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2018年3月

A.ショパンを代表する一級畑「ニュイ・サン・ジョルジュ 1er Cru オー・ミュルジェ」

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ニュイ・サン・ジョルジュ

AOCニュイ・サン・ジョルジュは、ヴォーヌ・ロマネに隣接するニュイの町近郊と(いわゆる北部)、少し南のプレモー・プリセ村とに振り分けられます。グラン・クリュこそ擁しないものの、40以上のプルミエ・クリュにより世界中にその名を知られています。生産されるワインのほとんどが赤で骨格がしっかりとした力強いもの、白は少量ながら高い酒質のワインが生まれます。

北部はヴォーヌ・ロマネの特級・一級畑の延長線上にあり、ワインは力強さに加えて優雅さとフィネスを備えており、一方で南部のワインはより力強くタンニンが豊かで、堅く引き締まった頑丈なものがつくられます。

本日のワインは、ニュイ・サン・ジョルジュ北部の一級畑オー・ミュルジェをご紹介します。生産者は昨日に続きドメーヌ・アルノー・ショパンです。全房100%で、本ドメーヌを代表する一級畑です。

ドメーヌ・アルノー・ショパン・エ・フィス ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ オー・ミュルジェ 2015
Nuits Saint-Georges 1er Cru Aux Murgers /Domaine A.Chopin et Fils

アロマは芳香性が高く、ラズベリーやチェリー、カシス、プラムなどの果実香にバラ、アイリス、リコリスのヒント。そしてドライハーブ、木樽由来のバニラやお香、シナモンの香り、カカオ、なめし革、紅茶、茸など。若いうちから親しみやすく新鮮かつ華やかな果実香が支配的。アタックはソフトでなめらか。がっしりとした力強い果実味が広がり凝縮した風味にもストラクチャーはバランスがとれている。タンニンは丸く、味わいはリッチでコクがある。溶け込んだ酸味とともにミネラルが味わいの均衡を保っており甘辛度が絶妙で、初めは果実の豊かさを捉え甘さを感じるが、後半にかけてはドライで程よく引き締まっている。フレッシュで華やかな風味は早くから楽しめ、熟成のポテンシャルも大いに秘めている。

合わせるお料理
ラムや鴨胸肉のロースト、スペアリブの煮込み、ジビエ、チーズであればエポワスやスーマルタンなどのウォッシュタイプ。

産地:フランス ブルゴーニュ地方 コート・ド・ニュイ地区
品種:ピノ・ノワール100%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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理想のワイン像はフィネスが最大限に表現されたピノ「ドメーヌ・アルノー・ショパン」

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コート・ド・ニュイの中心部コンブランシアンに本拠をおく7世代続く生産者です。現在は7代目のアルノーとアルバン・ショパン兄弟が中心となりドメーヌを運営しています。先代までは伝統的手法に則り、素朴なスタイルのピノ・ノワールを造り出してきましたが、現在のオーナーで兄のアルノー・ショパン氏が海外での経験を積んだことにより、今までの伝統に加え新たな知見と技術をもたらしました。

理想のワイン像は「フィネス」が最大限に表現されたピノ・ノワールです。フィネスやエレガンスは人によって微妙に異なる意味をもつ場合がありますが、アルノーの考えるフィネスとは「ブドウを噛んでいるようなたっぷりとした果実味の中に、しっかりとした酸とタンニンがバランスよく溶け込んでいること」。もちろんそれぞれのワインに産地のテロワールは反映されますが、それでもアルノー・ショパンのピノ・ノワールにはどのアペラシオンにも共通した品のある果実味が感じられるはずです。

本日は、コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ ルージュ ヴィエイユ・ヴィーニュをご紹介します。色濃く、気品を感じつつも何処と無く近づきやすい味わいに仕上がっています。

ドメーヌ・アルノー・ショパン コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ ルージュ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2015
Côtes de Nuits Villages Rouge Vieilles Vignes /Domaine A.Chopin et Fils

アロマはラズベリーやブラックチェリーのコンポート、カシス、バラ、スパイスが混じり合う力強い芳香を放っており、フルーティーだがエレガントな趣がある。花とスパイスのヒント、そして樽熟由来のバニラやシナモン、黒砂糖の香り。奥からスモーク、トーストのような香りが現われる。他にカカオやマッシュルーム、枯れ葉、ミネラルなど、表現力が豊かで複雑性に富む。アタックはソフトでなめらか。凝縮感のあるジューシーな果実味が溢れんばかりに広がり充実したエキス分と香味の広がりが素晴らしい。口に含んですぐはその豊かさからジャミーな印象をうけるが、良質な酸が程よく引き締めており後半にかけて味わいはドライ感。まろやかで、キメ細かなタンニンが溶け込んでおりしなやかさを合わせ持つ。気品を感じつつも何処と無く近づきやすさがあり、このクラスとしてはかなりお買い得な一本。美味しさがこみ上げ、長く続く余韻をもつ。

合わせるお料理
パテやテリーヌ、鶏肉の赤ワイン煮、豚や鴨肉のロースト ソース添え、茸料理など。

産地:フランス ブルゴーニュ地方 コート・ド・ニュイ地区
品種:ピノ・ノワール100%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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存在感のある、深い樽のフレーヴァー「トゥエンティ・ロウズ カベルネ S」

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Q.なぜ日本では知られていないのか。

A.小規模生産のためほとんどが現地で消費されてしまうから。

トゥエンティ・ロウズは、典型的な地産地消型のワイナリー。オーナー兼ワインメーカーであるブライアン・ヌス氏がマウント・ヴィーダー地区を中心に20年近く「樽・葡萄・スロープ (三位一体)」を研究した成果をワインに表現しようと立ち上げました。その成果と情熱は現地民から深く愛されており、生産されるほとんどのワインが地元で消費されてしまう人気ぶりです。彗星のごとく現れ、Food & Wine 誌のアメリカンワイン・アワードでは、過去に第一位を2度獲得し、そのクオリティーは今や折り紙付きの実力派です。

通常マウント・ヴィーダー地区はキャラクターをしっかりと持った地区が故、独立したAVA(政府認定ブドウ栽培エリア)100%産のワインとして造られるこが多く、他の地区ブレンディグは行われないのですが、トゥエンティ・ロウズではワインメーカーのブライアンがカベルネとメルロ系をマウント・ヴィーダーのヒルサイドスロープで研究し、「樽・葡萄・スロープ」という三位一体の関係を魅力的バランスで凝縮させ、ワインの骨格として引き出しています。

本日は、カベルネ・ソーヴィニヨン ノース・コーストをご紹介します。

トゥエンティ・ロウズ カベルネ・ソーヴィニヨン ノース・コースト 2016
Cabernet Sauvignon North Coast /Twenty Rows Winery

香りにはカシスやブラックベリー、ブラックチェリーなどの黒果実にクローブやブラックペッパーなどのスパイシーな香りがアクセント。加えてバニラビーンズやチョコ、ココア、コーヒー豆などの甘さのある、かつスモーキーな樽香、白檀の香り、杉、タバコ、土、ミネラルのニュアンスが複雑性・リッチな奥行を与える。アタックはソフトでなめらか。果実味は豊かで膨らみのある肉付き、豊富なタンニンが溶け込む丸いテイスト。カベルネらしいしっかりとした構造にも繊細さを併せ持ち、舌触りはシルクのような緻密さとしっとりとした潤いが特徴的。味わいは明確でジューシーさと抽出されたタンニンとの調和、穏やかな酸から飲みやすくパワフルでありながらエレガントに仕上がっている。上級クラスに見られるリッチさと長く続く余韻をもつ、しなやかなフルボディタイプ。

合わせるお料理
赤身肉のロースト、スペアリブ、すき焼き、マグロの大トロ、ハンバーグ、チーズフォンデュなど。

産地:アメリカ カリフォルニア ナパ・ヴァレー
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン90%、メルロ5%、カベルネ・フラン3%、プティ・ヴェルド2%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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世界のテイスター達が真価を認める「CH ド・パランシェール キュヴェ・ラファエル」

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かつてパーカーは“ラス・カーズが100ドルもするのなら、私はパランシェールをすすめる。”と言いました。

現代ほど醸造技術が発達していなかった時代、’80~’90年代の頃より、ヴィンテージによる出来・不出来の差が少なく、安定した品質で堅実な評価を獲得してきたシャトー・ド・パランシェール。近年では、ロバート・パーカー氏が「私のお気に入り」と評価している他、デキャンター誌5ツ星、アキテーヌ・コンクール金賞など多方面から高い評価を獲得しています。

『良いワインは良い葡萄でなければできない。』だからこそ畑仕事や選果の努力は惜しまないという彼ら。キュヴェ・ラファエルには古木から取れた葡萄を多く使用することに決めていますが、古木だからと決めつけず試飲でレベルをみます。一番上の古木だからといって必ず良い葡萄が出来るというわけではないのです。

また35~40hl/haという低収量も特筆すべき点であり、これはメドック格付1~2級並に値します(平均的なアントル・ドゥ・メールのシャトーでは53hl/haほど)。リーズナブルな価格ながら凝縮感と深みのある味わいに仕上がっています。

シャトー・ド・パランシェール・キュヴェ・ラファエル 2012
Château de Parenchere Cuvée Raphael

香りにはブラックチェリーやブラックベリーのコンポート、カシス、ハーブ、スミレ、ブラックペッパー、そして木樽由来のリッチな樽香、バニラやトースト、コーヒー、チョコなどの芳しい香りがやさしく包み込む。他にタバコ、タール、皮革、鉛筆の芯、温かな大地のニュアンスが感じられ、格上ワインに通じるような複雑さと奥行をもつ。アタックはソフトでなめらか。旨みがギュッと凝縮された濃厚な果実味が広がりふくよかなボリューム感で満たされる。調和のとれた穏やかな酸味、熟し具合が良好で十分なビターさとドライテイスト。トースティな樽感が綺麗に溶け込んでおりタンニンはキメ細やかで舌触りはシルキー。広がりのある豊かさと、アルコール感のあるしっかりとした酒質をもち円やかなコクが備わっている。余韻も長め、果実とオークのフレーヴァーが持続する。

合わせるお料理
赤身や脂肪分の多い肉料理、豚の角煮、ジビエ、コクのあるチーズなど。

産地:フランス ボルドー地方
品種:メルロ70%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%、カベルネ・フラン15%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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パスタと合わせたのは、新VTの「ボデガス・アラゴネサス ドン・ラモン 2016」

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ボデガス・アラゴネサス ドン・ラモンの新ヴィンテージが入荷しました。前ヴィンテージの2015年と比べるとアルコール度数が1度高くなりミディアムながらボディ感が少し増したようです。

酸がすうっと伸びるような艶やかな果実味が広がり、タンニンはキメ細やかでスムーズな飲み心地。果実本来の純粋さと熟成により溶け込んだオークの要素が一体となり味わいは独特でスパイシーさが心地よいアクセント。香りにはカシスやブラックチェリー、イチジクなどの果実香にハーブやシナモン、オリエンタルなスパイスのノート。そしてリコリス、木樽由来のバニラやコーヒーの香り、なめし革、バルサミコ。後にはプラムジャムを思わせるほんのりと甘いニュアンスも。

今回はパスタを合せてみましたが、ソースを使った料理と相性がGood!お好み焼きや焼きそば、ハンバーグ、また軽い味付けの赤身肉料理やビーフストロガノフなども合せてみて。

本日のワイン

ボデガス・アラゴネサス ドン・ラモン 2016
Don Ramón /Bodegas Aragonesas

産地:スペイン アラゴン州
品種:ガルナッチャ主体、テンプラニーリョ
タイプ:赤ワイン ミディアムボディ

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南アフリカを代表するスパークリングワインの名手「グラハム・ベック・ワインズ」

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グラハム・ベックは世界に誇る高品質スパークリングワインとして、多くの賛美を浴びており、生み出されるスパークリングワインは、恵まれた日照量が育む奥深い複雑味と果実味、それでいてフレッシュさが際立った円熟しきっていないミステリアスで底知れぬ可能性を秘めています。

製法は瓶内二次発酵(シャンパーニュ方式)。熟成のポテンシャルはもちろん食事とのバランスの良さ、シャンパーニュを想わせるキメ細かな泡を持ち、白、ロゼともに洗練された味わいに仕上がっています。 本日はブリュットの白とロゼをご紹介します。

葡萄はともにシャルドネとピノ・ノワールとのブレンドです。

グラハム・ベック ブリュット NV
Graham Beck Brut /Graham Beck Wines

香りにはグレープフルーツや洋梨、すりおろしリンゴ、レモンピール、続いてピーチ、花の蜜などの仄かに甘い香りが現れる。そしてイーストやナッツ、僅かにスモーキーなニュアンス。アタックは爽やかでスムーズな飲み心地。豊かな酸が下支えとなり、ジューシーな果実味がじんわりと口中を満たす。膨らみのある柔らかな質感と中庸のボリュームある味わいで“繊細”。柑橘類やリンゴのコンフィを思わせ、ほろ苦いミネラルが心地よいアクセント。ドライ感のあるスタイリッシュな仕上がりでフィニッシュのキレがよい。

 

グラハム・ベック ブリュット・ロゼ NV
Graham Beck Brut Rosé /Graham Beck Wines

香りにはチェリーやストロベリー、ラズベリーなどのチャーミングな果実香にオレンジピール、ピンクペッパー、フェンネル、ほろ苦いミネラルのノートがアクセント。口当たりは快活ながらスムーズな飲み心地で繊細な発泡、酸味はなめらかで果実味とバランスがとれている。味わいは軽快で、赤い果実やラベンダーを思わせる華やかな風味が舌上で弾けるように広がり、エレガントな質感とともにしっかりとした構造をもつ。香りから味わい、余韻まで一貫して明るく豊かな表情で魅せる、オールラウンダーなスパークリング・ロゼ。

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コント・ラフォンやコシュ・デュリに次ぐムルソーのトップ生産者「ドメーヌ・ルーロ」

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ムルソー村トップ生産者の一つ、ドメーヌ・ルーロ。現在はジャン・マルク・ルーロ氏が当主を務めています。1999年より一部ビオディナミを導入し、1ha当たりの収穫量を厳しく制限するなど、上質なブドウを得るために余念がありません。彼は、畑ごとの個性を前面に出したワイン造りを得意としており、その土地の特性を余すことなく表現することが彼のワイン造りの哲学です。天然酵母の使用や自然に任せた発酵など、しっかりとこだわりを持ち、ワインは香り高く、シルキーでなめらかな質感、重たさはなく引き締まっていてエレガントさが秀でています。

パーカー氏も、「ルーロのワインは純粋さと豊かさが結びついていて、端的に言うとフランソワ・ジョバール(引き締まり感)とコシュ・デュリ(豊かさ)が造るワインの中間のスタイルをしている」と述べています。今やドメーヌ・ルーロは、ムルソーの巨匠コント・ラフォンやコシュ・デュリに次ぐムルソーのトップ生産者として人気を博しています。今回、2015年ヴィンテージは割り当てでの入荷になります。お求めの方はお早めにご検討ください。

2015VT ドメーヌ・ルーロのワインはこちら

規定外の発想で生まれるハイクオリティな自然派「ヴィンテロパー」

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生産者は、規定外の発想で生まれるハイクオリティな自然派“ヴィンテロパー”。アーバン・ワイナリー・プロジェクトとは、ワイン造りの場を都会に持ってくることで、地元の人々がワインの製造過程を間近で見ることができ、さらには皆でワイン造りに参加しようという楽しいコンセプト。総勢225名のソムリエやワイン愛好家が参加。ワイン造りを通してシンプル且つ革新的なワイン造りを続けるヴィンテロパーの哲学に触れることができます。

豊かで瑞々しい果実味と柔らかで心地よいテクスチャー。なんだかワクワクとした、楽しい気分にさせてくれる親しみやすい味わいです。

ヴィンテロパー アーバン・ワイナリー・プロジェクト レッド 2016
Urban Winery Project Red /Vinteloper

アロマは新鮮味があり華やかな果実香。カシスやラズベリー、ブルーベリー、ブラックチェリーを思わせ、スミレやアニス、ブラックペッパー、爽やかなハーブのノートが混じり合う。アクセントにバニラやトースト、タバコなどの心地よい樽香。奥行があり、立ち上るミネラルのニュアンスが感じられる。アタックはソフトでなめらか。果実味はジューシーなエキス分があり、シルキーなタンニンと生き生きとした酸味が絶妙のバランスを保っている。親しみやすい味わいながらもエレガントで、良質なタンニンが存在しワンランク上の質感を抱かせる。艶やかでインパクト抜群のミディアムからフルボディ。魅力的な瑞々しさと、芳醇で複雑なアロマが特長的で、活気に満ち溢れている。

合わせるお料理
仔羊の香草焼き、煮込みハンバーグ、すき焼き、ピーマンの肉詰め、チンジャオロースなど。

産地:オーストラリア サウス・オーストラリア
品種:シラーズ68.4%、マルベック18.1%、テンプラニーリョ13.5%
タイプ:赤ワイン ミディアム-フルボディ

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澄み切った純粋さで満ち溢れる「ブリュンデルマイヤー リースリング」

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『ワインプロフェッサー』の異名を取り、研究熱心な事で知られる ヴィリー・ブリュンデルマイヤー氏は、若い頃フランスで修行を重ね、最新の醸造技術を学びました。収得した剪定法やリラ方式(オーストリアでは初めての方法、一本の葡萄樹をY字型に上方に伸ばす事で光と空気の通りをよくし高品質の葡萄を育てる)と呼ばれる葡萄栽培法、無農薬栽培を実践。セラーでは制限的な醸造を行ない最近の傾向としては、ボディのしっかりとした凝縮感のあるワインを造りだしています。

ヴィリー・ブリュンデルマイヤーは、今日あらゆる面においてオーストリアのワインシーンにおけるリーダー的存在になっており、葡萄畑とセラーにおける妥協のない品質追求により、世界で競争可能なトップクオリティーのワインを生産することが可能であることを証明しています。

本日はリースリングをご紹介します。

ニーダーエステライヒ州産のリースリング種を100%使用したワインで、異なる畑からの比較的樹齢の若い葡萄樹から収穫したものをブレンド。果実味は澄み切った純粋さで満ち溢れており、シャープな酸とミネラルが織りなすそれはフィネスとともに湧き出すような活力が漲っています。

ブリュンデルマイヤー リースリング 2016
Riesling /Weingut Bründlmayer

香りにはライムやグレープフルーツなどの柑橘類や白桃、洋梨、チェリーなどの果実香、スイカズラ、ローズマリー、ペッパー、そしてジンジャー、土壌由来のチョーク、ミネラルのニュアンスが感じられ洗練された趣がある。アタックは爽やかで微かに発泡が感じられ辛口にしてほんのりと甘さが残り、果実本来の自然な甘さ、澄み切った純粋さで満ち溢れる。クリアーで輪郭がくっきりとしたシャープな酸とミネラルが織りなすそれはフィネスとともに湧き出すような活力が漲っている。バランスのよい仕上がりで、シンプルに品種の個性が感じ取れる。チャーミングだが、味わうほどにそのポテンシャルの高さが実感できる。

合わせるお料理
マリネや天ぷら、中華、寿司、チーズフォンデュ、ベーコンと野菜スープなど。

産地:オーストリア ニーダーエステライヒ
品種:リースリング100%
タイプ:白ワイン 辛口

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日本限定!こだわりのアイスヴァイン「クライネン・フリッツ EW」

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先日に引き続きベッカー醸造所から、本日はこだわりのアイスヴァインをご紹介します。

ピノ・ノワールの雄ベッカー醸造所の当主ベッカーJr.(通称フリッツ君)が特別に仕込んだアイスヴァインです。

数あるタンクの中から選んだこだわりのピノ・ブランを醸造所にて瓶詰したもので、もちろん自然氷結、収穫は全て手摘みで行われます。特筆すべきはその贅沢な糖度にあり残糖なんと166.5g! しかしながらアイスワイン特有のエレガントな酸に下支えされ、決してくどすぎない素晴らしいバランスを保っています。

クライネン・フリッツ ピノ・ブラン アイスヴァイン 2016
Pinot Blanc Eiswein /Kleinen Fritz(Becker)

香りには新鮮なシトラスやメロン、洋梨やリンゴのコンポート、白い花のアロマにジンジャー、レモンティー、蜂蜜、キャンディ。フルーティーかつフローラルなアロマの中にも洗練されておりミネラルのニュアンスが心地よいアクセント。アタックはソフトでなめらか。果実味は濃密でピュア、極甘口のアイスヴァインにあって爽やかさと酸度のバランスが長けており酸味が綺麗に溶け込んでいる。ミネラリーでとろりとした甘さに加え、凛とした清涼感(緊張感)が好印象。甘く、とろみが程よくあり、それでいてフィニッシュは引き締まっている。ジャミーで甘美なる余韻が続く。

産地:ドイツ ファルツ
品種:ピノ・ブラン(ヴァイサー・ブルグンダー)100%
タイプ: 白ワイン 極甘口

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