノワールですが、近年、ピノ・グリやリースリングといった白ワイン用品種も高評価を収め、注目度が高まっています。畑は、ニュージーランドの中では最も標高が高く200~400mに位置しています。昼夜の温度差が大きく、比較的乾燥した気候です。冬から春にかけては非常に涼しく、夏は日照量が多く、秋にかけても雨があまり降らないため、長いブドウ生育期間から凝縮した実を結びます。

セントラル・オタゴはブドウ栽培地としての歴史は比較的浅いながらも、フランスのブルゴーニュ、アメリカのオレゴンと並び、世界のピノ・ノワール三大産地として称えられています。

インヴィーヴォ セントラル・オタゴ ピノ・ノワール 2013
Central Otago Pinot Noir /Invivo

香りにはラズベリーやブラックチェリー、プラムなどの果実にスミレ、ローズマリー、クローブやシナモンなどのスパイス、杉、トースティなオーク、ミネラルのノート。他になめし革、茸、栗の渋皮、枯れ葉、土っぽいニュアンス、温みのある複雑なブーケが魅了する。アタックはソフトでなめらか。果実味はジューシーなエキス分、熟したベリーやチェリーを思わせ、比較的に穏やかな酸味が調和。溢れんばかりの広がりと親しみやすくもエレガントなテクスチャー、全体に柔らかな丸みを帯びる。タンニンは継ぎ目が無くシルキーで、オークの要素が溶け込んでおり、鼻から抜ける香りや含み香には新樽からくるバニラがふわっと広がる。味わいとしてはリッチかつエレガント、アフターには煮詰めた果実のような甘美なる余韻が続く。

【合わせるお料理】
仔羊や牛・鴨肉のロースト、スモークサーモン巻き、カツオのタタキ、ブリや鰆の照焼など。

産地:ニュージーランド セントラル・オタゴ
品種:ピノ・ノワール100%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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急激な成長を遂げるニュージーランドワイン界のライジングスター「インヴィーヴォ」

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マールボロとセントラル・オタゴからワールドクラスのワインを生産するプレミアム・ワイナリー、インヴィーヴォ。「インヴィーヴォ(ラテン語)」とは英語で「In the life」を意味しています。理想は革新的かつ現代的な取り組みで、世界中に最高のニュージーランドワインを届けること。

2008年のファースト・リリースより非常に短期間のうちに、インヴィーヴォは世界市場に認められるワイナリーに成長しています。2009年、2010年にはロンドンで行われた、International Wine and Spirits Competition(IWSC)にてニュージーランドワイン・プロデューサー・オブ・ザ・イヤーに2年連続で輝くなど、すでに実績は折り紙付きです。生産されるワインは数々のコンクールで高評価を獲得しています。

本日は、マールボロを代表する葡萄品種、ソーヴィニヨン・ブランをPick Up!

インヴィーヴォ マールボロ・ソーヴィニヨン・ブラン 2016
Marlborough Sauvignon Blanc /Invivo

香りには新鮮なライムやレモンなどの柑橘類、マンダリンオレンジ、白桃、ラ・フランス、メロン、ジャスミン、ジンジャー、トマトの葉、レモングラス。アロマオイルのような鮮烈な芳香が広がり、心地よい塩気とともにミネラルのニュアンスが洗練さを与える。アタックは爽やかでクリスピーな飲み口。豊かな酸とミネラルがジューシーな果実味を支えており、ピチピチと弾けるような爽快感が堪らない。活気に満ち溢れたキリリとした酸とのバランスがよく、口中に果実や花の香味が爆発的な広がりをみせる。キレがよくスッキリとしたフィニッシュ。アフターにはグレープフルーツのようなほろ苦さ。アロマティックで表情が大変豊か、このクラスとしてはクオリティが高い。

【合わせるお料理】
和食、白身魚のカルパッチョ、寿司、サーモンとアスパラのソテー、天ぷら、シーフードサラダなど。

産地:ニュージーランド マールボロ地区
品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%
タイプ:白ワイン 辛口

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2017年 ワイン試飲会ラッシュ スタート

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昨日は(株)ジェロボームさん主催のワイン試飲会へ。

去年もここから試飲会ラッシュのスタート。

安定の美味しさ…ペランやヒューゲル、ポル・ロジェをはじめ90種をテイスティングさせていただきました。

 

その後、急きょ㈱オルヴォーさんへ。

事務所試飲会を開催しているとのことで、オーストリアやシャンパーニュ等テイスティングをさせていただきました。

 

気になるワインは追ってご案内させていただきます☆

樹齢40年のシルヴァーナー100%、年産1800本!

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フランス国境にまたがる豊かな大地に約束されたエレガンス

フリードリッヒ・ベッカー

ベッカー氏は、ファルツの巨大協同組合の跡継ぎでしたが、品質へのこだわりから1973年、父の猛反対を押し切って独立します。当初は、甘口や貴腐ワイン用の甘い葡萄ばかりを栽培していた農家が多く「ベッカーの葡萄は酸っぱくてまずい」と理解を得られぬままでした。ですが、ワインにかける不断の努力と情熱から、僅か20年の歳月でドイツのピノ・ノワールのトップ生産者の1人に登り詰めることができました。

2006年には、ドイツで最も権威のあるワインガイド「ゴーミヨ」誌で、「今最も注目に値する醸造家」に贈られる「ライジングスター」賞を受賞、さらに2004年から2012年にかけて、同誌において9年連続で最優秀赤ワイン賞を受賞するなど目覚ましい活躍を見せています。

本日は、そんなフリードリッヒ・ベッカーから、年産1800本という希少な白ワイン、「グリューナー・シルヴァーナー アルテ・レーベン」のご紹介です。 樹齢40年の古木から採れたシルヴァーナー種(グリューナー・シルヴァーナー)100%。ステンレスタンクで醗酵、熟成後、7ヵ月間酵母とともに熟成されます。古樹由来の複雑味とミネラルにあふれた、充実感をお楽しみいただけます。

フリードリッヒ・ベッカー グリューナー・シルヴァーナー アルテ・レーベン Q.b.A. トロッケン 2014
Grüner Silvaner Alte Reben Q.b.A. Trocken /Friedrich Becker

香りには洋梨やメロン、グレープフルーツ、マンダリンオレンジなどの新鮮な果実香にスイカズラ、ペッパー、ハーブのノート。そして濡れた石、チョーク、塩気、ミネラルのニュアンスが続く。複雑性があり、清涼感はもちろんエレガントさが印象的。アタックは爽やかでなめらか。果実味は力強く生き生きとしており、程よいボディに豊富なミネラルを伴う。輪郭は丸くフレッシュで心地よい酸度、旨みがたっぷりとした風味の広がりが素晴らしい。口当たりこそ爽快だが、中間部からは厚みが増し、染み入るような果実味の広がりが堪能できる。味わいは辛口ながら、アフターにはほんのりと甘い果実のフレーヴァーが持続する。

【合わせるお料理】
お刺身やお寿司、天ぷら、魚介のカルパッチョ、鶏肉のトマト煮、パスタ、大根の煮物など。

産地:ドイツ ファルツ
品種:シルヴァーナー100%
タイプ:白ワイン 辛口

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樹齢約70年の古木「アルバート・シラーズ バロッサ・ヴァレー 2013」

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バロッサに吹き込んだ新しい風 その2

「トイスナー・ワインズ」

本日のワインは、先日に引き続きトイスナー・ワインズからの1本です。

上級キュヴェ、「アルバート・シラーズ バロッサ・ヴァレー 2013」をPick Up!

ワイン名となる「アルバート」は、醸造家であるキムの祖父の名前から付けられており、古木=高齢の人々へのリスペクトの意味が込められています。使用されているブドウは樹齢約70年を誇ります。中には120年という大変古いブドウ木もあり、複雑で層のある味わいと長い余韻をお楽しみいただけます。

★評価
2013VT ジェームス・ハリデー ワイン・コンパニオン2016:96点獲得!
2013VT ヒュオン・フック:93点獲得!

トイスナー アルバート・シラーズ バロッサ・ヴァレー 2013
Albert Shiraz Barossa Valley /Teusner Wines

アロマは野生味に溢れておりスパイシーな果実香。ブラックベリーやラズベリー、プラム、ブラックオリーブ、フェンネル、ペッパーを思わせ、スモーキーなオークの香りがアクセント。タバコやクローブ、バニラ、トースト、エスプレッソの香り、そしてタールやベーコン、皮革、湿った土のニュアンスが続く。アタックはなめらかでシルキーな舌触り。凝縮した果実味が瞬く間に口中を満たし、甘いタンニン、穏やかな酸味がバランスよく溶け込んでいる。甘さが突出しすぎないまでのジューシーさとリコリスを思わせる風味とともに豊かなグリセリン分が感じられる。味わいは層を成し、ミネラルがしっかりとした骨格を形成。驚くほどに柔らかなボディ感と、複雑さの中にも豊かな表情を見せる。

【合わせるお料理】
赤身肉料理や煮込みハンバーグ、豚の角煮、ジビエ、ベーコンを使った料理、スモークサーモン巻きなど。

産地:オーストラリア サウス・オーストラリア州 バロッサ・ヴァレー
品種:シラーズ100%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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Clubism 2月号にご掲載いただきました

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本日発売のClubism 2月号にご掲載いただきました。

特別企画「2017年の注目株はこの人だ」

ぜひお手にとって頂けたら幸いです。

バロッサに吹き込んだ新しい風 「トイスナー・ワインズ」

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大手グループによる買い取り価格が不当に安いため存続の危機にあったバロッサの高樹齢の畑。売れば売るほど採算が合わないため、これ以上の育成管理ができないと考えたブドウ栽培農家は数知れず、当時は伐採や人気の品種に植え替えるなどを余儀なくされていました。

そんな中、古木の畑を守ろうと立ち上がったのが醸造家のキムと友人で栽培家のミックでした。彼らはバロッサのある著名なワイナリーで出会い、いつしか自分たちの理想を共有するようになります。バロッサの「黒い宝石」、特にグルナッシュ、マタロ、シラーズなどの古木が生み出す果実に深く魅かれていました。彼らは資金集めに奔走し、ようやく畑を買い取ることに成功。2001年、キムが27歳の時のことです。これがトイスナー・ワインズの始まりです。

トイスナー・ワインズの特徴は、古木が生み出す、粒が小さく厚い果皮を持ちバランスのとれた果実を風味豊かに表現することです。何世代にも亘って丹念に畑の手入れを続ける栽培農家との信頼関係、バロッサでワイン造りに携わる人々との緊密な繋がり、これらが厳選された良質な果実の確保を可能にし、トイスナー・ワインズの原動力となっています。

本日は、シラーズとリースリングをPick Up!

リブキー・シラーズ バロッサ・ヴァレー 2014
Riebke Shiraz /Teusner Wines

香りにはブラックベリーやブルーベリー、プラムなどの豊かな果実香にラベンダー、ミント、ブラックオリーブ、ペッパーやクローブなどのスパイシーなノート。加えて樽からくるタバコ、バニラ、チョコなどの芳しい香りやタール、皮革などのブーケが続き、複雑さと奥行がもたらされる。アタックはソフトでなめらか。継ぎ目のないシルキーな舌触りで凝縮した果実感で満たされる。高いアルコール分にも威圧的な要素はなく果実本来の風味がひしひしと感じられ、美味しさがこみ上げる。旨みがあり、熟したタンニンが存在、しっかりとした骨格はもちろんだが柔らかな酸とも相俟って飲みやすい印象を受ける。香り同様に新鮮な果実とオークのヒント。過度な甘さを抑え見事にドライな味わいに仕上げている。アフターには果実とオークのフレーヴァー、余韻も長め。

【合わせるお料理】
赤身肉料理やハンバーグ、ベーコンを使った料理、ピーマンの肉詰め、豚の角煮、茸のリゾットなど。

エンプレス・イーデン・ヴァレー・リースリング 2015
Empress Eden Valley Riesling /Teusner Wines

香りには新鮮なグリーンアップル、ライムやグレープフルーツなどの柑橘類にグァバ、スイカズラ、ジャスミン。そして湿った粘土や鉱物、ミネラルのニュアンスが加わり、アロマオイルのような芳香性をもつ。アタックは爽やかでピリリとしたクリスピーな飲み口。果実味はピュアな旨みに溢れており、同時に酸味の豊かさが感じられる。伸びやかに口中に広がり、ミネラリーで味わいのバランスがよい。芯のしっかりとしたスタイルながら果実味は柔らかく親しみやすさがあり、心地よいシトラス・フレーヴァーがエレガントな余韻へと誘ってくれる。

【合わせるお料理】
和食、魚介料理、カレー風味の料理、鴨肉、ソーセージやベーコンなど。

20年熟成のバルバレスコ・リゼルヴァ

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伝統的手法で熟成したネッビオーロの美しさを表現するピエモンテの巨匠

カーサ・ヴィニコラ・ニコレッロ

「ニコレッロ」社の歴史は古く、1900年初頭、ワイン造りの伝統が根付いたピエモンテ州のランゲとロエロの丘陵にワイナリーが設立されました。とても勤勉で生真面目、先祖代々ブドウ農家だったニコレッロ社のオーナー、カゼッタ氏はこの地の気候・土壌・ブドウを熟知しており、ワイン造りと自然環境への配慮、ブドウの選別には常に心を砕き、より自然なワインをつくる為に熱心に技術革新と設備投資を続けています。

「熟成されてこそ、ネッビオーロは真の実力を発揮する」という信念をもとに、タンニンの強い品種だからこそ大樽でゆっくり熟成させるという伝統的製法にこだわってきました。ワインは飲み頃になるまで出荷はされず、飲み頃が過ぎたものについては販売を行わないと強い信念をもっています。

本日は、そんなカーサ・ヴィニコラ・ニコレッロから、20年熟成の「バルバレスコ・リゼルヴァ 1997」をPick Up!

カーサ・ヴィニコラ・ニッコレロ・バルバレスコ・リゼルヴァ1997
Barbaresco Riserva /Casa Vinicola Nicolello

香りにはプルーンやレーズン、ドライイチジク、小粒の赤い実、しおれたバラ、シナモン、ペッパー、紅茶、微かにミントのアロマ。続いてタールやジャーキー、なめし革の香り。品の良い樽香にはバニラ、チョコを思わせ、クローブやタバコなどの複雑なブーケが続く。アタックはソフトでなめらか。キメ細かなタンニンと穏やかな酸味が果実味と綺麗に溶け込んでいる。しっとりとした瑞々しさと膨らみ、伸びやかに広がるそれは浮遊感にも似た感覚を覚える。ネッビオーロらしい存在感のあるタンニンも十分にこなれており、まさに飲み頃を迎えているバルバレスコ。味わい全体の柔らかさ、そして熟成感をしっとりと楽しみたい。アフターの余韻は長くエレガントに仕上がっている。

【合わせるお料理】
赤身肉や仔羊のロースト、ビーフシチュー、ジビエ、チーズであればゴルゴンゾーラやカマンベールなどがおすすめ。

産地:イタリア ピエモンテ州
品種:ネッビオーロ100%