2023年10月

オープンな発想から、様々なスタイル、 長期熟成を想定したミュスカデを造り出す

「ドメーヌ　ド ラ フォリエット」

ムロン ド ブルゴーニュ（ミュスカデ）は、実は長期熟成が可能な品種で、ドメーヌ　ド ラ フォリエットのセラーには実験的に1976年のボトルを持っています。輸入元によると、2009年に訪問した際試飲した‘99年は、綺麗な黄金色で、酸が少し柔らかくなっていて、まるでブルゴーニュのようだった」とのこと。

マロラクティック発酵と長いシュール　リをした長期熟成出来るもの、また伝統的な樽発酵・樽熟成のトラディションなどオリジナルなワインを生み出しています。これは、市場に対しオープンで好奇心が強い彼らならではで、色々なワインを飲み、他の産地を研究して、出来ることを少しずつ試してきたからです。

本日はオーガニック栽培の葡萄でつくる「テール ド シスト」をPick Up!
ラベルは葡萄の根、そしてシスト土壌を表現しています。

ドメーヌ　ド ラ フォリエット　ミュスカデ　セーヴル エ メーヌ　シュール リ　テール ド シスト　2022
Muscadet Sévre et Maine Sur Lie Terre de Schiste /Domaine de la Foliette

香りは青リンゴ、マスカット、白い花のアロマにハーブ、鉱物的なミネラルのノート。僅かに炒ったナッツを思わせるスモーキーなニュアンスも。口当たりはフレッシュで、丸みがあり程よいボリュームが感じられる。キレのあるクリスピーさは正にミュスカデそのものだが、ピュアでたっぷりとした果実味と旨みは何より印象深い。美しいミネラルを背景に雑味が無くバランスのとれた仕上がり。心地よい塩味とほろ苦さ、余韻はすっきりとしている。

合う料理
前菜、魚介と野菜の酒蒸し、白身魚の塩焼き、貝・甲殻類料理、寿司、天ぷらなど。

産地: フランス　ロワール
品種: ムロン ド ブルゴーニュ100%
タイプ: 白ワイン　辛口

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5世代にわたり土地の魂が宿ったワインを造り続ける「ドメーヌ　ド ラ ルレティエール」

創業は1914年で、5世代にわたり続くヴーヴレの生産者、ドメーヌ　ド ラ ルレティエール。1937年以降、白ワインの評価が高まり、トゥールやパリの品評会に出品するようになりました。1959年には、この村で初めて発表した瓶内二次発酵で造るスパークリングワインは大成功を収め、さらに事業を拡大。現在はジャン マルク ジレが当主となり家族の精神を忠実に受け継ぎ、ドメーヌを発展させ続けています。栽培はビオロジックを実践。常に進化したいという思いから、フランスの環境認証 HVE（Haute Valeur Environnemental）の認定を受けるために積極的に活動しています。

本日はシュナン ブラン100%で造る高品質な泡と、ヴーヴレ セックをPick Up!

ドメーヌ　ド ラ ルレティエール　ヴーヴレ　メトード トラディッショネル　ブリュット　NV
Vouvray Méthode Traditionnelle Brut /Domaine de la Rouletière

香りは爽やかなシトラス、白桃、アカシアのアロマにペッパー、石、ミネラルのヒント。ほんのり甘い蜜の香り、僅かにアーモンドのニュアンスが現れる。口当たりは瑞々しくクリーミーで、繊細な発泡が心地よい。ジューシーな果実味が弾けるように広がり純粋さとエレガトさが絶妙。バランスのとれた美しい酸味、キレのよい辛口に仕上がっている。余韻に果実と花の蜜、すっきりとしたフィニッシュ。

合う料理
アペリティフ、シャルキュトリ、白身魚のムニエル・フライ、天ぷら、寿司など。

産地: フランス　ロワール　ヴーヴレ
品種: シュナン ブラン100%

ドメーヌ　ド ラ ルレティエール　ヴーヴレ　セック　レ ペリュッシュ　2022
Vouvray Sec Les Perruches /Domaine de la Rouletière

香りはレモン、白桃、洋梨のコンポート、アカシアのアロマにハーブ、鉱物的なミネラルのノート。洗練されたアロマ。微かにナッツ、アーモンドのような香りも感じる。口に含むとなめらかでソフト。透明感のある非常に綺麗な果実味で辛口だが、ほんのり残糖感がある。たっぷりとした新鮮なフルーツに、軽くローストしたナッツの風味。溶け込んだ酸味、心地よい緊張感を保ちながら柔らかに広がっていく。フルーティかつエレガントなスタイル。

合う料理
サラダ、シーフード、ハム、ローストチキン、軽めの肉料理、寿司など。

産地: フランス　ロワール　ヴーヴレ
品種: シュナン ブラン100%

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名だたる星付きレストランでオンリストされている実績「ドメーヌ　デ ニュグ」

昨今、高い注目を集めているクリュ ボージョレからフルーリーのご紹介です。

生産者ドメーヌ　デ ニュグ。タイユヴァンやジョルジュ ブラン、ラ ピラミッドなど有名なレストランも認める高い品質を誇ります。拠点はフルーリーの南側、ランシエの町の北部に位置し、父親と祖父から畑を引き継ぎ、現在は35.3haを所有しています。出来るだけ介入をせず、必要な時にだけ手を差しのべるワインメイキングを実践し、 キャラクターの異なる質の高い複数の区画をブレンドすることで、複雑性を帯びた、上質なワインを生産しています。

ドメーヌ　デ ニュグ　フルーリー　2020
Fleurie /Domaine des Nugues

ブルーベリーやラズベリーなど力強い果実のアロマ。爽やかなハーブの香りがリッチな果実香を引きたたせ、少しジャミーな印象も現れる。そしてラベンダーやシナモン、スパイスのノート、僅かにアールグレイのような香りも。口に含むとフレッシュでジューシー。濃縮感のある果実味に瑞々しい酸味、キメ細かなタンニンがバランスよく溶け込む。しなやかで、溢れんばかりに広がる香味、何と言っても密度の高さに驚かされる。程よいボディ感、スパイスとフローラルが混じり合う魅惑的な余韻をもつ。

合う料理
ハム、テリーヌ、ロールキャベツのトマト煮、鶏肉のグリル、フィレミニョン(ヒレ肉を厚く切った小さめのステーキ)など。

産地: フランス　ボージョレ地区
品種: ガメイ100%
タイプ: 赤ワイン　ミディアム～フルボディ

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価格と品質のバランスを追求する家族経営のドメーヌ「ドメーヌ　ド ラ モット」

フィトゥ、コルビエールのほど近く「ナルボンヌ」にある家族経営のドメーヌ。古代遺跡のごく近く、オード川のほとりの畑は、粘土質と石灰質の混ざった土壌です。地中海性気候のこの地は、病害を回避できる強い風、適度な気温差などぶどうにとって最良の畑です。北から吹く冷たい風により、湿気になりにくく、朝夕の海風により、フレッシュさと酸を残したバランスの良いワインが出来上がります。

自然な栽培を心掛けた減農薬農法（リュットレゾネ）を行い、収穫はナイトハーヴェストを行います。最新式の醸造設備を完備し、ブドウの個性を最大に引き出す事を信条としています。畑には灌漑設備も施し、アペラシオンの規定よりもクオリティを重視した、価格と品質のバランスを追求したドメーヌです。

ドメーヌ　ド ラ モット　カベルネ ソーヴィニヨン　2020
Cabernet Sauvignon Pays d’Oc /Domaine de la Motte

香りはブラックチェリーやプラムの香りに、クローブやブラックペッパーなどのスパイスのヒント。口当たりはスムーズでなめらか。過熟感の無いピュアな果実味が印象的で、染み入るように広がっていく。中庸のボディ感、主張しすぎないのが良い。派手さは無いが滋味がある。穏やかなタンニンと調和のとれた酸味、フレッシュさと繊細さを合わせ持つ。

合う料理
ポークソテー、煮込みハンバーグ、肉野菜炒め、ビーフシチュー、茸料理など。

産地: フランス　ラングドック地方
品種: カベルネ ソーヴィニヨン100%

ドメーヌ　ド ラ モット　シャルドネ　2021
Chardonnay Pays d’Oc /Domaine de la Motte

柑橘類、白桃、トロピカルフルーツの香りとアカシアの花を思わせるフローラルな香り。味わいはフレッシュでなめらか。軽快さとまろやかさを兼ね備えておりメロンや梨、白桃のフレーヴァーへと繋がる。スッキリとした飲み心地で爽やかな酸とのバランス。後味には仄かな残糖感と弾けるようなフレッシュさ。

合う料理
アペリティフやタパス、魚介のカルパッチョ、グリルした魚料理、寿司など。

産地: フランス　ラングドック地方
品種: シャルドネ100%

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クラシックでありながらモダンなスタイル「シャトー　ヴュー タイフェール」

力強さと繊細さのバランスが絶妙

シャトー　ヴュー タイフェールは、ボルドー サン テミリオンに5haの畑を有する家族経営のシャトーです。2006年、ドルドーニュ河畔に建つ18世紀の館とブドウ畑をカトリーヌとフィリップ コーエン夫妻が継承し、全面的な改革を進めました。妻のカトリーヌが有名シャトーのワインメーカーとしての長年の経験を生かし、テロワールの特性を忠実に表現する、魅力あふれるワインを造っています。

土壌を徹底的に研究し、その特質を生かす伝統的な耕作方法を採用。化学肥料や除草剤を使用せず、余分な葉や芽の摘み取り、収穫等すべて手作業で行います。完璧な丸い果実のみを選別し、最新設備のセラーで醸造。このように丁寧な手仕事で、少量ながら上質の織物のように紡ぎ出されるワインは、クラシックでありながらモダンなスタイルです。

樹齢100年前後にもなる古木のメルロ100％

シャトー　ヴュー タイフェール　2016
Château Vieux Taillefer Saint-Emilion Grand Cru

深みのあるガーネットの色調。香りはラズベリー、ブラックベリー、プラム、スミレのアロマが広がりトリュフ、芳しいオークのノートが混ざり合う。バニラやモカ、トースト、香木の香り。大地、土っぽいニュアンスが加わり奥行の深いブーケが魅了する。口に含むと円やかでリッチ。力強さと繊細さのバランスが素晴らしく、しっかりとした酸が厚みのある果実味を支える。タンニンは滑らかに溶け込んでおり質感は層状、豊かなコクを備えている。凝縮した味わいで絶妙の甘辛度、余韻に果実とほんのりビター加減が心地よい。

合う料理
赤身肉料理、ジビエ、茸料理、熟成したチーズなど。

産地: フランス　ボルドー地方
品種: メルロ100%
タイプ: 赤ワイン　フルボディ

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伝説の丘セイシュエルを再興「レ ヴァン ド ヴィエンヌ」

北ローヌを代表する3人のヴィニュロン、「フランソワ ヴィラール」、「ピエール ガイヤール」、「イヴ キュイユロン」が、かつてセイシュエルの丘に高品質なワインを産みだすブドウ畑が存在したことを知り、1996年にその丘にぶどうの樹を植え、レ ヴァン ド ヴィエンヌを設立しました。まさに伝説の丘 ”セイシュエル“ の再興であり、この新たな北ローヌのニュースは、ワイン業界にたちまち広がりました。

セイシュエルの丘は、ローマ時代から存在する歴史の古い畑で、フィロキセラ以前は時のコート ロティから産ずるワインよりも遥かに評価が高いものでしたが、戦争の影響で長らく放置されていました。土壌はコート ロティと同じくシスト(片岩)とグナイス(片麻岩)の入り組んだ土壌。この土壌特性と急斜面という2つの条件により水捌けは極めて良く、また岩盤に吸収された太陽熱がぶどうの熟成を促進します。これらの自然条件から、完熟し濃縮された果実の収穫が可能となります。

本日は、「ローヌ　ブラン　レ ローレル」と「ローヌ　ルージュ　アメ　オーガニック」のご紹介です。

レ ヴァン ド ヴィエンヌ　コート デュ ローヌ　ブラン　レ ローレル　2022
Côtes du Rhône Blanc Les Laurelles /Les vins de Vienne

アプリコット、白桃、洋梨、白い花を思わせる華やかなアロマ。柑橘類やスパイシーハーブなど爽やかな香りをアクセントに、フレッシュフルーツの魅惑的なアロマが引き立つ。口に含むと瑞々しくしっかりとした構造を持ち、豊かさと絶妙のドライ感、バーックボーンに美しいミネラルを感じる。フレッシュだが柔らかく調和のとれた酸味。親しみやすくもエレガントなスタイルにまとまっている。

合う料理
アペリティフ、魚介のカルパッチョ、パテ、鶏肉の香草焼き、エスニック・中華料理など

産地: フランス　ローヌ地方
品種: ヴィオニエ40%、グルナッシュ ブラン30%、マルサンヌ20%、クレレット10%

レ ヴァン ド ヴィエンヌ　コート デュ ローヌ　ルージュ　アメ　オーガニック　2020
Côte du Rhône Rouge Amet Organic /Les vins de Vienne

香りはダークチェリー、小粒の赤い果実、ブラックオリーブ、ラベンダー、スパイスのヒント。そしてコーヒーやトースト、スモーキーな樽のニュアンス。口当たりはなめらかでシルキーな質感。丸みを帯びておりダークチェリーや甘草、スパイス、スモーキーなオークの要素が一体となる。純粋で程よいコクがあり、しなやかなボディ感。飲み心地よくアフターには心地よいほろ苦さ。

合う料理
鴨肉のロースト、ラムチョップ、ジビエ、仔羊の煮込み、スパイシーな料理など。

産地: フランス　ローヌ地方
品種: グルナッシュ80%、シラー20%

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北ローヌのコンドリューを代表する造り手「イヴ キュイユロン」

1961年生まれのキュイユロン氏は、醸造・栽培を専門学校で学んだ後、1986年に伯父のドメーヌを引き継ぎました。30代半ばからすでにローヌ地方の白ワイン生産者としてトップレベルに達しており、特にコンドリューに12haという広い畑を所有し、複雑で芳醇、バランスがよく、奥行きのある味わいの卓越したワインを造っています。

本日は、コンドリュー、小さな丘を意味する「ラ プティット コート」と瓶内二次発酵でつくる珍しいヴィオニエ100％のスパークリングワインのご紹介です。

イヴ キュイユロン　ヴィオニエ　メソッド トラディショナル　2021
Condrieu La Petite Côte /Yves Cuilleron

アプリコットや白桃、柑橘類のアロマとカリン、スミレ、バラの花束、スパイスのノート。フルーティーかつフローラルで繊細な芳香が広がり、仄かに蜂蜜のニュアンスも現れる。口当たりはなめらかで、程よくボリューム感があり、生き生きとした果実味が口内を満たしていく。アプリコットや桃を思わせるジューシーな味わいで、フレッシュさとまろやかさを完璧に表現している。エキゾチックで心地よいスパイシーさ、フィニッシュには果実のフレーヴァーとほろ苦いミネラルのニュアンス。

合う料理
サーモンのマリネ、鯛のカルパッチョ、白身魚やロブスターのグリル、ローストチキン、アジアン料理など。

産地: フランス　ローヌ地方
品種: ヴィオニエ100%

イヴ キュイユロン　ヴィオニエ　メソッド トラディショナル　2021
Vionnier Méthode Traditionnelle Brut Nature /Yves Cuilleron

香りはレモンピール、グレープフルーツなどの爽やかなアロマと白桃、カリンを思わせる華やかな香り。加えてミネラルのニュアンスが洗練さを与えすっきりとした印象がある。口に含むと瑞々しくピュア。まっすぐで、硬質なミネラルを軸にしっかりとした構造を持ち、キレのある酸が見事に調和している。エネルギッシュでありながら繊細で、極めてドライ感。軽やかなフィニッシュで品よくまとまっている。

合う料理
サラダ類、海老の生春巻き、野菜のテリーヌ、シーフード、ローストチキンなど。

産地: フランス　ローヌ地方
品種: ヴィオニエ100%

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モルドレが造るスペシャル キュヴェ！「タヴェル　ロゼ　ラ レイヌ デ ボワ」

ロゼの素晴しさが分かるお手本とういうべき1本

ローヌ南部のスーパースター “ドメーヌ　ド ラ モルドレ” が手掛けるタヴェル　ロゼ。テロワールをリスペクトし、本物を造ることに尽力している彼らのワイン造りのスタイルは、マニュアルは一切なく感性によるものが大きいといいます。ヴィンテージ毎に醸造方法は異なり、その年その年の多彩な個性を見事に表現しています。

この “ラ レイヌ デ ボワ” は彼らがつくるタヴェル　ロゼの中でも最高クラスの位置づけです。新ヴィンテージ2022年のご紹介です。

ドメーヌ　ド ラ モルドレ　タヴェル　ロゼ　ラ レイヌ デ ボワ　2022
Tavel Rosé La Reine des Bois /Domaine de la Mordorée

ラズベリーやストロベリー、チェリー、オレンジの香りが広がり、次第にバラの花弁やジャスミン、ほのかにミントのニュアンスが現われる。魅惑的な芳香、洗練された趣がある。味わいは程よく厚みがあり、まろやかな質感、とろみを感じる程に凝縮感がある。飲み頃温度は12度。冷やし過ぎると、この官能的でエレガントなタッチが楽しめないのでご注意を。ミネラル感がありフレッシュで立体的構造、味わうほどにうっとりとした余韻へと誘ってくれる。繊細にしてコクがあり華やかな含み香が飲み手を魅了する。

合う料理
豚肉の生姜焼き、鶏肉のトマトソース煮、ニンニクとトマトをベースにしたスパイシーな料理、魚介スープ、アジアン料理など。

産地: フランス　コート デュ ローヌ地方
品種: グルナッシュ60%、シラー20%、クレレット10%、サンソー10%
タイプ: ロゼワイン　辛口

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上品でリッチ、プラチナの泡「ロータリ　ブリュット　プラチナ　2016」

ワイン先進国のアメリカ、ドイツや北欧で大ブレイク中のプレミアム・瓶内二次醗酵スパークリングワイン、ロータリから上品でリッチな味わいの「ブリュット　プラチナ」のご紹介です。

イタリア　トレンティーノ地域には、ブドウ栽培にとってまさに「恵み」というべき特別な風が吹きます。午前中アルプス山脈によって冷やされた空気は風となり、アディジェ川沿いの傾斜の強い渓谷を吹き抜けます。するとそこにはトレンティーノ最大のガルダ湖が位置しており、午後になると暖かくなった空気は再度風となり渓谷を吹き抜けるのです。その風による昼夜の寒暖差・乾燥した空気が健康的でスパークリングワインに適した健全なブドウの栽培を可能にします。

ヴィンテージは2016年。シャルドネ主体の単一ヴィンテージで仕上げた上級キュヴェになります。

ロータリ　ブリュット　プラチナ　2016
Rotari Brut Platinum Metodo Classico /Rotari

リンゴ、熟した黄色系フルーツ、柑橘類のアロマにヘーゼルナッツ、スパイスのヒント。蜂蜜やマロングラッセ、ブランデーのような香りも現われる。口に含むとフレッシュで、ふっくらとしたボリュームある味わい。濃密な果実味に満ちており、レモンの皮をかじったようなスッキリ感に、心地よいビター感。まとまりのよい仕上がりで飲み応えも充実している。 【合う料理】 野菜のグリル、白身魚のフライ、天ぷら、スパイシーなアジアン料理など。

産地: イタリア　トレンティーノ アルト アディジェ
品種: シャルドネ80%、ピノ ノワール20%
タイプ: スパークリングワイン　辛口

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単一畑の上級ソアーヴェ「テヌータ　サン アントニオ　ヴィーニャ　モンテ チェリアーニ　ソアーヴェ」

世界的な人気を誇るヴェネト州の４兄弟、テヌータ　サン アントニオから、単一畑のブドウで造られる上級ソアーヴェのご紹介です。

テヌータ　サン アントニオ　ヴィーニャ　モンテ チェリアーニ　ソアーヴェ　2020
Vigna Monte Ceriani Soave /Tenuta Sant'Antonio

2019年よりソアーヴェ保護協会により33のUGA(クリュと同義)が認定されました。2000年頃より土壌や標高に関する研究が重ねられ認定されたUGA(地理的単位 Unità Geografica Aggiuntiva)のソアーヴェのみがヴィーニャを名乗ることができます。モンテ チェリアーニは、モンテ ディ コロニョーラUGAの中にある区画で土壌のアイデンティティやガルガーネガのピュアな表現を存分に楽しむことが出来ます。

ざらざらした手触りのラベル素材は石灰質や火山質が混ざったUGAの土壌を表現し、中央で縦に一直線に伸びる金のラインはモンテ チェリアーニがもつ果実のボリューム、ミネラル感や、縦に伸びる味わいをあらわしています。

Tasting…

グレープフルーツ、パイナップル、白桃、柑橘類を思わせるフレッシュ　フルーティーなアロマ。そしてサンザシやホワイトペッパー、スパイシー ハーブの香りなど。味わいは瑞々しくジューシー。フレッシュな酸味と果実味がバランスよく広がり非常にクリーンな印象、エキゾティックな香味が口内を満たしていく。親しみやすい風味だが、ミネラルの骨格・ストラクチャーがあり硬質で洗練されたスタイルに仕上がっている。余韻にシロップ漬けのフルーツ、干し草、アーモンド、ほんのりビター感が心地よい。

合う料理
前菜、鶏肉料理、ムール貝の白ワイン蒸し、寿司、キノコのスープなど。

産地: イタリア　ヴェネト
品種: ガルガネーガ100%
タイプ: 白ワイン　辛口

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