2023年5月
ポルトガルの中でも最も標高が高いワイン産地、ベイラ インテリオール
ポルトガルの中でも最も標高が高いワイン産地、ベイラ インテリオール
「ベイラ(ルイ ロボレド マデイラ)」
ポルトガルのワイン産業を牽引する注目の生産者のひとつ、「ベイラ(ルイ ロボレド マデイラ)のご紹介です。設立が1999年と比較的若いワイナリーですが、ヒュー ジョンソンの『ポケットワインブック2022』では、ベイラ インテリオールのベスト生産者にその名前が挙げられています。また、ワイン アドヴォケイトの2022年7月30日付の記事では、ベイラについて、『これはマイナーな土地や知名度の低い生産者から、非常にコストパフォーマンスが高いワインが入手できる素晴らしく良い例だ。ここには良い価格の美味しいワインがたくさんある』と賞賛されました。
【DOCベイラ インテリオール】ヒュー ジョンソンの『ポケットワインブック 2022』では、ベイラ インテリオールは赤1星→赤3星と評価されており、「高いポテンシャルを持つ隠れた宝石のようなDOC」と記されています。葡萄畑は、エストレーラ、マローファ、マルカタの山々に囲まれており、標高600m~750mという高地。日当たりが良く、石英を含む土壌が地表から日光を反射させるため、葡萄はしっかりと熟します。気候は他のエリアより涼しく、また昼夜の気温差が大きいおかげで高い酸のレベルを保つことが出来ます。また、夜間の気温が低いため、葡萄の成熟はゆっくりと進み、アロマとフレイバーの集約がもたらされます。
ベイラ(ルイ ロボレド マデイラ) ベイラ ブランコ 2020
Beyra Blanco /Beyra (Rui Roboredo Madeira)
香りは白い花とリンゴ、梨、白桃などのフルーツのアロマ。そしてフェンネル、ホワイトペッパー、スパイスのノート。口に含むとフレッシュでジューシー。繊細な酸味に支えられ背景にミネラルを感じる。たっぷりとした果実味が口いっぱいに広がり非常に際立った透明度、柔らかく洗練されている。ドライ感があり後味に心地よい塩気を伴う(食欲をそそる)。
品種: シリア50%、フォンテ カル50%
ベイラ(ルイ ロボレド マデイラ) ベイラ ティント 2020
Beyra Tinto /Beyra (Rui Roboredo Madeira)
香りはフルーティーでラズベリーやブラックベリー、カシスを思わせ甘草、ハーブ、スパイスのノートが混ざり合う。口に含むとなめらかでキメ細かなタンニン、フレッシュな酸とのバランスが良い。ボディは中庸、ミディアムからフルボディ。親しみやすい果実味ながらスパイシーさが絶妙で柔らかに広がっていく。余韻に果実のフレーヴァー。
品種: ティンタ ロリス(テンプラニーリョ)80%、トウリガ ナショナル10%、ジャエン(メンシア)10%
ベイラ(ルイ ロボレド マデイラ) ベイラ ソーヴィニヨン ブラン 2021
Beyra Sauvignon Blanc /Beyra (Rui Roboredo Madeira)
香りはグレープフルーツやライムなどの柑橘類のアロマに白桃、オレンジの皮、爽やかなハーブのニュアンスが混ざり合う。口に含むとフレッシュでジューシー。豊富なミネラルが感じられ、クリアー、ピチピチと弾ける爽快な飲み心地。調和のとれた伸びやかで綺麗な酸が上品な余韻を演出しスッキリとしたフィニッシュ。果実のフレーヴァーと広がる酸の余韻が心地よい。
品種: ソーヴィニヨン ブラン100%
ベイラ(ルイ ロボレド マデイラ) ベイラ スペリオール ティント 2019
Beyra Superior Tinto /Beyra (Rui Roboredo Madeira)
香りはブラックベリーやプラムなどの果実のアロマに、スミレの花、甘草、芳ばしい樽のニュアンス。スパイシーバニラやコーヒー、チョコレート、土っぽい香りが現われる。味わいはふくよかでしっかりとした構造。力強いタンニン、凝縮感のある濃厚な果実味ながら酸はフレッシュで溶け込んでおり飲み心地が良い。重く残らない絶妙のバランスで、持続性のある余韻。
品種: ティンタ ロリス(テンプラニーリョ)80%、トウリガ ナショナル10%、ジャエン(メンシア)10%
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自然豊かな土地の魅力を最大限に表現「バルバネーラ」
自然豊かな土地の魅力を最大限に表現「バルバネーラ」
バルバネーラは1938年に、アルテロ バルバネーラと妻マリアによって、トスカーナ州南部チェトーナに設立されました。最初は街角の小さなお店で自家製のワインやオリーブオイル、チーズ、ハムなどを販売する小さなお店を経営していましたが、その自然豊かな土地の魅力を最大限に表現したワイン作りを目指し、家族経営のワイナリーとして創業しました。トスカーナだけでなく、プーリア、シチリアの葡萄農家とも契約をし、エノロゴが毎年畑を訪れ一番品質のよい葡萄を優先的に買付け、ワインつくりを行っています。トスカーナでは自社ぶどうのみを使用しています。小さな家族経営ワイナリーから大規模なワイナリーへと成長し、その生産本数と共に品質も向上し続けています。ルカ マローニでは2020年から2022年まで最優秀生産者賞を受賞するなど、その実力は折り紙付きです。
本日はキャンティ リゼルヴァをPick Up!
バルバネーラ キャンティ リゼルヴァ 2018
Chianti Riserva /Barbanera
香りは赤い果実、スミレのアロマとポプリ、スパイスのニュアンス。仄かなロースト香、炒ったコーヒー豆を思わせる。口に含むとふくよかで、調和がとれておりビロードのようなタンニン、円やかに広がる中庸のコクが感じられる。豊かさと繊細さ、まとまりの良い仕上がりで力強くもエレガントな余韻へと続く。
合う料理
ローストした赤身肉、鶏肉料理、ジビエ、茸料理、トマトソースを使った料理など。
産地: イタリア トスカーナ州
品種: サンジョヴェーゼ85%、メルロ10%、コロリーノ5%
タイプ: 赤ワイン ミディアムボディ
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2億9千万年前のマグマが生み出すワイン 「ヴァッラーナ」
2億9千万年前のマグマが生み出すワイン 「ヴァッラーナ」
イタリアを代表するワイン、バローロやバルバレスコに使用される黒葡萄は「ネッビオーロ」ですが、生産される地域によっては名称が異なります。南部ではネッビオーロ、北部ではスパンナと呼ばれます。
本日は北部、スパンナでつくる「ヴァッラーナ コッリ ノヴァレージ」のご紹介です。
アルト ピエモンテの中心部に位置するマッジョーラ。2億9000年前、世界7大陸がパンゲアと呼ばれた1つの大陸であった時代、この土地の火山が1000年に渡り大噴火し続け、巨大なカルデラを形成しました。その後、紀元前5000年~6000年前にアルプス山脈が形成され、地中25キロにあったカルデラの底が隆起し現在の地表となりました。通常では地中深くにしか存在しない鉱物を見ることが出来、多様なミネラル(斑岩、花崗岩、鉄、石英、長石など)を含むワインが生まれます。またアルト ピエモンテは酸性土壌で、出来たワインは酸が多く含まれ、長期熟成に向くと言われています。
ヴァッラーナ コッリ ノヴァレージ スパンナ 2018
Colline Novaresi Spanna /Antonio Vallana
香りはスミレ、バラのフローラルなアロマ。そして赤い果実にミント、シナモンやローズマリーなどのスパイスのノート。甘草、紅茶葉、なめし革のニュアンスも現れる。口に含むとなめらかでシルキーなタンニン、適度に酸があり繊細な味わいを支える。ピュアさ、伸びやかに広がる果実味。杯を重ねる度に旨みが増していく。それぞれの要素がバランスよく調和したエレガントな仕上がり。涼し気で飲み心地よい余韻。
合う料理
牛肉のたたき、ミートローフ、肉煮込み料理、茸料理、トマト系パスタなど。
産地: イタリア ピエモンテ
品種: スパンナ(ネッビオーロ)100%
タイプ: 赤ワイン ミディアムボディ
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リリース直後から柔らかさが感じられるジューシーな果実味「ジャコモ グリマルディ」
リリース直後から柔らかさが感じられるジューシーな果実味「ジャコモ グリマルディ」
ジャコモ グリマルディは、イタリア ピエモンテ州 バローロ村で1930年に設立されたワイナリーです。現当主はフェルッチョ グリマルディ氏で、自社元詰の初ヴィンテージは1996年と、バローロの生産者としては比較的新しい造り手です。それまではネゴシアンにワインを販売するのみでしたが、1990年代中頃にバローロボーイズの立役者であるマルク デ グラツィア氏との出会いから、本格的にバローロの生産に取りかかりました。
彼のワインの特徴は、一口に『柔らかさ』が挙げられます。バリックを使用するも、樽の味を感じさせない果実と透明感、さらにはエレガンスを兼ね備え、若いうちからも美味しさを充分に味わえます。
本日はドルチェット ダルバのご紹介です。バローロは熟成に大樽、バリックを使用しますが、ドルチェット ダルバはステンレスタンクにて発酵、熟成させます。
ジャコモ グリマルディ ドルチェット ダルバ 2021
Dolcetto d’Alba /Giacomo Grimaldi
完熟したフルーツのアロマが豊かで、ラズベリーやブルーベリー、チェリーを思わせる。そしてスミレ、スパイスのノート。口に含むとフレッシュでジューシー。たっぷりとした果実味に満ちており凝縮した味わいながらピチピチと弾ける軽やかな飲み口。雑味がなくなめらかな質感、飲み心地よいフィニッシュ。
合う料理
ラタトゥイユ、鶏肉のトマト煮込み・竜田揚げ、トンカツ、ソースを使った肉料理など。
産地: イタリア ピエモンテ
品種: ドルチェット100%
タイプ: 赤ワイン ミディアムボディ
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際立つエレガントさ「マテッラ ジャパン シリーズ」
際立つエレガントさ「マテッラ ジャパン シリーズ」
カリフォルニア ナパ ヴァレーの生産者キュナット ファミリー ヴィンヤーズから希少なジャパン シリーズのご紹介です。2007年、ナパ ヴァレー南部オーク ノル地区にワイナリーが説⽴されました。ラテン語訳で「⺟なる⼤地」を意味するワイナリー名の通り、恵まれたナパのテロワールを反映したブドウ栽培とワイン造りに取り組んでおり、2018 年より才能溢れる若き⼥性醸造家 チェルシー バレットを招聘し、近年国内外にて更なる注⽬を集めている新進気鋭のワイナリーです。
■マテッラ カベルネ ソーヴィニヨン ナパ ヴァレー 土倉
■マテッラ 森閑 シャルドネ ナパ ヴァレー
■マテッラ よしの ロゼ ナパ ヴァレー
以上がジャパン シリーズです。
本日はカベルネ ソーヴィニヨン ナパ ヴァレー 土倉をPick Up!
カベルネ ソーヴィニヨン 土倉は、オーナー奥様、美紀さんのご先祖にあたる土倉庄三郎氏へのオマージュ ワインです。故 土倉庄三郎氏は、吉野杉の開発に注力した人物。自由民権運動のパトロンとなり、新島襄を応援して同志社大学の設立にも尽力されたそうです)。ラベルには吉野杉がモチーフとして描かれています。ナパ ヴァレー産のカベルネ ソーヴィニヨンを主体にメルロ、マルベックとのブレンドです。
マテッラ カベルネ ソーヴィニヨン ナパ ヴァレー 土倉 2019
Cabernet Sauvignon Napa Valley " Dogura " /Cunat Family Vineyards
完熟した赤や黒のベリーフルーツ、ラベンダーのアロマが広がりブラックオリーブ、ブラックペッパー、甘草、仄かなミントの香りが混ざり合う。そしてバニラやココア、チョコレート、上品な樽のニュアンス。口に含むと柔らかくたっぷりとした果実感。舌触りはビロードのようでしっとりとした質感をもつ。キメ細かなタンニン、調和のとれた酸味。口当たりの良い親しみやすさに気品を纏い、フレーヴァーの広がりが素晴らしい。奥行のある余韻が印象的。
合う料理
牛やラム肉のロースト、すき焼き、野菜の天ぷらなど。
産地: アメリカ カリフォルニア ナパ ヴァレー
タイプ: 赤ワイン フルボディ
品種: カベルネ ソーヴィニヨン92%、メルロ6%、マルベック2%
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ジューシーなフルボディ「コンセンティード モナストレル バリーカ」
モナストレル100%!気軽に楽しめる、ジューシーなフルボディ
「ラ プリッシマ コンセンティード モナストレル バリーカ 2020」
スペイン ムルシア州の北東に位置するイエクラ。イエクラがD.O.に認定されたのは1975年で、その立役者となったのが、同D.O.産ワインの60%を生産しているボデガス ラ プリッシモです。
1946年設立で今では約2000人の加盟栽培家を擁しています。スペイン有数の近代設備と優れた品質管理システム、及びDOイエクラの評議会メンバーも務める大醸造家ペドロ ホセ アソリンの活躍によって同DOを主導。スペインワインガイドの最高峰「ギア ペニン」では毎年激賞を浴び、輸出先国は30ヵ国を数えます。
ラ プリッシモのワインはタイプによってブランドが構築されています。その中から本日は「溺愛され、甘やかされた子供」という意味をもつ「コンセンティード」のワインをPick Up! 気軽に楽しめる、ジューシーなフルボディ「ラ プリッシマ コンセンティード モナストレル バリーカ 2020」のご紹介です。
ラ プリッシマ コンセンティード モナストレル バリーカ 2020
Consentido Monastrell Barrica /Bodegas La Purísima
香りはラズベリーやプラム、イチジクのアロマとハーブ、スパイスのノート。そしてトースト、ココア、チョコレート、ほんのりバルサミコのニュアンスも。口に含むとジューシーでなめらか。生き生きとした酸がバランスよく、熟した柔らかなタンニンが溶け合っている。果実由来の甘さ、親しみやすい味わいでスパイシーなオークのニュアンスがアクセント。口当たりのよいフルボディ。気軽に楽しめる味わい。
合う料理
野菜炒め、焼き肉、ハンバーグ(デミグラスソース)、トマトソース料理、お好みやき、ピッツァなど。
産地: スペイン ムルシア
品種: モナストレル100%
タイプ: 赤ワイン フルボディ
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7人のブドウ畑を意味する「クロス デ ロス シエテ」
7人のブドウ畑を意味する「クロス デ ロス シエテ」
アルゼンチンの風土と葡萄に魅せられた、著名なワイン コンサルタントであるミシェル ロラン氏が情熱を傾ける壮大なプロジェクト。彼に賛同し、同じくワイン造りへの情熱を持ったボルドーの醸造家6名とともにメンドーサの近くアンデス山脈の麓ウコ ヴァレーに850ヘクタールの畑を所有。4つあるボデガスのワインをミシェル ロラン氏自身がブレンド、醸造し、このスター ワイン「クロス デ ロス シエテ」を造り上げました。
フランスの伝統あるワイン造りのノウハウと、ウコ ヴァレーのテロワールの融合。ボルドーのグラン ヴァンのように醸造することを哲学に、フルボディの凝縮感ある味わいながら、複雑なブレンドによって繊細でバランスのとれたワインに仕上がっています。
クロス デ ロス シエテ 2018
Clos de los Siete /Michel Rolland
香りは熟したプラム、ブラックベリー、ラベンダーのアロマにスパイス、バニラ、スモーク香。ローストしたコーヒー豆やチョコレート、ココアを思わせる香りが広がる。口に含むとシルキーで濃厚。たっぷりとした、凝縮した味わいだが丸みを帯びておりクリーミーなタンニン、艶っぽくしなやかで酸のバランスがとれている。甘美で、力強い印象もアフターにかけてスムーズ。余韻も長く持続性がある。
合う料理
ビーフシチュー、赤身肉のロースト、豚バラ肉の味噌生姜焼き、茄子と挽き肉の味噌炒め、鰻の蒲焼、タパスなど。
産地:アルゼンチン ウコ ヴァレー
品種:マルベック55%、メルロ19%、カベルネ ソーヴィニヨン10%、シラー12%、カベルネ フラン2%、プティ ヴェルド2%
タイプ: 赤ワイン フルボディ
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ドイツガイド誌Eichelmann 5つ星生産者「フランツ ケラー」
ドイツガイド誌Eichelmann 5つ星生産者「フランツ ケラー」
2010年、ドイツの赤ワイン生産者NO.1に贈られる「BESTE ROTWIEN KOLLEKTION」に選出されたドイツ赤ワインのトップ生産者のひとつ、フランツ ケラー。自社で所有しているレストラン“シュヴァルツァー アドラー(1969年以来ミシュラン星付)”用のワインをつくる為に、第2次世界大戦後からブドウ畑を購入、ブルゴーニュを手本としたワイン造りをスタートさせました。ワイン造りのモートーは、“策を凝らしたような仰々しさはなく純粋で明快、限られた人の為の贅沢品ではなく、料理と合わせる為のすべての人にとって魅力的なワイン”。
本日はベーシック ラインのシュペートブルグンダーのご紹介です。
フランツ ケラー シュペートブルグンダー フォン レス 2020
Spätburgunder "Vom Löss" Gutswein /Franz Keller
香りは熟した赤や黒のベリー、プラムなどの果実香にドライハーブ、シナモン、僅かにスモークのノート。タバコや紅茶、上品な樽のニュアンスが混ざり合う。口に含むとなめらかでたっぷりとしていながら品がよく、華やかな香味、じんわり広がる旨みが印象的。酸味は程よく伸びやかでミネラルが味わいに深みを与える。持続性のあるアフター、果実とスパイシーさ、絶妙のハーモニー。
合う料理
牛しゃぶ、葱と鴨肉のソテー、治部煮、赤身マグロのカルパッチョ、カツオのたたきなど。
産地: ドイツ バーデン
品種: シュペートブルグンダー100%
タイプ: 赤ワイン ミディアムボディ
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"お客様にとってのベスト バリューを目指す"「ジャン フィリップ マルシャン」
“お客様にとってのベスト バリューを目指す”「ジャン フィリップ マルシャン」
価格上昇が激しいブルゴーニュワインにあってお買い得な価格で提供してくれるジャン フィリップ マルシャンから、レジョナルの新ヴィンテージが入荷しました。
■ジャン フィリップ マルシャン
現当主、ジャン フィリップ マルシャン氏で7代目となります。メゾンとしての設立は1984年ですが、その起源は1813年までさかのぼることが出来る長い歴史があります。1983年に、先代のクロードがジュヴレ シャンベルタン村の中心部に位置する18世紀の古いワインハウスを取得しました。その後、ジャン フィリップが引き継ぎました。
「ブドウ本来の味わい」と「土壌の特徴」を大切にするため、アペラシオン、畑ごとに小容量のタンクで醸造を行います。マルシャン氏が常日頃口にする言葉が、彼らの目指す生産者像を如実に物語っています。『我々は決して大規模な生産者でもなければ、高級な生産者でもない。それを目指そうとは全く思わない。目指すのは、“身の丈に合った”ワイン造り。お客様にとって“価格的にも品質的にもちょうど良い”ベスト バリューなワインを供給する生産者であることです。』
ジャン フィリップ マルシャン ブルゴーニュ シャルドネ 2021
Bourgogne Chardonnay /Jean-Philippe MARCHAND
香りは白桃、洋梨、蜜リンゴ、白い花のアロマが広がりスパイス、仄かなナッツの香りがアクセント。味わいはなめらかでフレッシュ。程よいボディに力強さ、はっきりと豊かさを感じる果実味が特徴。締りのある綺麗な酸がバランスよく溶け込んでおりしっとりと艶っぽいなめらかなテクスチャー。上品にまとまっており飲み心地が良い。
合う料理
白身魚のカルパッチョ、川魚の蒸し焼、魚介・鶏肉のグリルなど。
ジャン フィリップ マルシャン ブルゴーニュ ピノ ノワール 2022
Bourgogne Pinot Noir /Jean-Philippe MARCHAND
ラズベリーやレッドチェリー、プラムの香り。そしてバラの花弁やスパイスのニュアンス、仄かなオークのノート。味わいはフレッシュでジューシー。凝縮した果実味ながら冷涼感のある生き生きとした酸味が好印象。もぎたての赤いベリーやチェリー、アセロラを思わせるチャーミングな甘酸っぱさ。タンニンはやさしくエレガントな余韻をもつ。
合う料理
鴨肉のロースト、鰹・マグロのタタキ、軽くスパイスを効かせた肉料理、串揚げ料理、ベーコンなど。
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シャトー シトランのセカンドワイン「ムーラン ド シトラン」
シャトー シトランのセカンドワイン 「ムーラン ド シトラン」
13世紀まで遡ることができる、メドックの中でも長い歴史を持つ「シャトー シトラン」。クリュ ブルジョワとして格付けされたのは1932年です。その後、第二次大戦後の1945年以降は所有者を変えながら、畑の全面植え替えや厳しい選別、新樽比率の向上などの改革を経て目覚ましく品質が向上しました。2003年にはブルジョワ スペリュールへと昇格を果たしています。
ロバート パーカー氏も「クリュ ブルジョワ」の中でも最上級一つ」と評するなど、現在、その評価はクリュ クラッセに匹敵するとも言われています。
本日はシャトー シトランのセカンドワイン「ムーラン ド シトラン」のご紹介です。ヴィンテージは2015年。シャトー シトランよりは幾分ライトな味わいですが、十分複雑なコクと豊かな果実味を持つ芳醇な赤ワインに仕上げられています。
ムーラン ド シトラン 2015
Moulins de Citran
香りは少し甘やかなチェリー、ラズベリー、プラムなどの果実香に甘草、スパイスのノートが混ざり合う。そしてタバコ、スモーク、土、皮革などの熟成香。口に含むとなめらかで溶け込んだタンニン、酸のバランスがとれておりしなやか。力強い果実味ながら柔らかに広がり緻密な構造を備えている。クラシカルで洗練されたボルドー。セカンドワインといえども妥協がない。
合う料理
ローストビーフ、鴨胸肉 マッシュルームソース、地鶏の炭火焼き、ハンバーグ、ビーフシチューなど。
産地: フランス ボルドー地方 オー メドック
品種: カベルネ ソーヴィニヨン、メルロ
タイプ: 赤ワイン フルボディ
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