2021年9月
トゥア リータが惚れこんだ!「ポッジョ アルジェンティエラ」
トゥア リータが惚れこんだ!トスカーナ南部のワイナリー
「ポッジョ アルジェンティエラ」
ワイナリー名がポッジョ アルジェンティエラになっていますが、所有者はあの「トゥア リータ」です。前の所有者がイギリスに移住するためワイナリーを手放すことになり、トゥア リータが、長閑な自然の風景の広がるこのマレンマの地に無限の可能性を確信。ワイナリーを購入し、造っていたブランドをそのまま引き継ぐことになりました。
ポッジョ アルジェンティエラ ポッジョラーゾ トスカーナ カベルネ フラン 2018
Poggioraso Toscana Cabernet Franc /Poggio Argentiera
畑はトスカーナ沿岸よりの標高350m、「バチネッロ」。海洋性気候と高標高という二つの要素が絡み合い、おおらかな果実味と骨格を形つくる酸が見事に融合したワイン。上質で、かつ溢れんばかりの鮮やかな果実味が印象的です。熟したブラックチェリーやブラックベリー、カシスなどの果実香に、ドライフラワーやフレッシュハーブ、僅かにバルサミコの香り。そしてバニラやダークチョコ、トーストといった上品な樽のニュアンスがあります。
ポッジョ アルジェンティエラ マレンマンテ ロッソ トスカーナ 2019
Maremmante Rosso Toscana /Poggio Argentiera
口に含むと軽やかで、きめ細かなタンニンとフレッシュな酸、飲み口が柔らかくバランスがとれています。果実感があるが比較的甘さが抑えられており程よく酸を感じる辛口の赤。味わいが主張しすぎないので繊細な食材を使った和食との相性も良さそうです。合わせるお料理は、野菜スープ、ボロネーゼパスタ、鶏肉の照り焼き、カツオやマグロの刺身など。
ポッジョ アルジェンティエラ ヴェルメンティーノ トスカーナ 2020
Vermentino Toscana /Poggio Argentiera
リンゴや白桃、シトラスの香りと芳香豊かなハーブの香りが印象的です。セージやジャスミン、ローズマリーの香り。そしてユリを想わせるフローラルなアロマ。軽快な口当たりの中、果実味が充実し典型的な塩味と、ミネラル感に富んでいます。実にシンプルで美味しい。香りから味わい、余韻まで一貫性がありバランスがとれています。気分をリフレッシュしたいときにもおすすめです。(合わせるお料理は、前菜・サラダ、マグロのタルタル、寿司、シーフード、バジルのパスタなど。)
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年間生産量およそ2500本!「トゥア リータ グラッパ」
スヴェレートの可能性を世界に知らしめたワイン「トゥア リータ」から、グラッパのご案内です。
年間生産量がおよそ2500本と、大変希少なアイテムです!
ワイナリーのフラッグシップワイン、「ジュスト ディ ノートリ」の搾りカスをベルタ社にて蒸留、熟成はフレンチオーク樽、500Lにて12か月です。ほのかに香るバニラやカカオの香りは長い余韻を優雅に演出しています。
スヴェレートの可能性を世界に知らしめたワイン「トゥア リータ」
スヴェレートの可能性を世界に知らしめたワイン「トゥア リータ」
ファースト リリースが1992年と比較的若い造り手ながら、今やトスカーナを代表するトップ生産者の一つとなったトゥア リータ。当時トスカーナ海岸線の超一流ワインと言えばサッシカイア、オルネライアぐらいしかありませんでしたが、その時代に彗星のごとく現れ、しかもスヴェレートというボルゲリ地区のものではないトゥア リータのワインが瞬く間に業界を席巻しました。トップ キュヴェ“レディガフィ”がイタリアワイン界で2大ワイン評価誌において100点を獲得したことは語り草になっています。
本日は、カベルネ ソーヴィニヨンを主体としたボルドー ブレンドのワイン、“ジュスト ディ ノートリ”をご紹介します。トスカーナの沿岸部、スヴェレートのテロワール名を世に知らしめたのがこのワインです。非常に奥が深く高貴な印象がただよいます。
トゥア リータ ジュスト ディ ノートリ 2018
Giusto di Notri /Tua Rita
ブラックベリーやプラム、カシスの香りと、スパイスやハーブ、軽いロースト香。チョコ、タバコ、杉、なめし革の香りなど複雑に混ざり合う。味わいはなめらかでシルキーなテクスチャー。上質なタンニンと酸、果実味のバランスがとれており力強くもエレガントで、緻密な構造をもつ。集約感のある濃厚な果実味ながらしなやかさを合わせ持ち、広がりのある長い余韻が印象的。既に柔らかく今飲んで美味しいが、二日目、より寛大さが増していく。
合わせるお料理
牛フィレやラム肉のロースト、ジビエ、バーベキュー、茸料理など。
産地: イタリア トスカーナ
品種: カベルネ ソーヴィニヨン80%、メルロ10%、カベルネ フラン10%
タイプ: 赤ワイン フルボディ
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ミネラル・フィネス・エレガンスを重視した注目のシャンパーニュ 「サヴァール」
ミネラル・フィネス・エレガンスを重視した注目のシャンパーニュ「サヴァール」
今回はかなり少ない入荷となります。お求めの方はお早めにご検討ください。
シャンパーニュ サヴァール 入荷しました!
【生産者情報】サヴァールは、モンターニュ ド ランス西側の8つのプルミエ クリュの村のひとつ、エキュイユに所在するR.M.です。2005年に家業を継いだ3代目フレデリックがドメーヌの指揮を取るようになってから品質が著しく向上し、今やフランス国内外から多くの注目が集まる期待の星となっています。「ブルゴーニュの造り手が表現しているフィネス、深み、エレガントさが大好き。シャルドネ・ピノ ノワールと同じ品種を栽培しながら、テロワールを表現するという意味では彼らは頭一つ抜きん出ている」と語る彼は根っからのブルゴーニュ好き。フィネスや深みは畑仕事に由来すると考えており「可能な限り自然であること」を栽培のモットーとしています。
IWC誌やWA誌で特に近年高い評価を受けており、ワイン評論家のアントニオ ガローニは近年のそのレベルの高さに興奮しシャンパーニュのトップ生産者になるにはそう遠くないとの言葉を残しています。
※極少量、限定入荷になります。
女性的で煌びやかな泡「フレールジャン フレール キュヴェ ロゼ」
女性的で煌びやか、うっとりするような果実のフレーヴァー
「フレールジャン フレール キュヴェ ロゼ プルミエ クリュ NV」
フレールジャン フレールは、ロドルフ フレールジャン テタンジェがふたりの兄と共にアヴィーズで設立したシャンパーニュ メゾンです。世界最大級のワインコンペ「デキャンター ワールド ワイン アワード2019」では、樹齢50年以上のプルミエ クリュからつくる“キュヴェ デ ユサール 2012”が、100点満点中97点の高得点を獲得し、見事プラチナメダルを受賞しました。世界中で評判が高く、フランス国内のミシュラン星付きレストランでも数多くオンリストされている実力派のメゾンです。
本日は女性的で煌びやかなロゼ シャンパーニュをご紹介します。
ブドウはアヴイズ、クラマン、シュイイ、グローヴで採れたものを使用。ドザージュは 2 g/lです。
フレールジャン フレール キュヴェ ロゼ プルミエ クリュ NV
Cuvée Rosé 1er Cru /Frerejean Frères
ストロベリーやラズベリー、イチジクなどのフルーティーなアロマとスミレ、白い花を想わせるエレガントな香り。そしてブリオッシュやトーストなどの芳ばしさに、チェリーや赤い果実を使ったタルトのような香りも。口に含むとキメ細やかな発泡が心地よく、フレッシュかつジューシーな果実味が広がります。ラベル表記にはBRUT -辛口-とありますが、ほんのり甘さを感じ(果実由来の甘み)、上品な酸とミネラルがバランスよく絡み合います。非常に繊細で洗練されたスタイルです。女性的で煌びやか印象、うっとりするような果実のフレーヴァーが持続します。
合わせるお料理
シーフード、生ハム、鴨肉やオマールのローストなど。
メゾン所在地: シャンパーニュ地方 アヴィーズ
品種: シャルドネ60%、ピノ ノワール40%(内 赤ワイン14%)
タイプ: スパークリング ロゼ 辛口
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ほのかな塩味が心地よいアルバリーニョ、爽やかさと軽やかさが特徴のメンシア
スペインのワイナリー、ボデガス マルティン コダックスから、ほのかな塩味が心地よいアルバリーニョと、爽やかさと軽やかさが特徴のメンシアのワインが届きました。
ワイナリー名は、13世紀中頃に活躍したガリシアの吟遊詩人「マルティン コダックス」に由来します。彼の詩の中では、その地で生活をしている人々の海や海岸への愛情が謳われており、ワイナリーがこの土地に住む人々や文化によって成長を続けていきたいという想いが込められています。
因みに醸造家のカティア アルバレス氏はスペインの女性醸造家トップ10 に選ばれるほどの実力の持ち主です。契約農家にも環境に配慮したサスティナブルな栽培を促進させるなど、ワイン造りがもたらす環境問題への取組も積極的に行っているワイナリーです。
先ずはアルバリーニョ(白ワイン)
ボデガス マルティン コダックス アルバ マルティン 2019
Alba Martín /Bodegas Martín Códax
白桃や洋梨、グレープフルーツなどの果実と白い花を想わせるエレガントな香り。そしてカルダモンやハーブの香りに、特徴的ともいえる塩味やミネラルのヒント。口に含むとフレッシュで繊細な酸が印象的。海に近い花崗岩土壌に由来するほのかな塩味が心地よく、はっきりとした輪郭を形成。軽やかな口当たりでシャープ(甘さを抑え)、ミネラル感に溢れている。
合わせるお料理
白身魚のカルパッチョ、アクアパッツァ、天ぷらなど。
続いてメンシア(赤ワイン)
ボデガス マルティン コダックス ピサーラス デ オテロ 2018
Pizarras de Otero /Bodegas Martín Códax
チェリーやプラム、ベリーフルーツの香り。そしてブラックペッパーなどのスパイスやハーブ、ミネラルのニュアンスが混ざり合う。味わいはソフトで、ジューシー。シルクのようになめらかなタンニンが心地よくフレッシュな果実味が印象的です。メンシアのワインは爽さと軽やかさが特徴です。渋みがやさしく、暑い季節は冷やし気味でも美味しくいただけます。
合わせるお料理
カルパッチョ、塩漬け肉、アスパラの牛肉巻、豚や鴨肉料理、シチューなど。
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数々の評価に裏付けられる、高品質なワイン造り「カール ファフマン」
数々の評価に裏付けられる、高品質なワイン造り「カール ファフマン」
DLG(ドイツ農業協会)が選ぶ「トップ100生産者」に、2018年、2019年、2020と3年連続で選出されたドイツ ファルツの造り手カール ファフマン。さらに2020年のラインラント プファルツ州の品評会では、2000年の受賞から通算19回目となる「スターツエーレンプライズ(特別栄誉賞)」を受賞。この賞は、出品した全てのワインの総合平均が高いワイングートに与えられるものです。また、ワインの評価ガイド「ファインシュメッカー2014」では、ドイツNo.1生産者にも選出されています。
現在は3 代目のマルクス ファフマンが中心となりワイン造りを行っています。目指すのは品種の特性を出した、インターナショナルなスタイルです。その上でファルツらしさも忘れないように心がけています。
マルクスは語ります。
『まず消費者の声に耳を傾けます。そして、消費者がどういう味を好むのかということを考えます。私たちは料理人と同じで、お客様がこういう味で食べたいという風にワインをある程度コントロールして、お客様のニーズに合わせた味に仕上げることができます。特に重要なのは、私の作りたいワインを追及して、それをお客様に理解してもらおうとするのではなく、お客様と一緒に味を作り上げていく共同作業だという風に思っていることです。皆が飲みたいワインを私も一緒に楽しめる、そんなプロジェクトに参加するようにワインを造っています』と。
本日は、シュペートブルグンダー シルバーベルクをご紹介します。
カール ファフマン シュペートブルグンダー シルバーベルク Q.b.A. トロッケン 2018
Spätburgunder Trocken /Karl Pfaffmann
香りはブラックチェリーやブルーベリーを想わせるフルーティーなアロマに、リコリスやクローブ、スモーキーなオークのヒント。口に含むとなめらかでジューシーな果実味が柔らかに広がり、適度にボリューム感を備える。親しみやすい味わいだが、豊富なタンニンによってしっかりとした骨格を形成し、上級レベルに似通った「深み」が感じられる。素晴らしくバランスのとれたジューシーなフルボディ。アフターには果実感に加え、モカのような香ばしさ。余韻が長く、このクラスでは突出した出来栄え。
合わせるお料理
ローストチキン、鴨肉のコンフィ、ポークソテー、地中海料理など。
産地: ドイツ ファルツ
品種: シュペートブルグンダー100%
タイプ: 赤ワイン フルボディ
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ベルンハルト フーバー 看板ワイン!「マルターディンガー シュペートブルグンダー」
ベルンハルト フーバー醸造所 看板ワイン!「マルターディンガー シュペートブルグンダー」
ドイツでブルゴーニュのようなクリュの概念をいち早く取り入れ、常にハイレベルなワインを造ると定評のある、ベルンハルト フーバー醸造所。本日はワイナリーの看板ワインである「マルターディンガー シュペートブルグンダー」をご紹介します。マルターディンゲン村の樹齢20年前後のピノ ノワールのみを使用した村名入りクラスです。何度か使用した小樽での熟成。樽の風味が強く出ず、フレッシュな酸の余韻が心地よいエレガントな仕上がりです。ヴィンテージは2017年。愛らしい果実味が次第に品格を纏うようになり長い余韻が印象的です。
ベルンハルト フーバー マルターディンガー シュペートブルグンダー 2017
Malterdinger Spätburgunder /Bernhard Huber
レッドチェリーや小粒の赤い実、ローズヒップ、ポプリの香りとローストしたオークのノート。クローブやシナモンなどのスパイスの香りが入り混じり、その華やかなアロマを引き立たせる。味わいはスムーズでしなやか。軽やかなタンニンと溶け込んだ酸味、全体のバランスがとれており果実味が伸びやか。今もなおピュアで、洗練さと構造はミネラルに起因する。愛らしさが次第に品格を纏うようになりボディはミディアム、アフターの余韻の長い。フレッシュな酸の余韻が心地よいエレガントな仕上がり。
合わせるお料理
ネギと鴨肉のソテー、地鶏の焼き鳥、茸料理、淡泊な魚介料理など。
産地: ドイツ バーデン
品種: シュペートブルグンダー (ピノ ノワール)100%
タイプ: 赤ワイン ミディアムボディ
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ジャック カシュー 新ヴィンテージ 2018年入荷!
ジャック カシュー 2018年が入荷しました!
ヴォーヌ ロマネ村を本拠地とし、所有する区画は特級エシェゾー、代名詞と言える一級ラ クロワ ラモー、同じく一級レ シュショ、そしてヴィラージュながらも単一畑オー レアやレ シャランダン等、人気の区画を所有するドメーヌです。
ジャック カシュー ブルゴーニュ ピノ ノワール レ シャン ダルジャン 2018
Bourgogne Pinot Noir Les Champs d’Argent /J.Cacheux et Fils
香りは熟したラズベリーやブラックベリーの果実香が溢れ、シナモンやスパイスのヒント、スモーキーなオークのニュアンスが複雑に混ざり合う。並々ならぬ凝縮味で2018年の夏の猛暑に耐え、収穫時期を見誤ることなく高いレベルで収穫することができたジャック カシューはまさに勝ち組といえます。このレジョナルでさえ高いポテンシャルを秘めており、しっかりしたパワフルさと格上のヴォーヌ ロマネに通じる美しさが構造の中で見てとれます。一日目はピュアでパワフルな果実味を、二日目はまろやかでエレガントに溶け込んだ層状の味わいが楽しめます。合わせるお料理は、仔牛のソテー きのこソース、鴨肉、テリーヌやパテなど。
ジャック カシュー ヴォーヌ ロマネ オー レア 2018
Vosne-Romanée Aux Réas /J.Cacheux et Fils
赤や黒のベリーフルーツ、スミレ、スパイス、ミントの香り。凝縮感ただようアロマにも白檀のニュアンスを感じ、ふんわりと優しく品格があります。充実したエキス分に、溶け込んだタンニンはしなやかです。ふくよかなボディをもつ力強い果実味ですが、上品な酸とのバランスがよく、まろやかな温かみが飲み手を魅了します。フローラルかつスパイシーで、親しみやすさとエレガントさが共存。合わせるお料理は、仔羊や仔牛のロースト、鴨肉、ジビエなど。
また少量ですが、一級ラ クロワ ラモーも入荷しております。特級ロマネ サン ヴィヴァンの北東端に位置し、18世紀にはその一部となっていたという“ラ クロワ ラモー”。僅か0.6haというこの稀有な区画。80年代半ばにはジャック カシューが特級昇格をINAOに申請した経緯もあります。ワインはリッチでゴージャス、豊かな芳香性が特徴で、ジャック カシューの代名詞たる位置付けです。
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