2018年5月
天賦の才能と人生を表現しようとするこだわり「テヌータ・ディ・トリノーロ」
名もない荒地に過ぎなかったトスカーナ・サルテアーノの地を、一気に世界レベルへと一躍有名にしたテヌータ・ディ・トリノーロ。1980年頃にここを訪れ、「今では見ることのない100年以上前のトスカーナの田舎を感じた」と語るオーナーのアンドレア・フランケッティ氏が独自で設立したワイナリーです。2.5haから独学でワイン造りを開始し、1995年にファーストリリースを迎えて以来、フラッグシップの「テヌータ・ディ・トリノーロ」はワイン・アドヴォケイト誌ですべてのヴィンテージにおいて90点を下回ったことがありません。
出来るだけ小さい房、実をつけさせるため植密度を1haあたり10,000株まで上げるなど改革を進め、今では葉の色を見るだけで、ブドウが今何をしているかわかるといいます。そうして生まれたワインは、ボルドーのトップ・シャトーにも負けない品質にまで高められました。土地のバランスが崩れることを恐れ化学肥料は使用せず、また堆肥は強すぎるので殆ど使用しません。全ては土地に対してソフトでなければならないと考えています。畑の手入れ度合いもイタリアでは最高峰の一つと言えます。
本日はテヌータ・ディ・トリノーロのセカンドワイン、「レ・クーポレ・ディ・トリノーロ」のご紹介です。ヴィンテージは2015年です。前年の2014年は難しい年といわれながらもワイン・スペクテイター誌では2016年度 世界のトップ100ワインに選出され、ボルドーやカリフォルニア、ピエモンテなどの銘醸ワインが鎮座する中、堂々の29位にランクイン。もはやセカンドワインのレベルを超越しており、独自の個性、世界観を見事に体現しています。
テヌータ・ディ・トリノーロ レ・クーポレ・ディ・トリノーロ 2015
Le Cupole di Trinoro /Tenuta di Trinoro
香りにはブラックチェリーやラズベリー、プラムなどの果実香にドライハーブ、ミント、ペッパーやシナモンなどのスパイス、上品なオークのノートが混じり合う。バニラや甘いタバコ、コーヒー、トーストなどの芳しさ。そしてタール、大地、石などのブーケが折り重なり複雑性が増していく。アタックはなめらかで、果実味が染み入るように広がり、実直な個性、現時点で既にまとまりの良さが光る。タンニンは継ぎ目がなくシルキーで上品な酸味が調和。しっとりとしつつ、味わいはドライでダークフルーツにスパイス、タバコ、リコリスの風味が混ざり合う。ミネラル感も申し分なく洗練された趣。高アルコール分を感じさせないまでの果実感があり絶妙の甘辛度を保っている。しなやかな曲線美はまさに真骨頂と言え、親しみやすくもエレガントで、長く続く余韻をもつ。
合わせるお料理
牛フィレやラム肉のロースト、トリッパ(牛の胃)や白身肉のトマト煮、ラザニアなど。
産地:イタリア トスカーナ
品種:カベルネ・フラン58%、メルロ32%、カベルネ・ソーヴィニヨン6%、プティ・ヴェルド4%
タイプ:赤ワイン フルボディ
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2015年VT!「ドメーヌ・ジョゼフ・ロティ」ジュヴレ・シャンベルタン村の名門
ドメーヌ・ジョセフ・ロティ -Domaine Joseph Roty-
本日は2015年ヴィンテージのレジョナル“プレソニエール”とヴィラージュのジュヴレ・シャンベルタンをご紹介します。
“プレソニエール”は、レジョナルと言えども1994年まではジュヴレ・シャンベルタンを名乗っていた区画で、ワインは力強さと洗練さを兼ね備えており果実の旨みがぎっしりと詰まった飲み心地よいスタイルです。濃密な果実味で牢固たるストラクチャーとふくよかなボディをもつジュヴレ・シャンベルタンと飲み比べてみても面白いですね。
ドメーヌ・ジョセフ・ロティ ブルゴーニュ・ルージュ キュヴェ・ド・プレソニエール 2015
Bourgogne Rouge Cuvée de Pressonnier /Domaine Joseph Roty
香りにはチェリーやラズベリー、クランベリーなどの果実香にスミレ、バラ、ドライハーブ、木樽由来のバニラやシナモン、芳しいロースト香。芳香豊かな香りで、樽感に加えて鉄や鉱物的なミネラルのニュアンスをもつ。そしてカカオやタバコ、土っぽい要素があり複雑さと奥行が感じられる。アタックはなめらかでリッチな果実味が伸びやかに広がる。力強さと繊細さを兼ね備えており辛口の中、純粋さと果実のもつ自然な“甘さ”・“旨み”が堪能できる。しっかりとした酒質ながらマイルドな口当たりで、タンニンはキメ細やか、酸とのバランスがとれている。これで広域ブル(扱い)とは本当にとんでもない、間違いなくヴィラージュ・クラスであり格上、価格に見合うだけのことはある。濃密で滋味深くアフターの余韻の長さも突出している。
産地:フランス ブルゴーニュ地方
品種:ピノ・ノワール100%
タイプ:赤ワイン フルボディ
ドメーヌ・ジョセフ・ロティ ジュヴレ・シャンベルタン 2015
Gevrey-Chambertin /Domaine Joseph Roty
香りにはラズベリーやブラックベリーなどの果実香にスミレ、バラ、微かにメンソール、ドライハーブ、上品なオークのノートがアクセント。バニラやシナモン、八角、香木を思わせる芳しい香り、そしてリコリスや鉱物的なミネラルのニュアンスをもつ。エレガントで複雑さと奥行が感じられ誘発的なブーケが魅了する。アタックは力強くなめらか。凝縮度が高く、濃密な果実感で満ち溢れており果実の熟度がストレートにあらわれている。リッチで旨みがたっぷりな、牢固たるストラクチャーと、タンニンもしっかりと存在しふくよかなボディ感を備えている。現時点で柔らかくフルーティーでその美味しさを堪能できるが、熟成のポテンシャルを秘めており飲み手をワクワクさせる。ゆっくりと時間をかけて楽しみたい一本。すぐ飲むのであれば早めの抜栓かデカンタージュを。
産地:フランス ブルゴーニュ地方 コート・ド・ニュイ地区
品種:ピノ・ノワール100%
タイプ:赤ワイン フルボディ
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2012年VT!「ドメーヌ・ジョゼフ・ロティ」ジュヴレ・シャンベルタン村の名門
家名として1610年まで、ドメーヌとして1817年まで遡ることが出来るジュヴレ・シャンベルタンの名門、ジョゼフ・ロティ。現在はピエール・ジャン・ロティ氏が12代目当主としてドメーヌを切盛りしその伝統を引き継いでいます。
今回はマルサネとジュヴレ・シャンベルタン1級畑に隣接する“クロ・プリュール・バ”をご紹介します。ヴィンテージはともに2012年です。
まずは
マルサネ・ルージュ カルチエ 2012
Marsannay Rouge Quartier /Philippe Roty(Domaine Joseph Roty)
マルサネらしい力強さが背景としてあるが既に柔らかく口当たりが良い。タンニンはキメ細やか、十分な旨みと申し分の無いコクがある。しっかりとした酸が下支えになり果実味は鮮度を保ちその魅力が溢れ出ている。香りにはチェリーやザクロ、ブルーベリーなどの果実香にバラ、ローズヒップ、フェンネル、芳しいオークのノートが混じり合う。顕著にあらわれるクローブやシナモンの香り、さらにピンクペッパーなどスパイスの香りが豊かに広がる。そして枯れ葉、タバコ、マッシュルーム、僅かに鉄っぽいニュアンスを感じる。
続いて
ジュヴレ・シャンベルタン キュヴェ・ド・クロ・プリュール・バ 2012
Gevrey-Chambertin Cuvée de Clos Prieur Bas /Domaine Joseph Roty
広がりのあるリッチな果実味で、熟度が高く温かみが感じられる。果実を煮詰めたような凝縮味と官能的なテクスチャー、酸とのバランスが優れており柔らかく味わい深いもの。タンニンはきめ細やかでスタイリッシュ、余韻は長く果実とオークのフレーヴァーが持続する。香りにはラズベリーやブラックベリー、スミレ、リコリスのアロマにバラのドライフラワー、ポプリ、スパイシーなオークのノートがアクセント。木樽由来のバニラやクローブ、香木の香り。崇高な雰囲気を醸し出し、その奥行を増していく。なめし革やジビエ、森の下草、枯れ葉などの熟成による複雑なブーケが広がり魅了する。
産地:フランス ブルゴーニュ地方 コート・ド・ニュイ
品種:ピノ・ノワール100%
タイプ:赤ワイン フルボディ
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~父親の眼差し~「ディ・レナルド ファーザーズ・アイズ」
父親の眼差し ~ファーザーズ・アイズ~
年々評価の高まる樽熟成をしたシャルドネ100%。白ワインとして屈指の産地であるフリウリ産にもかかわらず嬉しいお買い得な価格で大人気のワインです。新ヴィンテージ2017年が入荷しました。
ワイン名となるファーザーズ・アイズとは“父親の眼差し”を意味します。子から父への贈り物に。また、父から子へ、成人になられた息子さんや娘さんの人生の節目となる記念日やお祝い事に、今も昔も変わらない親から子への愛情が込められた1本として贈物としても最適です。
生産者は、ディ・レナルド 。オンタニャーノにあるブドウ園で、高品質のフリウリ・グラーヴェ D.O.C.を造ることで定評があります。ワイン造りは伝統的手法の良い部分と最新のテクノロジーをうまく融合させた形で、手間暇を惜しまず、決して量を求めない高品質・少量生産を貫いています。
ディ・レナルド ファーザーズ・アイズ 2017
Father's Eyes /di Lenardo
香り:パインやマンゴー、黄桃、洋梨のコンポート、黄色い花、カルダモン、スパイスのアロマ。樽由来のバニラやトーストなどのリッチな香りがアクセント。熟れた果実の魅惑的な甘さやキャンディのニュアンスがあり、膨らみ豊かな芳香。
味わい:濃密な果実味。トロピカルフルーツや夏みかん、蜜の乗ったグレーフプルーツを思わせ、ジューシーさに加えて生き生きとした酸を感じる爽快な飲み口。たっぷりとした旨味とコクのバランスがよく、エレガントな余韻には果実やバニラ、オークのフレーヴァーが持続。コスパ抜群の樽リッチ・シャルドネ。
産地:イタリア フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州
品種:シャルドネ100%
タイプ:白ワイン 辛口
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魅惑のアンバーワイン「シュミ・ワイナリー "キシ"&"ルカツィテリ"」
2013年にクヴェヴリ(壺)を使った伝統的なジョージアのワイン製造法が世界無形文化遺産に登録されるなど何かと話題の尽きないジョージアワイン。日本ではその外観からオレンジワインと一般的に呼ばれていますが、現地ではアンバーワイン(琥珀色のワイン)と呼ばれて広く親しまれています。
本日は“キシ”と“ルカツィテリ”をご紹介します。
生産者は栽培からボトリングまで自社で行っているジョージアでは稀なドメーヌ、シュミ・ワイナリー。醸造プロセスを完全にコントロールできる最先端の設備、正確な分析を行うラボやユニークなセラーを備えており、ジョージアの中でも最良ワイナリーの一つです。
まずは“キシ”
シュミ・ワイナリー イベリウリ キシ 2016
Iberiuli Kisi /Shumi Winery
アロマは芳醇でボリューム感があり熟した白桃やメロン、蜜リンゴ、ピーチティー、ピーチとアーモンドのタルトを思わせ、クローブやオリエンタルなスパイスの香りがアクセント。そしてヘーゼルナッツ、ほんのり甘い蜂蜜のニュアンス。複雑かつチャーミングで誘発的なブーケが魅了する。香りから想定するに以外にもサッパリとしたテクスチャー。ドライな味わいにも甘やかなヒントがあり熟したピーチやリンゴを思わせる。そこにタバコ、クルミなどの風味が心地よいビター感とほろ苦さを与える。シェリーのような独特な甘辛度、癖になる美味しさが込みあがる。ドライな感覚を損なわないまでの甘辛のバランスがとれている。
品種:キシ100%
タイプ:白ワイン(アンバーワイン、オレンジワイン) 辛口
続いて“ルカツィテリ”
シュミ・ワイナリー イベリウリ ルカツィテリ 2015
Iberiuli Rkatsiteli /Shumi Winery
香りにはアプリコットや黄桃、ドライフルーツ、リンゴのコンフィ、そしてオレンジピールやシナモンなどのスパイス、茶葉、ナッツのノートが混じり合う。ふくよかなボリュームが広がりシードルや鼈甲飴のような甘やかなニュアンスをもつ。アタックはソフトでなめらか。オイリーな質感とふくよかでリッチなボディ、ドライな口当たりが魅力的で甘さを抑えた熱帯の果実、ドライフルーツ、中国茶のような滋味深き味わいが特徴。ゆったりと広がるエレガントな味わいで、やさしく繊細な余韻へと誘ってくれる。飲み頃温度は12~15度、芳醇さを楽しむには冷やし過ぎにご注意を。
品種:ルカツィテリ100%
タイプ:白ワイン(アンバーワイン、オレンジワイン) 辛口
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進化し続ける名門シャトー、クリネのセカンド銘柄「フルール・ド・クリネ」
19世紀には確固たる名声を得ていたポムロールの名門“シャトー・クリネ”。2009年にパーカーポイント97‐100点、2010年には95‐98点という驚異的な高得点を獲得し、その品質の高さはもちろんのこと、人気と名声を不動のものにしました。
フルール・ド・クリネは、1stのシャトー・クリネと同じスタッフ・醸造方法で造られており、果実主体の柔らかさとクリネらしいしっかりとしたストラクチャーのバランスの良さが魅力。ソフトな口あたりが特徴的で、瓶詰め直後から楽しめるため、ポムロールへの入門ワインとして最適です。
フルール・ド・クリネ 2014
Fleur de Clinet
香りにはラズベリーやチェリー、プラムジャム、ベルガモット、スミレ、アールグレイ、ペッパーを思わせローストしたオークのノートがアクセント。上品な樽香、バニラや香木、杉、コーヒーなどの芳しさ。そして皮革、土、ミネラルのニュアンスが感じられる。アタックはソフトでなめらか。キメ細かなタンニンと調和のとれた酸味、口当たりに心地よい緊張感を伴う。舌触りはしっとりとしておりシルキーなテクスチャー、果実主体の柔らかさが綺麗にあらわれており親しみやすい味わいにもエレガントに仕上がっている。程よくコクを備えたミディアムからフルボディタイプ。細部まで行き届いた繊細さと上品さに上級シャトーの片鱗を覗かせる。
合わせるお料理
牛フィレや鴨肉のロースト、牛肉の赤ワイン煮込み、ジビエ、ソースを使った川魚料理など。
産地:フランス ボルドー地方 ポムロール地区
品種:メルロ95%、カベルネ・フラン5%
タイプ:赤ワイン フルボディ
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ヴィレ・クレッセの秀逸な造り手「ドメーヌ・アンドレ・ボノーム」
1956年設立。ドメーヌ・アンドレ・ボノームは僅か6haの畑からヴィレ・クレッセを生産する、マコネでも最も優秀な造り手のひとつです。2001年からアンドレ・ボノーム氏に代わり娘婿エリック・パルテ氏が引き継ぎ、2008年からは彼の長男オレリアン・パルテ氏に引き継がれました。
偉大な祖父と有能な父から受け継いだ優秀なヴィニュロンとしてのDNAだけでも彼の今後の成長と飛躍を十分に予感させられますが、ディジョン大学で最新の知識を身に付け、ヴィノログの資格を取得し、それを基に新しい発想を積極的に試みている彼から今後のブルゴーニュを代表するワインが世に放たれるのも近いでしょう。
「良いワインは良いブドウから造られる」というポリシーの下、昨今のバイオ技術に頼る事なく、あくまでナチュラルな製法にこだわり、日々畑を耕し、より良いブドウを得る為に最大限の努力を続けています。
本日はヴィレ・クレッセを飲み比べ。まずはトラディション、ステンレスタンク熟成。
ヴィレ・クレッセ トラディション レ・ピエール・ブランシュ 2016
Viré Clessé Tradition "les Pierres Blanches" /Domaine André Bonhomme
新鮮で活気に溢れているが角が立たずまろやかな質感さえ覚える。果実味の表情は明るくそれでいて味わいはドライで、旨みはもちろんのことコクと程よいボリューム感が楽しめる。適度な酸と美しいミネラルが味わいを支え果実味が主張し過ぎないのが良い。それぞれの要素がバランスよく交わっており絶妙の甘辛度、心地よいほろ苦さが余韻に残る。香りにはリンゴや白桃、グァバ、ライムなどの果実香にサンザシ、スイカズラ、ジンジャー、スモーキーなミネラルのノート。広がりのある魅力的な芳香。石灰や鉱物のヒント、少しフリンティな香りがあらわれる。
続いて、樹齢60年のヴィエイユ・ヴィーニュ。熟成はステンレスタンク&オーク樽。
ヴィレ・クレッセ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2016
Viré Clessé Vieilles Vignes /Domaine André Bonhomme
豊かな酸とミネラルが溶け込んでおりクリアーな印象、しなやかさを備える。エキス分に富んでおり新鮮味に溢れているがドライで、複雑な旨みはまさに古木ならではのもの。フレッシュな風味にして滋味深く、樽由来の香ばしさが心地よいアクセント。アフターテイストのキレが良くゆったりと広がる余韻を持つ。香りにはリンゴや白桃、洋梨、サンザシ、スイカズラ、レモングラス、微かにメンソールのヒント、石灰、ほろ苦いミネラルのノート。樽香は控えめで新鮮な果実香を尊重し、洗練されつつも熟度の高さが窺える。
産地:フランス ブルゴーニュ地方 マコネ地区
品種:シャルドネ100%
タイプ:白ワイン 辛口
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"樽感しっかり"お手頃価格で本格的な味わいが楽しめる「CH バルベ」
シャトーの名前になっている、バルベ氏は18 世紀にブライの市長をしていた人物です。シャトーの建物はフランス革命後に建てられ、1900 年からは現オーナー家族によってこの地でワイン造りが行われるようになりました。5 世代に亘り家族経営で、家族の信念の元に醸造技術を高めながら品質を上げてきたシャトーです。南向きの斜面に畑が位置し、ブドウが早く、よく熟すという好条件、また、そのため病害も少ないという好立地です。土壌は石灰質でミネラルを多く含み、水はけも良い畑です。リュット・レゾネに適したテロワールで、環境に優しい農法で栽培しています。
シャトー・バルベ ブライ 2012
Château Barbé Blaye
香りにはブラックベリーやプラムなどの果実香にブラックペッパー、ミント、ドライハーブ、木樽由来のバニラやビターチョコ、杉、ローストしたオークのノートがアクセント。そしてカカオ、濡れた石のニュアンス。熟成による茸や腐葉土などの香りも現われており奥行が増していく。アタックはなめらかでしなやか。タンニンと酸味が綺麗に溶け込む丸いテイスト、ボディ感が程よくあり果実味は凝縮感がある。ジューシーさとほろ苦さをうまく兼ね備えこのクラスとしてはしっかりとした樽感、深みのあるビターな香りと味わいが楽しめる。
合わせるお料理
ラムや豚肉のロースト、ハンバーグ、ビーフシチュー、野菜のトマト味噌炒めなど。
産地:フランス ボルドー地方
品種:メルロ75%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%、マルベック10%
タイプ:赤ワイン ミディアムボディ
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