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2018年2月

美しい赤色のブルゴーニュ 「ドメーヌ・ベルトー・ジェルベ」2015年VT 第二弾

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アペラシオンを牽引する実力派ヴィニュロン「ドメーヌ・ベルトー・ジェルベ」

27歳という若さで(1988年3月生まれ)7代目当主となったアメリー氏。フィサンを本拠とする父ドゥニのドメーヌを引き継いだのと同時に、母方であるフランソワ・ジェルベからも一部の畑を相続しました。

フランソワ・ジェルベと言えば、ご存じヴォーヌ・ロマネ村の銘醸。相続した畑にはジェルベの代名詞ともいえるヴォーヌ・ロマネの一級畑プティ・モンや特級畑のエシェゾーが含まれています。今日では、フィサンを中心にジュヴレ・シャンベルタン、ヴォーヌ・ロマネなど合わせて13ヘクタールの畑を所有しています。

本日は2015年ヴィンテージの第二弾、フィサン レ・クロとオート・コートをご紹介します。

“フィサン本来の特徴は、皆が考えているよりもエレガントなもの。だから、私たちのフィサンはワインを覆い隠すようなタンニンではなく、繊細で柔らかさを持ったタンニンがある”(アメリー・ベルトー氏談)

フィサン レ・クロ 2015
Fixin Les Clos /Domaine Berthaut-Gerbet

香りにはラズベリーやカシス、プラム(仄かにジャム)などの果実香、スミレ、バラのドライフラワー、ドライハーブ、リコリス、木樽由来のバニラやお香、シナモン、トーストなどの芳しいオークのノート。そしてカカオやトリュフ、枯れ葉、大地、ミネラルのニュアンスが加わり、複雑さに加えて温かみが感じられる。アタックはソフトでなめらか。テクスチャーのある、程よく肉付いた果実味はまろやかで、現時点において、香りにややバニラが勝る(決して嫌みではない)。しかしながら味わいはオークの要素が既に溶け込んでおり、リッチさと十分な奥行きを持つ。親しみやすさに加えて、タンニンは柔らかく純粋な美味しさが込みあがる。新鮮かつ芳醇なピノ、ジュヴレの近郊にあり男性的と称されるアペラシオンにあって繊細さが兼ね備わっている。

合わせるお料理
牛フィレや鴨肉のロースト、豚肉の蒸し煮、ジビエ、チキンのシチュー、赤身魚のカルパッチョ、春巻きなど。

産地:フランス ブルゴーニュ地方 コート・ド・ニュイ地区
品種:ピノ・ノワール100%
タイプ:赤ワイン フルボディ

 

ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ ルージュ 2015
Bourgogne Hautes Côtes de Nuits Rouge /Domaine Berthaut-Gerbet

香りにはストロベリーやクランベリー、チェリーなどの赤い果実香にアイリスやバラ、ハイビスカスなどのフローラルなアロマ。そしてリコリス、特徴的なハーブの香りやトマトの葉、ローズヒップ、シナモンやクローブなどのスパイスの香りが混じり合う。魅力的な芳香が広がり鮮明かつエレガントな趣。アタックはなめらかでシルキーな舌触り。軽快な口当たりの下、果実味はピュア。生き生きとした酸とのバランスがよく香味の広がりが素晴らしい。率直で堅固な個性が光り、タンニンは控えめで味わいはマイルド。アペラシオンを反映しつつ繊細なピノ・ノワールの個性が物の見事に表現されている。

合わせるお料理
鴨や仔羊のロースト、牛タン、軽くスパイスを効かせた料理、治部煮、焼き鳥など。

産地:フランス ブルゴーニュ地方
品種:ピノ・ノワール100%
タイプ:赤ワイン ミディアムボディ

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ジョーイ・テンスレーは白ワインも凄い「テンシェン・ホワイト」

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手掛けているテンスレーのオーナー兼ワインメーカー、ジョーイ・テンスレー氏はカリフォルニア・シラーのトップ生産者の一人として知られておりどうしても“赤ワイン”のイメージが付きまといますが、白ワインにおいてもその実力が遺憾なく発揮されています。

テンシェン・ホワイトが初リリースされた2014年と続く2015年、2年連続でワイン・スペクテイターTOP100に選出さるという偉業を成し遂げました。白ワインはサンタバーバラAVA産ローヌ品種にシャルドネが加えられています。

本日は新ヴィンテージ、2016年をご紹介します。

テンシェン・ホワイト 2016
Tenshən White /Tenshən Wines (Tensley Wines & Guarachi Wine Partners)

アロマはフルーティーで、マンダリンオレンジやメロン、白桃、アプリコット、リンゴのコンポート、レモンピール、さらにスイカズラやジャスミン、アカシアなどの華やかなアロマ。そしてアクセントとなるアニスやホワイトペッパーなどのスパイスの刺激により、鮮明で、力強く際立った芳香を放っている。他に蜜ロウや鉱物、ミネラルのニュアンス。アタックはソフトでなめらか。その上でピチピチと弾ける酸がありふくよかな果実味と調和。瑞々しい中にも程よい肉付きと丸み、純粋さとたっぷりとした旨みに満ち溢れる。口当たりがよくスムーズで、快活ながら上級ワインに見られるような質感があり、味わいはリンゴ・カスタードやマンゴー、バナナを思わせ、気高くも近寄りやすいもの。アルコール感が充実し重心はやや低く、充実感と長く続く余韻が楽しめる。

合わせるお料理
エスニックやピリ辛料理、牡蠣、海老の天ぷら、フォアグラ、メロンの生ハム巻きなど。

産地:アメリカ サンタ・バーバラ・カウンティ
品種:ヴィオニエ、ルーサンヌ、グルナッシュ・ブラン、シャルドネ
タイプ:白ワイン 辛口

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サンタバーバラAVA産ローヌ・ブレンド「テンシェン」

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シラーのスペシャリスト「テンスレー」とのコラボワイン

「テンシェン」は、テンスレーのオーナー兼ワインメーカーであるジョーイ・テンスレー氏と、チリの輸入販売会社グアラチ・ワイン・パートナーズ(TGIC Global Fine Wine Company)創立者でCEOのアレックス・グアラチ氏とのコラボによって生まれたブランドです。

テンスレーと言えば、全米を震撼させた「シラーのスペシャリスト」。サンタ・イネズの自社畑からシラーを主体に数々の名品を生みだしており、権威ある評論家たちから熱い注目を集めています。グアラチ・ワイン・パートナーズといった大手の資本が絡む事でさらなる飛躍を感じさせます。

サンタバーバラAVA産ローヌ品種を巧みにブレンドし高品質なワインを世に送り出しています。

本日は「レッド」をご紹介します。ローヌ品種にメルロが加えられておりまろやかな舌触りと長い余韻が楽しめます。

テンシェン・レッド 2015
Tenshən Red /Tenshən Wines (Tensley Wines & Guarachi Wine Partners)

香りにはブラックチェリーやブルーベリー、プラム、ドライクランベリーなどの果実香にラベンダーやアイリス、ペッパー、リコリス、爽やかなミント、ローストしたオークのノートが混じり合う。鮮烈かつフローラルな芳香をもち果実が前に出た魅力的なアロマ。他にタールやカカオ、ベーコンの脂、なめし革のニュアンス。アタックは強くなめらか。口いっぱいに豊かな風味が広がり、タンニンはキメ細かく全体をやさしく包み込む。酸味はしなやかで調和がとれており、味わいはリッチでほんのりと甘さが残る(もちろん辛口)。アルコール感がしっかりとあるが重く残らないエレガントなスタイルで、フィニッシュはジューシー、フレッシュな酸が程よく引き締める。余韻は長く果実のフレーヴァー持続し、スパイスのヒントが心地よいアクセント。

合わせるお料理
赤身肉料理、豚肉のロースト ベリーソース添え、スペアリブ、焼き肉、麻婆豆腐など。

産地:アメリカ サンタ・バーバラ・カウンティ
品種:シラー、グルナッシュ、ムールヴェードル、プティ・シラー、メルロ
タイプ:赤ワイン フルボディ

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全米を震撼させたシラーのスペシャリスト「テンスレー・ワインズ」

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リリースから間もなくして、辛口で知られるワイン評論家マット・クレイマー氏による「世界TOP10ワイン」に選出された輝かしい実績を誇り、カリフォルニアのシラーの中でも多くの評論家たちから熱い注目を集めているテンスレー・ワインズ。

本日はワイナリーの主要キュヴェ、「コルソン・キャニオン・ヴィンヤード シラー」をご紹介します。

コルソン・キャニオン・シラーに対するロバート・パーカー氏の評価は、2001年90点、2002年95点、2003年93点、2004年93~95点、2005年94点、2006年90点+、2007年95点、そして2008年は96点を獲得しています。ワイン・スペクテーター誌でも95点と大変評価が高く、テンスレーのワインは、マンハッタンの「ゴッサム・バー&グリル」、シカゴの「Bin36」、ラス・ベガスの「ピカソ」、ナパ・ヴァレーのビストロ・ジャンティ等の有名レストランのワインリストに載せられています。

テンスレー・ワインズ コルソン・キャニオン・ヴィンヤード シラー 2015
Colson Canyon Vineyard Syrah /Tensley Wines

香りには完熟したブラックベリーやプラム、カシスリキュール、ラズベリージャムなどの凝縮した果実香にリコリス、バラの花びら、セージ、ブラックペッパー、アクセントにスモーキーなオークのノート。バニラやナツメグ、トースト、タバコ、チョコを思わせる上品な樽香。そしてベルガモットティーやタール、皮革、塩漬け肉の香りなど、さらなる複雑性と奥行に富む。野性味に溢れた力強い芳香が広がる。アタックは強くなめらか。豊富なタンニンが溶け込むベルベットのような舌触りで、溢れんばかりに広がる果実味は並外れた濃縮感がある。純粋で、たっぷりとした旨みに満ちており芳醇な風味とまろやかさを身上としたフルボディタイプ。高いアルコール度数だが果実味が前に出て心地よい残糖感と、その上で上級ワインたるフィネスが兼ね備わっている。

合わせるお料理
仔羊の香草焼き、スパイスを効かせたローストポーク ベリーソース添え、豚の角煮、すき焼きなど。

産地:アメリカ サンタ・バーバラ・カウンティ
品種:シラー100%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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営業時間短縮のお知らせ(2月26日)

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営業時間短縮のお知らせ

いつも当店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。

誠に勝手ながら、2月26日は都合により、17時までの営業とさせていただきます。

営業時間 2月26日 11:00~17:00

ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

その素朴さに伝統を感じさせる「レ・コルティ キャンティ・クラシコ」

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コルシーニ皇太子家が手掛けるワイナリー、レ・コルティ。キャンティ・クラシコのコンサルタントとして名高いカルロ・フェッリーニ氏をエノロゴに招聘し、早くから楽しめるモダンなスタイルのキャンティを生み出しました。

2014VTは今もなお活気があり純粋さそのもので、その素朴さには伝統を感じさせます。柔らかでしなやかさを感じる果実のフレーヴァーと樽からくるバニラのアフターが素晴らしい。

レ・コルティ キャンティ・クラシコ 2014
Chianti Classico /Le Corti

香りにはラズベリーやチェリー、ドライトマト、ドライフラワー、ピンクペッパー、なめし革、落ち着いたやさしい樽香には白檀やシナモン、クローブなどのスパイスを思わせる。飾り気がなく純粋な果実香を尊重した品のよい香りの中に、森やハーブの爽やかさが感じられる。アタックはソフトでなめらか。熟成により味わいは丸く酸味は伸びやか、甘辛のバランスがとれておりメリハリが効いている。赤い果実の豊かな風味が広がり、芯の通ったミネラルと酸が味わいを程よく引き締める。今もなお活気があり純粋さそのもの、その素朴さには伝統を感じさせる。柔らかでしなやかなテクスチャー、アフター・フレーヴァーの広がりが素晴らしい。

合わせるお料理
ミートローフやハンバーグ、ソーセージ、スモークサーモン巻き、鯛のカルパッチョ、ペンネアラビアータなど。

産地:イタリア トスカーナ
品種:サンジョヴェーゼ95%、コロリーノ5%
タイプ:赤ワイン ミディアムボディ

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華やかさとミステリアスな魅力を表現「サン・マルツァーノ エッダ」

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シャルドネとモスカートのハーモニー

シャルドネとモスカートをメインとしたユニークなブレンドにより、華やかさとミステリアスな魅力を表現した辛口白ワイン「エッダ」。サレントの大地で育まれたミネラルに富み、えも言われぬフルーツの魅力をたっぷりと感じることが出来ます。

生産者は、アドリア海とイオニア海の2つの地中海を臨むイタリア・サレント半島に位置する「サン・マルツァーノ」。“プーリアの土地の風土で育てられた完熟ブドウで、新鮮な果実味をしっかりと表現すること”を哲学とし、甘いだけではない、ピュアでクリーン、卓越したバランス感覚のワインを造りだすために、日々の研究や設備投資を惜しまずワイン造りに励んでいます。

サン・マルツァーノ エッダ 2016
Edda /Cantine San Marzano

アロマは芳香性が豊かでほんのりと甘くフローラル。熟したピーチやアプリコット、ライチ、蜜柑、ミント、スイカズラ、スパイシーなハーブの香りが複雑に混じり合う。そして木樽由来のバニラやクレームブリュレの香り。石や心地よい塩気を伴い、ミネラルのニュアンスが洗練さを与える。アタックはなめらかでジューシーな果実感。ミネラルを含むふくよかな果実味が溢れんばかりに広がり、酸味はフレッシュながら角が立たず美しいバランスを保っている。アルコール感のある力強い酒質と残糖感は熟度の高さに起因しており、時間の経過とともに粘性が増していく。たっぷりとした旨みがあり官能的かつエレガント。余韻は長くフルーティー、その中にもほろ苦いミネラルが感じられる。

合わせるお料理
前菜、魚介のマリネ、シーフードパスタ、鶏肉や白身魚の香草焼きなど。

産地:イタリア プーリア
品種:シャルドネ80%、モスカート15%、フィアーノ・ミニュトーロ5%
タイプ:白ワイン 辛口

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クラシカルで緻密なピノ・ノワール「ドメーヌ・ルイ・レミー」

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ドメーヌ・ルイ・レミーの歴史は古く1820年まで遡ることが出来、現在は6代目となるシャンタル・レミー氏が取り仕切っています。彼女は1982年に他界したルイ・レミーの娘で、醸造学を修め、1988年から栽培、醸造、営業のすべてにおいて自身で行っているという活動家です。1989年には所有する畑のほとんどをドメーヌ・ルロワに売却しましたが、残った選りすぐりの区画から、その確かな品質で名声を勝ち取っています。

ルイ・レミーのワインは、クラシカルなスタイルで押し付けがましさのない自然なバランスがとれていて、エレガントな味わいを生むピノ・ノワールの特性をうまく引き出しています。抽出はあまりせず、全てのアペラシオンで新樽比率が3分の1程度と低く、2年間の樽熟成をさせ、無清澄、無濾過で瓶詰めされます。

本日は、特級畑“ラトリシエール・シャンベルタン”をご紹介いたします。

ドメーヌ・ルイ・レミー ラトリシエール・シャンベルタン グラン・クリュ 2002
Latricières-Chambertin Grand Cru /Domaine Louis Remy

アロマはラズベリーやカシス、キルシュ、チェリージャム、リコリス、バラのドライフラワーを思わせ、スパイシーかつ上品なオークのノートがアクセント。シナモンやクローブなどのスパイス、お香の香り。そして鉱物的なミネラル、なめし革、紅茶、マッシュルーム、苔、森の下草など次々とブーケが顔を出す。複雑さはよき熟成による賜物であり、一方で高貴なグラン・クリュたる所以を物の見事に呈している。アタックはソフトでなめらか。果実味は凝縮感があり、繊細かつミネラリー。ジュヴレの地にあって味わいは力強く豊満ながら柔軟な個性が光る。優美な曲線を描く女性的な印象、実に優雅で香味の広がりが素晴らしい。旨みが集約し溢れんばかりのコクが備わっており、味わいは芳醇で程よい肉付きとエレガントな余韻をもつ。

[合わせるお料理]
ジビエ、牛フィレや仔羊のロースト、鴨肉の赤ワイン煮、北京ダック、ウォッシュタイップのチーズなど。

産地:フランス ブルゴーニュ地方 コート・ド・ニュイ地区
品種:ピノ・ノワール100%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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表現力に富んだ魅力的なプティ・シラー「フロッグス・リープ プティ・シラー」

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カベルネ・ソーヴィニヨンやジンファンデルの良きブレンディング・パートナーとして用いられてきたプティ・シラーも今やメインを張る時代。1990年代以降、徐々にその生産性が高まっておりプティ・シラー単一によるバラエタルワインが市場で勢いを持ち始めました。現在、カリフォルニアの固有品種としてシェアを確立するまでに至っており、注目度は年々高まっています。

生産者は、ナパ・ヴァレーにおけるオーガニックの先駆者的存在であるフロッグス・リープ。フロッグス・リープは1981年、ウィリアム家によって、カエルの養殖場として知られていたミル・クリークに設立されました。ドライファーミングしているラザフォードの約100haの畑のうち65haを所有しています。有機栽培によるナパ・ヴァレー最良のブドウを使用し、伝統的なワイン・メーキング技術を用いて、フロッグス・リープは、土壌と気候を色濃く反映した、ナパ・ヴァレー最高のワインを生み出しています。

フロッグス・リープの手掛けているプティ・シラーは、ほぼワイナリー販売のみで完売してしまうという限定品です。日本への輸出は、2014VTが僅かに80本と、大変希少な代物です。

フロッグス・リープ プティ・シラー ナパ・ヴァレー 2014
Petite Sirah Napa Valley /Frog’s Leap Winery

香りには完熟したブラックベリーやブルーベリー、プラムなどの果実香にスミレ、ドライハーブ、ペッパー、スモーキーなオークのノートが混じり合う。濃縮感が溢れる魅力的な芳香。樽香は上品でお香、カカオやモカなどの芳しさ、そしてナツメグ、シナモンなどのスパイスの香りがアクセント。アタックはなめらかでピチピチとした果実味が伸びやかに広がり、香り同様の果実感で満たされる。表現力に富んだジューシーさに、抽出されたタンニンは丸みを帯び舌触りはビロードのよう。程よく肉付き、濃厚な味わいながらうっとりとするようななめらかさが印象的で、エレガントな酸がバランスを保っている。アフターの余韻も長く複雑性がある。

[合わせるお料理]
仔羊のロースト、豚肉のソテー ベリーソース、肉の煮込み料理、北京ダック、チーズフォンデュなど。

産地:アメリカ カリフォルニア ナパ・ヴァレー
品種:プティ・シラー100%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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ボルドー マルベック100%「CH モンデジール・ガザン ブライ バルドン」

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ブライの優良生産者マルク・パスケ氏が手掛けるシャトー・モンデジール・ガザン。ワイン造りに携わったことを幸せに思え、自らのワインを造るべくフリーカメラマンから転身しました。ガザンの畑には主にメルロを栽培しており一部がマルベックです。

「ここのテロワールでは、アルコールの豊かなワインが出来るので、‘92年以降一度もメルロには補糖していない。」と語るマルク・パスケ氏。メインのワインはメルロにマルベックとのブレンドで、濃縮感のある鮮烈な芳香と果実味が特徴です。またボルドーでは非常に珍しいマルベック100%のワインも手掛けています。「将来的にはアルゼンチンやカオールと戦えるようなマルベックにしたい」と強い願望を抱いています。

本日はマルベック100%、「バルドン」をご紹介いたします。

シャトー・モンデジール・ガザン ブライ バルドン 2014
Château Mondésir-Gazin Blaye Bardon

香りにはブラックチェリーやブラックベリー、ブルーベリーなどの果実香、プルーン、そしてアイリスやスミレ、ドライハーブ、シナモン、芳しいオークのノートが混じり合う。コンポートのような甘さがあり、木樽由来のバニラやチョコ、ココア、タバコなどの香りが心地よいアクセント。鮮度とともに熟成による複雑さが混在し、他に鉄や土っぽさ、一貫した透明感はミネラルに起因する。アタックは力強くなめらか。果実味は濃厚ながらも過熟なく一言で言うなればエレガント。滲み出るように果実味が広がり伸びやかでくっきりとした輪郭をもつ。タンニンは豊富で力強いボディにも上品な酸が感じられフィニッシュは引き締まっている。コクを備えたフルボディで余韻が長め、果実とオークのフレーヴァーが持続する。

合わせるお料理:ローストやグリルした肉料理、ソーセージ、ラザニア、茸料理など。

産地:フランス ボルドー地方
品種:マルベック100%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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