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2017年10月

オーストリア最古のワイナリーのひとつ「シュロス・ゴベルスブルク」

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シュロス・ゴベルスブルクは、遅くとも1171年以来カンプタールでワインを生産する、現存するオーストリア最古のワイナリーのひとつです。ヴァインフィアテルを本拠地とするシトー派ツヴァッテル修道院の所有ですが、1994年以降、ワイナリー、ブドウ畑、果樹園、穀物畑、家畜等全ての所有権を現オーナー、ミヒャエル・モースブルッガー氏が60年リースで借り受け、運営しています。銘醸畑35haを所有し、グリューナー・フェルトリーナーとリースリングを主要葡萄品種に、高品質なワインを世に送り出しています。

本日は、そんな「シュロス・ゴベルスブルク」から高品質なリースリングを2つご紹介いたします☆

シュロスケラライ・ゴベルスブルク リースリング・ウルゲシュタイン 2016
Schlosskellerei Gobelsburg Riesling Urgestein /Schloss Gobelsburg

まずはケラライ リースリング・ウルゲシュタイン。正統派リースリングワインとして定評があり、葡萄はカンプタールの銘醸畑“ガイスベルク”や、特級畑に相当するテラス状の畑“ハイリゲンシュタイン”からの比較的若い樹齢の樹から収穫したものを主に使用。

ピリリとした酸の刺激が心地よく、キビキビとした、それでいてたっぷりとしたエキス分が口中に溢れ出す。軽快で鮮やかな果実味はまさに目が覚めるようで美しい。親しみやすさとともにエレガントさを兼ね備えておりフィニッシュのキレがよい。香りにはピーチやアプリコット、梅、ライム、ジャスミンを思わせる繊細なアロマにローズマリーやホワイトペッパーなどのスパイシーな香り、洗練されたミネラルのノートがアクセント。

【合わせるお料理】
繊細な食材を使った和食、カキ、シーフードのマリネ、刺身、寿司、アジア系スパイス料理など。

タイプ:白ワイン 辛口

 

シュロス・ゴベルスブルク リースリング・ガイスベルク・カンプタール 2015
Riesling Gaisberg Kamptal /Schloss Gobelsburg

そして、銘醸畑“ガイスベルク”。格付けはエルステ・ラーゲ(一級畑)。白い花のアロマがあり、綺麗な酸と豊かながら柔和なミネラル感のバランスが素晴らしい。

アロマはフローラルかつフルーティーで白い花、熟したリンゴ、白桃、キウイ、マンゴー、シナモン、柑橘類、ハーブを思わせ、洗練されたミネラルのノートがアクセント。ほんのりと甘さのある香りで、エレガンスの中にも親しみやすさが感じられる。他にオーク、ジンジャー、濡れたスレートや岩、石灰、微かにフリンティなニュアンス。アタックは爽やかでなめらか。ミネラルを軸とする豊かな果実味が広がりジューシーで、熟した果実の旨みが溢れ出る。ミネラリティにしてクリーミーな質感と、柔和で口当たりの良さが光る。活気に満ちた緻密な構造、味わいは広がりがよく酸とのバランスに優れており辛口にして仄かな残糖感を伴っている。キレのよいフィニッシュで、アフターの余韻も長い。

【合わせるお料理】
魚介、甲殻類を中心とした料理、天ぷら、寿司、鶏や豚肉のソテー、ペンネ・アラビアータなど。

タイプ:白ワイン 辛口

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アルゼンチン第二の栽培面積を誇るサン・ファン産マルベックを飲み比べ☆

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アルゼンチン第二の栽培面積を誇るサン・ファン産マルベックを飲み比べ☆

「マグナ・マルベック 2014」×「パイロス・バレル・セレクション・マルベック 2014」

本日は、アルゼンチン第二の栽培面積を誇るサン・ファン産マルベックを飲み比べしました。 ワインは、アルゼンチンを代表するワイングループMPワインズのオーナー"ポン・ファミリー”がこの大地のポテンシャルを最大限に活かしたブランド“ボデガス・カリア”と“パイロス・ワインズ”です。ヴィンテージはともに2014年をセレクトしました☆

ボデガス・カリア マグナ・マルベック 2014
Magna Malbec /Bodegas Callia

マグナはリーズナブルにして濃密な果実味。ドライフルーツ的要素があり、様々なベリーフルーツにバニラやカカオのフレーヴァーが幾重にも重なり層を成す。抽出されたタンニンは甘くキメ細やかで酸とのバランスに優れている。其々の要素が綺麗に溶け込んでおりしっかりとした構造、コクを備える。香りにはブラックベリーやカシス、プルーン、ドライイチジク、ラベンダー、セージ、そして木樽からくるバニラやシナモン、タバコ、チョコなどの香ばしさ。野生味はもちろん洗練された趣があり、湿った土やミネラルのニュアンスが感じられる。

【合わせるお料理】
牛・ラム肉のロースト、スパイシーなハム・ソーセージ料理、餃子、エスニック料理、すき焼きなど。

タイプ:赤ワイン フルボディ

 

続いて

パイロス・ワインズ パイロス・バレル・セレクション・マルベック 2014
Pyros Barrel Selection Malbec /Pyros Wines

こちらは各上、濃厚かつミネラリックなマルベック。香りにはブラックベリーやブラックチェリー、プルーン、ドライイチジクなどの果実香に黒オリーブ、ドライフラワーやドライハーブ、セージ、リコリス、木樽由来のバニラやシナモン、クローブ、タバコ、チョコなどの香ばしさ。スパイシーかつミネラルに溢れており洗練された趣がある。アタックはソフトでなめらか。野性味はもちろんのこと活気に満ちており凝縮した果実感で満たされる。味わいは濃厚ながら過熟感のないエレガントな仕上がりで、毅然としたタンニンが存在し酸とのバランスがとれている。しっかりとした構造、グリップが効いた辛口で飲み応えが◎。洗練されたストラクチャーと、長く続く余韻をもつ。果実とオークのフレーヴァーとともにミネラルのようなほろ苦さ。

【合わせるお料理】
牛・ラム・鴨肉のロースト、ジビエ、ソーセージ、スパイスを効かせた肉料理、エスニック料理、すき焼きなど。

タイプ:赤ワイン フルボディ

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ビエルソは、スペインのブルゴーニュ!「ボデガス・イ・ビニェドス・ゴデリア」

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カスティーリャ・イ・レオンとガリシアの間の山間部、ビエルソのピエロス村に位置するボデガです。伝統的な方法を尊重しながら、最新の現代技術を取り入れたワイン造りを行なっています。畑は海抜500~700mに位置します。ジョセップ・セラは、プリオラート出身で、この地域が珪岩と粘板岩が混ざる土壌で、プリオラートに類似しており、その可能性を感じてビエルソに来ました。気候は、隣接するガリシアに近く、大西洋気候と地中海性気候の影響を受け、降雨量は年間500~700mmです。

高いポテンシャルを持ちながら未開発の地域ですが、樹齢の古い葡萄が多く、有利な条件を世界中に広めることが夢のひとつです。ビエルソの地葡萄であり、世界で最もユニークな葡萄のひとつであるメンシア、そしてゴデーリョ。高い比率で古木があり、良いワインが出来る。メンシアはピノ・ノワール、ゴデーリョはシャルドネ、つまり「スペインのブルゴーニュ」です。

本日は、珍しいゴデーリョ100%のスパークリングワインをご紹介いたします。瓶内二次発酵で造られており、ナッツやパンのような香ばしい要素も感じられ、エレガントで繊細な泡立ちです☆

ボデガス・イ・ビニェドス・ゴデリア ゴデリア・キュヴェ・ブリュット・レセルバ NV
Godelia Cuvée Brut Reserva /Bodegas y Viñedos Godelia

香りにはアプリコットやピーチ、リンゴのコンフィ、白い花、柑橘類、ジンジャー、石、この地特有のミネラルのノートが混じり合う。そしてナッツやアーモンド、トーストなどの芳しい香り。複雑な広がりと香りのボリュームが感じられる。口に含むと繊細な発泡が心地よく豊かな果実感で満たされる。ミネラルをたっぷりと含み、微かにフローラルなフレーヴァー。バランスのとれた酸度とともにしっかりとした骨格を持ち、充実した果実味と爽やかさが印象に残る。味わいこそ濃密だが至って繊細でスムーズな口当たりで、総じてエレガントに仕上がっている。

【合わせるお料理】
前菜、白身魚のマリネやグリル、魚介料理、寿司、豚や鶏肉料理など。

産地:スペイン ビエルソ
品種:ゴデーリョ100%
タイプ:スパークリングワイン 白 辛口

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レ・マッキオーレの定番「ボルゲリ・ロッソ」スタンダードでも妥協を許さない!

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マッキオーレの重要なポリシーはテロワールを最大限尊重し、最高のブドウを収穫し、高い品質のワイン造りを目指すことです。それには細かい作業を正確に実行し、こつこつ経験を積み上げ、研究していくことが重要です。素晴らしいワインを造るには、素晴らしいブドウを作ること。素晴らしいブドウを作るには畑を知り尽くすこと。毎年気候が異なると、毎年、樹のライフサイクルも異なります。畑の手入れの経験をつむことが大切ですし、毎日ブドウの状態を見ることも重要になります。

マッキオーレでは自分の子供を育てるように、畑のブドウの樹を大切にしています。マッキオーレは毎日畑に入って手入れをしています。畑に何か異変があったら、すぐに対応しています。他のボルゲリのワイナリーからも、「ボルゲリで最も美しい畑」と言葉を頂いたこともありました。

「サッシカイアはボルゲリのスター。ボルゲリが生まれたのは、サッシカイアのお陰です。スーパー・タスカンが生まれたのもサッシカイアのお陰。オルネッライアは巣晴らしいワイナリーで、ボルゲリでも規模がとても大きく、卓越したブレンドワインを造り、世界にボルゲリの偉大さを伝えています。」と語るチンツィア・カンポルミ氏。それに対してマッキオーレは職人ワイナリーと言えます。職人と同じく、数量は造れないが、その道を追求し、最高のワインを造るために、小さなことからこつこつと磨き上げ、ボルゲリの偉大さを信じて、最高のものを目指したワイン造りを行っています。ドゥエミラ・ヴィーニ2009では最優秀ワイナリー賞を受賞するなど、ワイン造りに対する真摯な姿勢が多くのワイン・ラヴァーに認められています。

本日は、レ・マッキオーレの定番「ボルゲリ・ロッソ」をご紹介いたします。近年はメルロを主体にカベルネ・フランとシラーによるブレンドでしたが、2015年より新たにカベルネ・ソーヴィニヨンが加わりました。柔らかな口当たりにも果実味は旨みが凝縮し、フレッシュ且つエレガントなスタイルで、まさにバランスのよさが光ります。2015年産は記憶に残る当たり年です☆

レ・マッキオーレ ボルゲリ・ロッソ 2015
Bolgheri Rosso /Azienda Agricola Le Macchiole

香りにはカシスやブルーベリー、プラムなどの果実香、スミレ、ブラックペッパー、そして木樽からくるバニラやコーヒー、お香、トーストなどの芳しさ。さらにナツメグやクローブ、リコリスの香り、皮革、ミネラルのノートが混じり合う。アタックはソフトでなめらか。キメ細かなタンニンと調和のとれた酸味。舌触りはシルキーで、柔らかな口当たりにも果実味は旨みが凝縮されている。煮詰めたベリーフルーツやプラムを思わせ、心地よい酸度、フレッシュさと華やかさを引き立たせミネラリーで、スパイシーなオークとの相性がよい。アルコール感もしっかりと主張する緻密な構造のフルボディ。フレッシュ且つエレガントなスタイルで、余韻に果実とオークのフレーヴァー。

【合わせるお料理】
牛フィレ・仔羊・鴨肉のロースト、すき焼き、ビーフシチュー、チーズフォンデュなど。

産地:イタリア・トスカーナ
品種:メルロ60%、カベルネ・フラン20%、シラー10%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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第11回「ワインの気持ち」開催のお知らせ

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日頃よりカーヴ・ド・ヴェレゾンをご愛顧頂きまして誠にありがとうございます。当店主催のワイン会、「ワインの気持ち」を開催いたします。今回で11回目になります。

テーマ:「秋の収穫を祝おう!そして来年に向けて」

秋の収穫を祝う新酒の季節。今回は新酒解禁後の開催ということもありイタリア、オーストリア、フランス産のものを合せて3種類お楽しみいただきます。普段は〇〇産の新酒しか飲まないという方はこの機会にぜひお試しいただきたいと思います。また、この会が年内最後の会となりますので、残り3種類は「ちょっと贅沢に」をプチテーマにセレクトさせていただきます。2017年も残り僅か。美味しいワインで忙しい時節を乗り切りましょう!

※少人数制6~12名程でテーブルを囲み、ゆったりとした雰囲気の中でワインとお食事、会話を楽しむ会です。

【日時】11月18日 19:30~(受付19:00~19:30)
【場所】カーヴ・ド・ヴェレゾン店内 ワイン会Room
【ワイン】6種類(新酒3種、他3種)
【食事】軽食(ケータリング、その他)
【会費】6,480円(税込)
【定員】6~12名

■問い合わせ先
カーヴ・ド・ヴェレゾン 076-225-3515

注意事項を必ずお読みくださいませ。

※注意事項※
・会費のお支払は現金のみでお願いします。
・事前に人数分の食事とワインを手配しております。無断欠席によるマナー違反はお控えください。キャンセルはなるべくないようにお願いします。
・ワインの薀蓄や人気銘柄を飲んだという自慢話をされたい方はご遠慮ください。
・会は禁煙です。また、過度な香水など香りが強いものはご遠慮ください。
・料理は軽食(ケータリング、その他)です。
・ワインは各種グラス1杯が基本です。当日の参加者様の流れをみて次のワインに移ります。
・飲酒運転、未成年者の飲酒は法律で禁止されています。
・当日は『ワイン会』のため、18時までの営業とさせていただきます。

南アフリカのテロワールとボルドーの醸造哲学の融合「ウガバ」

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2005年にブルーノ・プラッツ氏、ユベール・ド・ブアール氏が南アフリカの銘醸クレイン・コンスタンシアとが協力して設立したワイナリー。南アフリカのテロワールが生み出す果実のリッチさ、しなやかさとボルドーのワイン醸造哲学が生み出す繊細さとバランスの良さを持つワインがコンセプトです。南アフリカの自然環境を大切にするため、栽培ではサステーナブル農法を実践しています。2009年にはワイナリーを改築し、様々なサイズのタンクを完備。これにより、大きさの異なる畑の区画毎の醸造と管理が可能になりました。

コス・デストゥルネルをメドックのスーパー・セカンドと呼ばれるまでに育て上げたブルーノ・プラッツ氏。サン・テミリオンでアンジェリュスの第一特別級昇格を果たしたユベール・ド・ブアール氏。南アフリカ最高の名声と歴史を誇るクレイン・コンスタンシアのロウウェル・ユースト氏。三氏のコラボレーションで誕生したワイナリーがアンウィルカ・ヴィンヤードです。

アンウィルカ・ヴィンヤード ウガバ 2014
Ugaba /Anwilka Vineyard

香りにはブラックチェリーやブラックベリー、カシスなどの果実香にペッパーやユーカリ、燻煙、ローストしたオークのノートがアクセント。エスプレッソやビターチョコ、タバコ、ナツメグ、クローブなどの香ばしさ。そして皮革や塩漬け肉、鉱物的なミネラルのニュアンスが感じられ複雑かつ洗練されている。アタックはなめらかでソフトながらアルコール感が強くボリューミー。豊満な果実味とコクが備わっており鮮度が高く濃厚、完熟感はもちろん香り同様に樽の要素が個性として現れる。果実感が充実し瑞々しさをそのままに、軽くスモーキーで、タンニンはキメ細やか。穏やかな酸ともバランスがよくしっかりとした骨格をもつ。アフターには果実とオークのフレーヴァーが持続し、心地よいほろ苦さ。

【合わせるお料理】
牛・ラム肉のロースト、ジビエ、焼き肉、野菜のシチューなど。

産地:南アフリカ ウエスタン・ケープ ステレンボッシュ
品種:シラー65%、カベルネ・ソーヴィニヨン34%、プティ・ヴェルド1%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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新旧ワインスタイルの融合を実現「アルファ・オメガ」

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ナパの最高峰が集うラザフォード地区に優美に佇むブティック・ワイナリー、アルファ・オメガ。ワイン界の巨匠、ミシェル・ロラン氏をワインコンサルタントに迎え、気鋭醸造士ジョン・ホフリガー氏の指揮のもと、精力的にナパの特級畑から葡萄を買い付け、高品質なワインを生み出しています。

アルファ・オメガ・ワイナリーは、ロビン・バジェットとエリック・スクラーによって2006 年に設立されました。ロビンとエリックはワールド・クラスの最高品質ワインを造り出すために精力的にナパ全域の特級畑の葡萄を買い付けており、代表的な採用畑は10 以上にもおよび、さらに自社畑のエステートを所有するという葡萄の品質には絶対的な自信をもっています。そしてそれら高品質の葡萄を丁寧に醸造できる最新施設を建設し、万全の体制で高品質なワイン造りに臨んでいます。これらはグロワーとしての長い経験を活かしたロビンとエリックだからこそ実現することのできたブティック・プロジェクトです。

本日は、上級キュヴェ「カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー2014」をPick Up!

(※最上級キュヴェ「Era エラ」は近年最高ヴィンテージとの呼び声が高い2013年ヴィンテージにて入荷しております。日本には僅か30本のみ輸入です。割り当てのためご入り用の方はお早めにご検討ください。)

アルファ・オメガ カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー 2014
Cabernet Sauvignon Napa Valley /Alpha Omega Winery

香りにはカシスやブラックベリー、ラズベリー、ベリージャムなどの凝縮した果実香にリコリス、ドライハーブ、ミント、ブラックペッパーやシナモンなどのスパイスのノートが混じり合う。熟した、それでいて上品な芳香、広がりがよく、樽由来のバニラや白檀、ナツメグ、チョコ、カカオパウダー、トフィー、なめし革などの芳しい香りが包み込む。そして鉛筆の芯や土、ミネラルのニュアンスが続き複雑性に富む。アタックはソフトでなめらか。芳醇な果実味が瞬く間に広がるスムーズな口当たりで、口中を香り同様の香味が支配する。舌触りはしっとりとしていてシルキー、味わいは層状で高いアルコール分にも親しみやすくエレガントに仕上がっている。現時点ですでに美味しく、噛み締めるほどにジューシーなエキス分が溢れ出るかのよう。構造が豊かで、コクとともにしなやかさが兼ね備わっている。

【合わせるお料理】
牛やラム、鴨肉のロースト、スペアリブ、牛しゃぶ、すき焼き、ラタトゥイユなど。

産地:アメリカ カリフォルニア ナパ・ヴァレー
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン85%、カベルネ・フラン9%、メルロ6%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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ジュヴレ最高峰「クロード・デュガ」のネゴシアン部門「ラ・ジブリオット」

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ラ・ジブリオットは、ジュヴレ・シャンベルタン最高峰に数えられる「クロード・デュガ」のネゴシアン部門です。父クロード氏の監修の下、氏のご子息たちが手がけています。ファースト・ヴィンテージは2002年。AOCジュヴレ・シャンベルタンでは5生産者以上、シャルムなどの少量生産でも2生産者以上からの買い付け。もちろんどの生産者から買い付けているかは企業秘密です。

目指すスタイルは、エレガントで深みのあるピノ・ノワールです。ジュヴレ・シャンベルタンは銘醸地として名高い産地ですが、その中にも上質のワインを造っていても日の目を浴びていない隠れた生産者がいます。ラ・ジブリオットは、彼らのワインの中から、その年最上の出来と感じたワインのみを購入し、熟成、瓶詰めして世に送り出しています。

2015年は、全体を通して乾燥が続いたため葡萄は水分を失い凝縮し、ワインは芳醇で飲み応えのあるワインとなりました。ジブリオットにとってもワイン造りを始めて以来最高ともいえる偉大なヴィンテージです☆

本日はACブルゴーニュとジュヴレ・シャンベルタンをご紹介いたします。

ブルゴーニュ・ルージュ 2015
Bourgogne Rouge /La Gibryotte

香りにはチェリーやラズベリー、ブルーベリー、バラ、ドライハーブ、樽由来のシナモンやクローブなどのスパイス香。そしてバニラ香はやさしく新鮮な果実香を尊重し、軽いトーストやタバコ、なめし革、マッシュルームの香りが続く。アタックはソフトでなめらか。凝縮感のある豊かな果実味でパワフルにしてしなやかさを併せ持つ。キメ細かなタンニンと穏やかな酸味が溶け込んでおり味わいはマイルドで、その中にもしっかりとした構造をもつ。広域ブルとしては、味わいの凝縮度、目の詰まり具合、充実感という点において群を抜く。甘辛のバランスが絶妙、アフターフレーヴァーの広がりも素晴らしい。

【合わせるお料理】
牛・鴨肉のロースト、鶏肉の赤ワイン煮込、ジビエ、ソーセージ類、マグロのカルパッチョなど。

品種:ピノ・ノワール100%
タイプ:赤ワイン フルボディ

 

ジュヴレ・シャンベルタン 2015
Gevrey-Chambertin /La Gibryotte

香りにはカシスやラズベリー、プラムジャムなどの甘い果実香にスミレ、バラのドライフラワー、ドライハーブ、芳しいオークの香りがアクセント。樽からは品の良いバニラ、クローブやシナモンなどのスパイス、黒砂糖の香り。そしてなめし革、枯れ葉、マッシュルームの香りが続きミネラルのヒントが洗練さを与える。アタックはなめらかで力強い果実感。充実したエキス分とともにしっかりとしたタンニンが感じられ、程よいボリューミーさと骨格が感じられる。現時点では(2017年10月)グラスに注いですぐはバニラ、樽感をやや前に感じるが嫌みが毛頭なくエレガント。じんわりと旨みが広がり若くフルーティーな風味が楽しめる。リッチでコクがありタンニンはビロードのよう。既に美味しいが更なる熟成も期待できる。

【合わせるお料理】
牛や鴨肉のロースト、ジビエ、鶏肉やマグロの赤ワインソース煮、寿司、ウオッシュチーズなど。

品種:ピノ・ノワール100%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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フルボディにも重すぎないのが良い「セラーズ・カン・ブラウ ブラウ」

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旧来のフミーリャのイメージ刷新の立役者となった生産者、ボデガス・フアン・ヒル。ワイン・アドヴォケイトで極めて高い評価を受け、世界的な注目をフミーリャに向けさせました。セラーズ・カン・ブラウはそのボデガス・フアン・ヒルをはじめとするヒル・ファミリー・エステーツのブランドの一つです。ヒル・ファミリーで唯一の女性ワインメーカーが指揮を執り、ワインは華やかでエレガント、複雑さのあるスタイルが形成されます。因みにブラウは「青」の意味。光を受けたモンサンの土壌が青く見えたことに由来し、印象的なラベルデザインは教会のステンドグラスをイメージしたものです。

本日は、セラーズ・カン・ブラウ ブラウ 2014をご紹介いたします☆

セラーズ・カン・ブラウ ブラウ 2014
Blau /Cellers Can Blau

香りにはブルーベリーやラズベリー、プルーンなどの果実香、ラベンダー、ドライハーブ、シナモンやペッパーなどのスパイスのノートが混じり合う。独特の野性味が感じられるアロマ。そして強すぎないトースティなオークの要素が心地よいアクセントとなり、ミネラルが洗練さを与えている。アタックはソフトでなめらか。生き生きとした豊かな果実味が広がり、味わいは丸くバランスの良さが光る。適度にミネラリーで、フルボディにも重すぎないのが良い。キメ細かなタンニンと上品な酸味が溶け込んでおりシルキーなテクスチャーと、辛口にしてほんのりと熟した果実のような甘さを伴う。スムーズな飲み心地で、アフターフレーヴァーの広がりがある。

【合わせるお料理】
子羊のロースト、豚レバーのパテ、肉煮込み料理、ソースを使った肉・野菜料理、ソーセージ、パスタなど。

産地:スペイン カタルーニャ州 モンサン
品種:カリニェナ50%、シラー25%、ガルナッチャ25%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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アブルッツォの雄「ファルネーゼ」のメーカーズ・ディナー

ファルネーゼのメーカーズ・ディナーにご招待いただきました

辛口評価で知られるグイダ・ディ・ヴィニ・イタリアーニで幾度となく最優秀生産者に選出されている実力派ワイナリー、ファルネーゼ。日本ではワイン漫画「神の雫」にて「カサーレ・ヴェッキオ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ」が何度か掲載されワイン愛好家の間では知らない人がいないほどの人気ぶり。

今回、ファルネーゼの代表取締役であるヴァレンティーノ・ショッティー氏とご子息が来日されるということでプレミアム・メーカーズ・ディナーが開催されました。会場は、ザ・リッツ・カールトン大阪 イタリア料理スプレンディード。イタリア・マルケ州出身のオリアナ・ティラバッシ料理長の美しいアーティスティックなお料理とファルネーゼ・ワインとのマリアージュを堪能させていただきました。お料理はコースで、ワンディッシュ&ワングラス。素晴らしいお料理と合わせるワインはどれも見事に共鳴し、感動的で、まさに至福のひとときでした。

インポーターである株式会社 稲葉では定番のファルネーゼ。実は当店も開業して以来(10年)ずっと定番のアイテムです。今回、お食事とともにワイナリーのコンセプトやワイン造りに携わるグロワーや醸造家、関係者の方々との信頼関係、また今後の展望などをお伺いできました。ヴァレンティーノ氏が発する言葉、一語一語が熱く、とても情熱的な人柄が表れていました。今後もますます目が離せない生産者です。

今回はたいへん貴重な体験をさせていただきました。ヴァレンティーノ氏をはじめワイナリー関係者様、インポーター:株式会社 稲葉の皆様、素敵な夜をありがとうございました☆

★「ファルネーゼ」のワインはこちら

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