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2018年11月

腰の強さと優しさと。「ヴァンサン・ジラルダン ポマール レ V.V. 2012」

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腰の強さと優しさと。ポマールV.V.

ブルゴーニュにおける“ネゴシアンワインメーカー”の先駆者的存在「ヴァンサン・ジラルダン」。2012年、跡継ぎと健康上の理由から、ボーヌのネゴシアンに会社を売却しましたがジラルダンも醸造家エリック・ジェルマンも残るため、品質に変更はありません。

畑では2007年から2010年の間ビオディナミを試行。ヴァンサンが考えるビオディナミとは、昔の人々が行っていたやり方に戻すことでした。その後、ブルゴーニュの天候の問題で、完全なビオディナミでは不便な点もあるため、2011年よりビオディナミからインテグレイテッド・ヴィティカルチャー(リュット・レゾネ)へ移行しました。年間通してビオディナミの精神に基づいて、畑でより多くの仕事をしていますが、必要に迫られたら最小限の処置として極少量の農薬を使うこともあるそうです。

本日はバック・ヴィンテージ 2012年のポマールV.V.をご紹介します。樹齢65年の古樹です。

ヴァンサン・ジラルダン ポマール レ・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2012
Pommard Les Vieilles Vignes /Vincent Girardin

香りには赤スグリやダークチェリー、ブラッドオレンジなどの果実香にローズヒップやドライハーブ、コリアンダー、シナモン、スパイシーなオークのノートが混じり合う。野性味があり、そして金属的なミネラルのニュアンスと、なめし革やペッパー、腐葉土などの熟成香もあらわれる。口に含むとなめらかでしなやか。繊細なタッチで、じんわりと果実のボリュームが増していき、骨格のしっかりした腰の強い中にも優しさが感じられる。熟成によってタンニンは円みを帯び、溶け込んだ酸味が調和、旨みが滲み出る様に広がり味わい深さがある。初日よりは二日目、ぜひ向き合ってお楽しみを。味わいの幅が広がり余韻の長さも楽しめる。

合わせるお料理
ジビエ、牛ステーキ、赤身肉のロースト、鶏肉のハーブ焼き、スパイスを効かせた料理など。

産地:フランス ブルゴーニュ地方 コート・ド・ボーヌ地区
品種:ピノ・ノワール100%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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ブルゴーニュワインに魅せられて「カレラ・ワイン・カンパニー」

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ブルゴーニュワインに魅せられて

ブルゴーニュワインに魅せられたジョシュ・ジェンセン氏が“アメリカで最高のピノ・ノワールを造る”を目標に立ち上げたワイナリー、「カレラ・ワイン・カンパニー」。2008年と2011年にはワイン&スピリッツ誌でワイナリー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、今日カレラのワインは世界中のワイン評論家・愛好家に称賛されています。

本日はラインナップより、オーナーのジェンセン氏の名を冠したジョシュ・ジェンセン・セレクションをご紹介します。異なるヴィンヤードのブドウを巧みにブレンドし通常のセントラル・コーストのものと比べ、より深みと複雑性ある味わいになっています。因みに印象的なラベルの文字は、海外でも高く評価されている女性書道家 紫舟氏によるデザインです。

まずはピノ・ノワール

カレラ ジョシュ・ジェンセン・セレクション ピノ・ノワール セントラル・コースト 2016
Josh Jensen Selection Pinot Noir Central Coast /Calera Wine Company

香りにはラズベリーやチェリー、プラムなどの果実香にオリーブ、リコリス、ポプリ、ドライハーブ、オリエンタルなスパイスのノートが混じり合う。木樽由来のバニラ香はやさしく、アクセントにシナモンやクローブ、ナツメグの香り。さらに森の下草やカカオ、タバコの葉、皮革、ジビエなど広がりをみせ、その複雑さが増していく。アタックはソフトでなめらか。丸みのある柔らかな口当たりで、ほんのりと甘く華やかな香味・風味で満たされる。幾分軽やかな印象だがアルコール分が充実し中庸のボディにしなやかさ、球体的な構造をもつ。派手さはなく、その繊細で独特の滋味深さはカレラならではのもの。キメ細やかなタンニンが溶け込んでおり長く続く余韻へと誘ってくれる。

 

続いてシャルドネ

カレラ ジョシュ・ジェンセン・セレクション シャルドネ セントラル・コースト 2014
Josh Jensen Selection Chardonnay Central Coast /Calera Wine Company

アロマは熟したパインやマンゴー、洋梨などのフルーティな果実香が支配的で、そこにレモンやオレンジの皮、アニス、杏仁、蜂蜜のノートが加わる。そして木樽由来のバニラやスパイス、焦がしキャラメルなどの香りが続き、微かな鉱物とスモーキーさ、ミネラルのニュアンスが感じられる。口に含むとなめらかでオイリーなテクスチャー。果実味は芳醇ながら調和のとれた酸味、ミネラルを含むしっかりとした芯の強さを感じさせ、ネクタリンやタンジェリンオレンジ、すりおろしリンゴを思わせる。柔らかで広がりのある風味、鮮明で、フィニッシュはシルクのようにしなやか。余韻も長く楽しめる。

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古のカリフォルニアの魅力溢れるワイナリー「クライン・セラーズ」

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古のカリフォルニアの魅力溢れるワイナリー

クライン・セラーズは、カリフォルニア ソノマに位置するワイナリー。1980年代、多くの人々が古い樹を引き抜き、カベルネやシャルドネに血道を上げる中、祖父が残したコントラ・コスタの古樹を頑なに守り、ジンファンデルやローヌ品種など伝統的品種にフォーカスしたワイン造りを行っています。

生産されるワインはとてもリーズナブル。樹齢100年のブドウで造られるエンシェント・ヴァインズでさえ、十分にコストが抑えられており古樹を好むファンから根強い人気を集めています。

本日は、樹齢100年のカリニャンをご紹介します。

カリフォルニアでは珍しい砂質土壌のためフィロキセラ禍を免れた樹齢100 年を超える伝統的な畑です。

クライン カリニャン エンシェント・ヴァインズ 2015
Carignane "Ancient Vines" /Cline Cellars

香りにはブラックベリーやプラムなどの果実香にオリーブ、ドライハーブ、八角やアニスなどのスパイス、ローストしたオークのノートが混じり合う。続いてレザー、チョコ、リコリスの香り。さらに炒ったアーモンドや葉巻、燻製など、独特のスパイシーさ、複雑なニュアンスがあらわれる。口に含むとソフトでなめらか。スムーズな口当たりで、しっかりと酸を感じつつ輪郭は丸みを帯びている。果実味は凝縮感があり、香り同様の独特なスパイスと風味が広がり、派手さはないがとても滋味深い。柔らかなタンニンの構造、酸味は穏やかで調和がとれておりエレガントなスタイルに仕上がっている。アルコール分は15度と高いが、味わいはまろやかで、飲むほどにその美味しさがこみ上げ癖になる。

合わせるお料理
ラムや豚肉のロースト、焼き肉、ジンギスカン、オニオン・タルト、オムレツ、パスタやピッツァなど。

産地:アメリカ カリフォルニア コントラ・コスタ・カウンティ
品種:カリニャン100%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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熟成によりフィネスを纏い、長く続くアフター...「CH ラセグ 2008」

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先日のワイン会にてご好評をいただいたボルドーワイン“シャトー・ラセグ”。ボルドーの右岸、ユネスコの世界遺産にもなっているサン・テミリオンに位置し、グラン・クリュに格付けされている由緒あるシャトーです。現在は、あのカリフォルニアの大手ワイナリー、ジャクソン・ワイン・エステートが所有しています。醸造は、パーカーポイント100点を13回獲得しているソノマのプレミアムワイン“ヴェリテ”を手掛けているピエール・セイヤン氏です。

銘醸トロロン・モンドやパヴィの近くに畑は位置し、東南&南西向きで日照がとてもよい恵まれた立地にあります。17世紀建てられた美しいシャトーの正面にある日時計の飾りは、シャトーの畑に注ぐ「太陽」としてのシンボルであり、その象徴としてラベルに描かれています。

本日は10年熟成によりフィネスを纏い、長く続く余韻が楽しめる2008年ヴィンテージをご紹介します。

シャトー・ラセグ 2008
Château Lassègue

香りにはプラムソースにチェリー、八角、ドライハーブ、リコリスが混じり合い、ローストしたオークのノートがアクセント。バニラやコーヒー、トースト、杉、クローブなどのスパイシーな香りが加わる。そして皮革、腐葉土などの熟成香、動物的なニュアンスも感じられ、複雑で魅力的なブーケが鼻腔をくすぐる。口に含むなめらかでソフト。しっとりとした舌触りで、タンニンは豊かだが綺麗に溶け込んでいる。テイストは丸く、リッチな果実味で、集約した旨みが感じられる。柔らかに広がるボリューム感と層状のテクスチャー。熟成によりフィネスを纏い、長く続く余韻をもつ。

【合わせるお料理】
牛フィレや鴨肉のロースト、ジビエ、煮込みハンバーグ、茸料理など。

産地:フランス ボルドー地方
品種:メルロ68%、カベルネ・フラン25%、カベルネ・ソーヴィニヨン7%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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第14回ワインの気持ち Report

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ワイン会「ワインの気持ち」にご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

テーマは、「前半:秋の収穫を祝おう! 後半:そして来年に向けて」

≪秋の収穫を祝おう!-新酒-≫

今回はオーストリアのホイリゲで乾杯!つづいてボージョレ・ヌーヴォーを2種類飲み比べていただきました。

■オーストリア新酒:ビオ・ウィーナー・ホイリゲ 2018 /ツァーヘル
(フルーティーかつ上品な果実香が印象的で、アロマオイルのような清々しさ、自然の包容力を感じさせてくれます。ピチピチと弾ける軽快な飲み口にスイスイとグラスが進みます。)

続いてボージョレ・ヌーヴォーを2種類飲み比べ。2018年産は、ともに色濃くしっかりとした色調。

■ボージョレ・ヌーヴォー 2018 /ルー・デュモン
(華やかな含み香にうっとり。果実味は豊かですが、酸もしっかりとしていて、ミネラルとともに味わいを支えるエレガントなスタイル。余韻の最後まで続く果実のフレーヴァーがとても印象的でした。)

■ボージョレ・ヴィラージュ・プリムール キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ・ノン・シャプタリゼ 2018 /ドメーヌ・デ・デュック
(年産は僅か1,200本!今年も別次元の美味しさに脱帽しました。ガメイとは思えないほどの濃縮感にアルコール分、『これがボージョレ?』と、去年に続き驚嘆の声があがりました。)

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≪そして来年に向けて -〆はロゼ・シャン ゴージャスに♪-≫

ボージョレの後は、“個性的なサヴァニャン”でリフレッシュ!

■スキン&ボーンズ サヴァニャン 2016 /BKワインズ
(生き生きとした力強いストラクチャーに、広がりのある香味や酸とのバランス。味わいは極めてドライで、その中にもハーブオイルをさしたかの様で、香りを抑えたストーンフルーツに、ほろ苦いミネラルが共存。フレッシュですが嫌みの無い酸度と、程よくボディも感じられ、このワインもまた「おおっ!」と感嘆の声が飛び交いました。)

■シャトー・ラセグ 2008
(10年熟成、皆で10年前のことを回想。私は…。皮革、腐葉土などの熟成香、動物的なニュアンスも感じられ、複雑で魅力的なブーケが鼻腔をくすぐります。柔らかに広がるボリューム感と層状のテクスチャー。熟成によりフィネスを纏い、長く続く余韻がありました。)

■ロゼ ダム・ジャンヌ NV /アンリ・ジロー
(最後はロゼ・シャンパーニュで贅沢に♪外観は銅色がかった淡いサーモンピンク。丸みを帯び、精緻な酸とミネラルが果実味を支え美しいまでのバランスを保っています。ドライで程々に重厚な印象、気品あふれる余韻に酔いしれた至福のひとときでした。)

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ワインを飲み比べることで新たな発見ができたかと思います。また、このワイン会を通じて、たくさんのワイン仲間と出会い、親睦(楽しいワインの絆)を深めていただけたらと思います。

※参加者様にはFacebook、webページに掲載する旨、ご了承いただいております。

【ケータリング】
セカンドキッチン オイシイデリさん
金沢市京町11‐17 Tel/Fax 076‐251‐3160 

芳しいオークが支配的、一言で言うなれば"ウッディ"「CH ピエライユ・ルージュ 2015」

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芳しいオークが支配的、一言で言うなれば“ウッディ”

アントル・ドゥ・メールの東、マルグロン村に位置するシャトー・ピエライユ。所有する畑のほとんどが南東向きの石灰質土壌で、午前中の日照を十分に確保でき、また大変水はけがよい恵まれた地にあります。収量制限(グリーン・ハーベスト)を行い、高い品質と凝縮度を持った果実が生まれます。ワイン造りのモットーは、「最高の味わいのバランス」を求めること。完熟度と樽由来のフレーバーとのバランスに優れた、飲み心地の良いワインを造ることを目指しています。そのために、区画ごとの土壌・地形の特性を入念に調べ、それぞれの区画に適したと思われる品種を植樹するようにしています。

シャトー・ピエライユ・ルージュ 2015
Château Pierrail Rouge

香りは芳しいオークが支配的で、焙煎したコーヒー豆やダークチョコ、トースト、バニラエッセンスを思わせ、ブラックベリーやカシス、ドライイチジクなどの果実香、アニス、ブラックペッパーなどのスパイスのノートが続く。濃縮感があり、他に土っぽさやミネラルのニュアンスも感じられる。アタックはソフトでなめらか。タンニンが豊富で、それいでしなやか、味わいの集中度が高くボディ感がある。ミネラルを含みしっかりとした構造、味濃い辛口で、アルコール分が充実している。優れた集中度に繊細さも加わり飲んではフルボディで、早い段階から美味しく楽しめる。一言で言うなれば“ウッディ”、質感を含めワンランク上のパフォーマンスが期待できる。

合わせるお料理
ペッパーを効かせた赤身の肉料理、ジビエ、コンテやゴーダチーズの熟成したもの。

産地:フランス ボルドー地方
品種:メルロ85%、カベルネ・フラン&カベルネ・ソーヴィニヨン15%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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アンリ・ジロー "至高のシャンパーニュ"「フュ・ド・シェーヌ」

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“メゾンの哲学を最も反映した至高のシャンパーニュ”

「アンリ・ジロー フュ・ド・シェーヌ アイ・グラン・クリュ マルチ・ヴィンテージ(MV 12)」

繊細にして芳醇、奥深さと複雑性を兼ね備え、味と香りの奥からフィネスが感じられる・・・それが、アンリ・ジローの個性。

この「フュ・ド・シェーヌ」は、グラン・クリュ アイ村産のブドウを100%使用し、特別にあつらえたアルゴンヌの森産の樫の樽でゆっくりと発酵させ、長期熟成されたプレステージクラスのシャンパーニュです。ラインの中でも、メゾンの哲学が最も反映されているといわれています。1年間オーク樽にて熟成、7~8年の瓶内熟成の後、澱引きも手作業によって丹念になされる1本は、まさに“至高”のシャンパーニュといえます。

アンリ・ジロー フュ・ド・シェーヌ アイ・グラン・クリュ マルチ・ヴィンテージ(MV 12)
Fût de chêne Aÿ Grand Cru Brut /Henri Giraud

薄っすらと琥珀がかったゴールド。泡立ちは繊細で持続性がある。香りにはドライイチジクやドライアプリコット、洋梨、リンゴのコンフィ、レモンの薄皮、柑橘系オイル、ミント。そしてアニスにジンジャー、濡れた石、ミネラルのノートが混じり合う。塩気や鉱物のニュアンスをもち、オーク、針葉樹のようなフレッシュさ、微かな木材の香りがアクセント。凝縮した複雑なアロマとブーケが広がり、フルーツタルトやペイストリー、アーモンド、ビスケットなど、その複雑さと奥行が一層増していく。口に含むとなめらかで繊細な発泡が心地よい。活気があり少しシャープかと思えばその輪郭は丸く、実にエレガントな様相をみせる。豊かな果実味を上品な酸とミネラルが支えており重心はやや低く、とても味わい深いもの。ドライフルーツにミネラル、洗練された感があり、少しのバターの風味、オイリーな一面を兼ね備えている。濃厚な味わいにしてフィニッシュはスッキリ、余韻も長く楽しめる。

所在地:シャンパーニュ地方 ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区 アイ村
品種:ピノ・ノワール80%、シャルドネ20%
タイプ:スパークリング 白 辛口

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アンリ・ジロー "アイ村産ピノ・ノワールの神秘性を表現「コード・ノワール」

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“アイ村産ピノ・ノワールに遺伝子(コード)レベルで迫る”

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区の中でも良質なピノ・ノワールを産出するアイ村産のブドウから、芳醇にしてエレガント、フィネスを感じる高貴なるシャンパーニュを世に送り出してきたアンリ・ジロー。この「コート・ドール」は、アイ村のピノ・ノワールに遺伝子(コード)レベルで迫り、その神秘性を表現することをテーマに造られた特別なシャンパーニュです。ピノ・ノワールの亜種でアイ村の土着品種プティ・ドレにこだわり、ブラン・ド・ノワールならではの力強さと奥行きを感じさせます。

アンリ・ジロー コード・ノワール ブリュット NV
Code Noir Brut /Henri Giraud

黄金がかった山吹色。泡立ちはキメ細かく溶け込んでいる。香りにはバニラやカシューナッツ、ビスケットなどの芳しさに、ほんのりと甘い蜂蜜のアロマが印象的で、洋梨やドライアプリコット、ピーチ、チェリー、リンゴのコンフィなど果実香が続く。そしてホワイトペッパー、樽から抽出されたスパイスのヒント、砕石、石灰的なミネラルのノートが混じり合う。複雑でエレガントな趣とともに熟成感がただよっている。口に含むとなめらかで繊細な発泡が心地よく、凝縮した果実味が瞬く間に支配する。低めの重心はブラン・ド・ノワールならではのもの。ミネラリーだがまろやかで重すぎないのがいい。力強さと美しさ、気品を兼ね備えたスマートなシャンパーニュ。酸とのバランスがよくフレッシュな余韻が持続する。また、温度の上昇とともに味わい深い奥行も堪能できる。

合わせるお料理
鴨肉のロースト フルーツソース、豚ロースの網焼き、白身魚のムニエル、チキンのトマト煮、天ぷら、寿司など。

所在地:シャンパーニュ地方 ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区 アイ村
品種:アイ村の土着品種プティ・ドレ(ピノ・ノワールの亜種)100%
タイプ:スパークリング 白 辛口

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アンリ・ジロー "テラコッタ製のタンクを使ったロゼ・シャンパーニュ"

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“テラコッタ製のタンクを使ったロゼ・シャンパーニュ”

アンリ・ジロー ロゼ ダム・ジャンヌ NV

珍しいテラコッタ(陶器)製タンクで熟成させたアンリ・ジローのロゼ・シャンパーニュ。アルゴンヌ産のオーク樽で発酵し、テラコッタ製タンクにて1年間熟成させた後、4年間の瓶内熟成を行います。同メゾンで造る“オマージュ(ピノ・ノワール90%、シャルドネ10%)”がベースとなり、瓶詰直前にアイ村の樹齢70年のピノ・ノワールによる赤ワインが全体の6%ブレンドされています。

ラベルには、先史時代メソポタミアで作られていたテラコッタ製の女神像をイメージしたデザインが施されています。この女神像は、女性の多産と土地の肥沃さのシンボルとして描かれ、同じテラコッタ製で造られたタンクを初めて使うということに加え、アイ村のテロワールの豊かさを表現しています。

アンリ・ジロー ロゼ ダム・ジャンヌ NV
Rosé Dame-Jane /Henri Giraud

銅色がかった淡いサーモンピンク。泡立ちはキメ細かく溶け込んでいる。香りにはオレンジピールやドライチェリー、ザクロ、ピンクグレープフルーツなどの果実香にドライフラワー、オレガノ、スパイスのノートが混じり合う。そしてイーストやビスケットの芳しい香り、さらに砕いた岩やミネラルのニュアンスが感じられ複雑でエレガントな趣がある。口に含むと爽やかでスムーズな飲み心地。丸みを帯びており、精緻な酸とミネラルが果実味を支え美しいまでのバランスを保っている。フレッシュで、香り同様の果実感にミネラルのようなほろ苦さがアクセント。味わいはドライで程々に重厚な印象、なめらかで引き締まっている。気品あふれる余韻をもつ。

合わせるお料理
鴨肉やオマールのロースト、鶏肉と茸のクリーム煮、サーモン、マグロの刺身、天ぷら、寿司など。

所在地:シャンパーニュ地方 ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区 アイ村
品種:オマージュ(ピノ・ノワール90%、シャルドネ10%)をベースに、瓶詰直前にアイ村のピノ・ノワール(樹齢70年)からできる赤ワインを全体の6%ブレンド。
タイプ:スパークリング ロゼ 辛口

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アンリ・ジロー "メゾンのスタイルや精神を表現"「エスプリ・ナチュール」

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“メゾンのスタイルや精神を表現”「エスプリ・ナチュール」

1625年の創業以来、12代続く名門のシャンパーニュ・メゾン「アンリ・ジロー」。ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区の中でも良質なピノ・ノワールを産出するアイ村産のブドウから、芳醇にしてエレガント、フィネスを感じる高貴なるシャンパーニュを世に生み出しています。かつてはイギリスやモナコを中心とするヨーロッパ上流階級でのみ愛飲されていた「幻のシャンパーニュ」と称され、良質のブドウと伝統製法から生み出される洗練された味わいは、長くヨーロッパ社交界の華やかな宴を彩ってきました。

本日は、メゾン・アンリ・ジローのベーシックラインで、メゾンのスタイルや精神を表現している1本、「エスプリ・ナチュール」をご紹介します。ナチュールとはいわゆるヴァン・ナチュールではなく、自然と共存しシャンパーニュ造りに取り組むという信条を表しています。友人と気軽に、またお祝事の席でなど、あらゆるシチュエーションで楽しめます。

アンリ・ジロー エスプリ・ナチュール NV
Brut Esprit Nature /Henri Giraud

黄金がかった淡いイエロー、泡立ちはキメ細やかで持続性がある。香りには完熟したピーチや洋梨、レモン、ホワイトペッパー、ジンジャー、ほろ苦いミネラルのノートに、バニラやフルーツタルト、ビスケットなどのふくよかなブーケが包み込む。新鮮さと熟成感が混在し、品のある独特の芳しさが鼻腔をくすぐる。口に含むとなめらかでクリーミーなテクスチャー。芳醇さと重厚感のある味わいはピノ・ノワール主体ならではのもの。鮮やかなレッドベリーにドライフラワー、キルシュ、爽やかなミントの風味が混ざり合い、抜群のキレと微かなタンニンが存在する。洗練された中にも飲み応えがありキレの良い後味、引きしまった余韻をもつ。

合わせるお料理
食前酒、繊細な食材を使った和食、貝類のグリエ、魚介を中心とした料理、寿司、フライドチキンなど。

メゾン所在地:シャンパーニュ地方 ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区 アイ村
品種:ピノ・ノワール80%、シャルドネ20%
タイプ:スパークリング 白 辛口

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