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2019年12月

マテッラ 秘蔵のキュヴェ「キュナット・リザーヴ ナパ・ヴァレー」

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マテッラ 秘蔵のキュヴェ「キュナット・リザーヴ ナパ・ヴァレー」

2019年 仕事納め。

ワイン愛飲家が年々増えていることを実感しています。料理との相性はもちろんのこと、ワインの保管方法であったり飲む温度帯であったりと、相談される機会が非常に増えてきました。お客様との会話の中で、ワインに対して、こんなにもちゃんと「向き合って」飲んでくれているのか、と思うと本当にうれしくなります。これからもワインの楽しさや文化を、より多くの方に感じていただけるよう励んでまいります。

それでは皆様、良い年末年始をお過ごしください。

2019年ラストを飾るワインは、マテッラ 秘蔵のキュヴェ「キュナット・リザーヴ ナパ・ヴァレー」をPick Up!

上質のブドウのみからなるワイナリーのトップキュヴェ。ボルドー右岸ワインのファンというオーナーご夫妻の想いが見事に結実した一本です。本来は国内消費とメーリングリストのみで輸出がされない希少なアイテムですが、今回特別に分けて頂きました。

マテッラ キュナット・リザーヴ ナパ・ヴァレー オーク・ノル・ディストリクト 2012
Materra Cunat Reserve Napa Valley Oak Knoll District /Cunat Family Vineyards

ブラックベリーやブラックチェリー、プラム、仄かにミントの香り。そして調和のとれたオークのニュアンスがエレガントさを醸し出す。バニラやお香、コーヒー、チョコ、キャラメル、軽いロースト香。他にナツメグやレザー、大地、ミネラルなど複雑に混ざり合う。口に含むと、ふくよかでスムーズ。非常になめらかで、前ヴィンテージの2011年もそうだったが、単に「パワフルで濃い」ではなく、「しなやさ」が基本線にある。「官能的」という一言に尽きるが、優美な曲線美が印象的で、溶け込んだタンニンと穏やかな酸とのバランスが良い。豊満な果実味を程よく引き締め、伸びやかで、長く続く余韻へと誘う。二日目、より開放的になり緊張感が和らいだ中で、味わいの深みが増していく。充実具合は良好である。まさにボルドー右岸のグラン・ヴァンを彷彿とさせる。

合わせるお料理
赤身や鴨肉のロースト、すき焼き、ビーフシチュー、鶏肉料理、煮込み料理、茸料理など。

産地: アメリカ カリフォルニア ナパ・ヴァレー オーク・ノル・ディストリクト
品種: メルロ96%、カベルネ・ソーヴィニヨン2%、プティ・ヴェルド1%、マルベック1%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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Bringing people together.「マテッラ ワインズ」

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マテッラ ライト・バンク レゼルヴ ナパ・ヴァレー

個人的にお気に入りのワイン「マテッラ メルロ ナパ・ヴァレー」。
先日、最後の一本となる2009VTをお鮨とのマリアージュでいただきました。

本当に素晴らしいワインだな、と改めて再認識し最後の一滴まで残さず味わいました。

その後、Instagram にて「近々、2010VT、ご紹介いたします!」と意気込んで投稿したものの反響があまりに大きく即完売し、さらにはインポーターでも終売という有様に。

そして、ようやく待ちに待った新VTが届きました。
続きVTの2011年で、この2011年よりラベル表記にライト・バンクの文字が加わりました。

仕様されるコルクには、もちろん「Bringing people together.」の文字が刻まれています。

色々な方とのご縁をいただいてワイン造りに携わることができたというキューナット・ファミリー。そのときの思いがコルク一つにまで記されています。

マテッラ ライト・バンク レゼルヴ ナパ・ヴァレー オーク・ノル・ディストリクト 2011
Materra Right Bank Reserve Napa Valley Oak Knoll District /Cunat Family Vineyards

ブラックチェリーやプラム、リコリスの香りに、シナモンやナツメグ、ブラックペッパー、ユーカリ、仄かなハーブのヒント。そしてバニラやチョコ、コーヒーなど樽のニュアンスに、土や茸、黒トリュフ、落ち葉などの熟成香が続く。口に含むとふくよかで非常に滑らかなテクスチャー。果実味は艶っぽく明るい表情で魅せる。鮮やかかつミネラリーで、リッチな味わい。それでいて流れる様な口当たりで、果実味が瞬く間に口内を支配する。成熟した、スムーズなタンニンが心地よくアフターの余韻が長い。熟成感がある中で、フレッシュさも感じさせる。

合わせるお料理
牛フィレのステーキ、ローストビーフ、ラムや鴨肉のロースト、カマンベールチーズなど。

産地:アメリカ カリフォルニア ナパ・ヴァレー オーク・ノル・ディストリクト
品種:メルロ96%、カベルネ・ソーヴィニヨン1%、プティ・ヴェルド1%、マルベック1%、カベルネ・フラン1%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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Information

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Information

いつも当店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。

クリスマス前にもご案内をいたしましたが、年末の駆け込みで、時間帯によって店内・駐車場が大変混み合ってきております。ラッピング等で、お待ちいただく事もございますので何卒ご容赦くださいませ。

また、商品の補充が追い付かず、陳列棚を空にしている商品でも在庫がある場合がございますので、その際はご遠慮なくお声かけください。

【年末年始のご案内】

年内の営業は12月31日まで、年始は1月4日から営業いたします。

【インターネット店】

12月31日午後3時までのご注文はその日のうちに出荷いたしますが、それ以降のご注文は4日より順次発送いたします。何卒ご了承ください。

2020年も引き続きご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

彼らの歴史、それはAOCマディランの歴史。「ファミーユ・ラプラス/ CH ダイディ」

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彼らの歴史、それはAOCマディランの歴史。「ファミーユ・ラプラス/ CH ダイディ」

AOCマディランとして初めてワインのボトリングと販売を行った生産者ラプラス家。シャトー・ダイディはラプラス家のトップキュヴェであり、またマディランのシンボルと称えられている銘醸シャトーです。

使用するブドウはこの地を代表する品種『タナ』。非常に強い渋みがあり「タンニン」の語源になったといわれています。個性が強く醸造には特別な技術を要するタナですが、ラプラス家が手掛ければ、マディラン特有の凝縮感を保ちながらもエレガントなワインへと上手く導いてくれます。ヴィンテージは2014年。熟成によってタナの真価が発揮!

シャトー・ダイディ・マディラン 2014
Château d'Aydie Madiran /Famille Laplace

ブラックベリーやカシス、ドライプラムの香りとラベンダーやスパイス、コーヒー、スモーク、松、タバコのヒント。そして鉄、土っぽさに仄かにバルサミコのニュアンス。熟成香があらわれており複雑で、奥行が感じられる。口に含むとしなやかで、濃厚な果実味がありスパイシー。オークの要素が溶け込んでおり辛口で、ほろ苦い味わいに仕上がっている。アタックこそスムーズだが、マディラン特有の力強いタンニンが存在しなめらかな質感に加えてしっかりとした骨格をもつ。厚みがあり層状、凝縮感のあるフルボディ。アフターは長く果実とオークのフレーヴァーが心地よい。

合わせるお料理
ジビエ、牛・仔羊のロースト、焼き肉、バルサミコソース料理、シェーブルチーズなど。

産地: フランス シュッド・ウエスト
品種: タナ100%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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復活を遂げた格付第三級トップ・シャトー「シャトー・キルヴァン」

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復活を遂げた格付第三級トップ・シャトー「シャトー・キルヴァン」

1855年のメドック格付け時に第三級のトップに位置づけられた「シャトー・キルヴァン」。今や安定した品質を誇る人気のシャトーですが、格付け制定以降は、年々品質は下降をたどり1990年代半ば頃まで低迷期にありました。生来の深みやフィネスは微塵も感じられず、とても格付けに見合ったものではありませんでした。

改革を迫られたシャトーは、品質向上が急務。過去の名声を取り戻すべく醸造コンサルタントに名手ミシェル・ロラン氏を招聘しました。その結果、ワインのスタイルは飛躍的に向上し、力強さとエキス分に溢れた風味、そして格付けシャトーの威厳を見事に取り戻すことに成功したのです。

本日は2006年ヴィンテージをご紹介します。

シャトー・キルヴァン 2006
Château Kirwan

ブラックベリーやプラムの香りに、スミレ、リコリス、スパイスのヒント。さらにバニラやチョコ、スモークなど上品な樽のニュアンスが加わりタバコ、なめし革、鉛筆、茸など、次々に熟成香が現れる。口に含むとスムーズでなめらか。しっとりとした質感に、豊かな果実味が伸びやかに広がる。ほんのりと甘いテイスト。そこに新鮮なスパイシーさとオークの要素が溶け込み、2006年に至っては格付けシャトーたる品格はもちろん、より果実感を感じ近づきやすさがある。タンニンはキメ細かく円やかで、穏やかな酸とバランスがとれている。

合わせるお料理
赤身肉を中心とした料理、鴨肉のロースト、ジビエ、すき焼き、豚バラ肉料理、茸料理など。

産地:フランス ボルドー地方 マルゴー
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン45%、メルロ37%、カベルネ・フラン8%、プティ・ヴェルド10%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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最良のヴィンテージでは三級に匹敵!「シャトー・ブラネール・デュクリュ」

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最良のヴィンテージでは三級に匹敵!「シャトー・ブラネール・デュクリュ」

1988年に現在のオーナー一族、マロトー家がこのシャトーを入手し、それ以降、品質が向上。オーナーの交代がブラネール・デュクリュにとって大きな転機となります。1991年に醸造所の大改修を行い1990年代後半から品質が安定し、格付け四級の中でもひときわ脚光を浴びるようになりました。最良のヴィンテージでは三級に匹敵すると言われるようになり、ワインは繊細にして味わい深くまろやかなコクを備えたもの。

30年近くに亘ってオーナーであったパトリック・マロトー氏は、2017年に亡くなりましたが、人柄が良く人望が厚い人物だったと聞いています。2001年から2008年までユニオン・デ・グラン・クリュ・ド・ボルドーの会長を務めるなど、ボルドーに大きな功績を残した人物でした。

シャトー・ブラネール・デュクリュ 2012
Château Branaire Ducru

香りはクランベリーやラズベリー、ブルーベリーなどベリーフルーツの香りが豊かで、それでいてなんとも慎ましく品の良さが漂う。そしてフローラルな花の香りに、クローブやブラックペッパー、タバコ、チョコ、鉛筆、カカオのヒント。口に含むとスムーズでなめらか。しなやかなタンニンと調和のとれた穏やかな酸味、純度が高く味わいは凝縮感がある。カベルネ主体らしい骨格はもちろんパワフルでリッチ、そこにエレガントさが加わり全体的な均衡が保たれている。後半にかけてドライ感、素晴らしい質感と突出した長く続く余韻を持つ。

合わせるお料理
牛フィレや鴨肉のロースト、ラム肉の香草焼き、ジビエ、茸炒め、焼き野菜、スモークサーモンなど。

産地: フランス ボルドー地方 サン・ジュリアン
品種: カベルネ・ソーヴィニヨン主体、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド
タイプ:赤ワイン フルボディ

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クリュ・ブルジョワを飲み比べ「CH グラン・ラカーズ」X「CH ラ・カルドンヌ」

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本日は、ボルドー メドック クリュ・ブルジョワを飲み比べ。

CHECK 1:クリュ・ブルジョワでも最古参!
「シャトー・グラン・ラカーズ 2015」

CHECK 2:ラフィットが再構築、10年熟成!
「シャトー・ラ・カルドンヌ 2009」

CHECK 1:クリュ・ブルジョワでも最古参!「シャトー・グラン・ラカーズ 2015」

シャトーは、メドック北部で、サン・テステフより北にあるオルドナックに位置しています。グラン・ラカーズとは土地の名前で、14世紀から600年以上ブドウ畑は存在。1932年のクリュ・ブルジョワが出来た当時から認定されているシャトーで信頼と実績があります。

シャトー・グラン・ラカーズ 2015
Château Grand Lacaze

赤い果実と熟したプラムの香り。木樽からくるバニラやロースト感が印象的でモカ、コーヒー、トーストを想わせます。そしてブラックペッパーやクローブなどのスパイスの香りに、皮革、土っぽいニュアンス。味わいはふくよかで、全体に丸みを帯び溶け込んだ酸とのバランス。しっかりとしたタンニンと骨格がありリッチ。このクラスでは正にお買い得の一本です。カジュアルから華やいだシーンでお楽しみを。

合わせるお料理
赤身肉料理、牛肉や子羊のグリル、豚肉ロース プラムソース、ハンバーグ、すき焼きなど。

品種:カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロ50%

 

CHECK 2:ラフィットが再構築、10年熟成!「シャトー・ラ・カルドンヌ 2009」

17世紀からその名を残すシャトー「ラ・カルドンヌ」。20世紀にはロートシルト家の所有下でシャトー復興のために数々の努力が行われました。1990年よりドメーヌCGR社が新しくシャトーのオーナーとなり、更なる品質の向上に励んでいます。また2000年よりシャトー・ランシュ・バージュ、レ・ゾルム・ド・ペズで醸造長を務めていた、マガリ・ギュイヨン氏が醸造長に就任。2005年には、彼女の造り始めた2001年が、ル・ポワン誌にて高く評価され彼女が表紙を飾り、彼女の業績が認められています。

シャトー・ラ・カルドンヌ 2009
Château La Cardonne

香りはブルーベリーやプラムなどの果実香に、ミントハーブ、ブラックペッパー、スパイシーなオークのヒント。杉、タバコの葉、やさしいバニラのニュアンスがあり上品な香りの中に複雑さが感じられます。10年の熟成を経てまろやかな風味。それでいて2009年ヴィンテージらしい完熟感とパワフルさは健在で、味わいに深みが感じられます。余韻は未だフレッシュさが保たれています。

合わせるお料理
牛フィレ肉のポワレ、牛や鴨肉のロースト、厚切りのロースカツ、ビーフシチュー、鶏肉のトマト煮、生ハム、スモークチーズなど。

品種: メルロ50%、カベルネ・ソーヴィニヨン45%、カベルネ・フラン5%

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シャトーヌフ・デュ・パプの実力派「ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス」

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シャトーヌフ・デュ・パプの実力派「ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス」

ワイン・アドヴォケイトにて、2007年と2010年産のトップキュヴェ“シャトーヌフ・デュ・パプVV” が100点を獲得し、その他キュヴェにおいても軒並み高評価を獲得し続けている「ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス」。元は代々、ブドウの栽培を生業としてきた家系でしたが、1973年より元詰めを始めドメーヌを設立しました。

哲学は、
・土壌と環境を尊重すること
・ブドウ畑に対する理にかなった丁寧なケア
・土壌の特性を真に表現するための醸造と熟成
・合理的なマーケティング

ジャナスではバランスを尊重しながら、ワインに新樽・古樽にかかわらず木の風味をつけることなく、果物とスパイスの風味によりその土壌の特性をはっきりと引き出すよう心がけています。自然の風味を損なわないよう細心の注意が払われたワイン。リーズナブルレンジであっても一切の妥協を許しません。

本日はローヌ・ルージュをPick Up!

ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス コート・デュ・ローヌ・ルージュ 2018
Côtes du Rhône Rouge /Domaine de La Janasse

新鮮なストロベリーやブラックベリー、イチジクの香りにオレンジピールや紅茶、リコリス、スパイスのヒント。僅かにジャムのような甘さ、スパイシーさと調和した上品な甘みが感じられる。口に含むと瑞々しくスムーズな飲み心地で、広がり豊かな果実味が口内を支配する。過熟感が無く香り同様に新鮮な味わい。バランスのとれた酸がフレッシュさ(良い意味でサッパリとした)を与え、ミネラル感とスパイスのニュアンスが複雑さを醸し出す。美しい丸みがあり飲みやすい印象。ボディは中庸で、タンニンもキメ細かく其々の要素が綺麗に溶け込んでいる。

合わせるお料理
ハム・サラミ、赤身肉・鶏肉料理、ジビエ、うなぎの蒲焼、豚しゃぶゴマだれなど。

産地: フランス ローヌ地方
品種: グルナッシュ主体、シラー、ムールヴェードル、カリニャン、シラー、サンソー
タイプ:赤ワイン ミディアムボディ

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稀代の女性醸造家「アンヌ・グロ」

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稀代の女性醸造家「アンヌ・グロ」

今やブルゴーニュ屈指の女性醸造家として評される「アンヌ・グロ」。その品質と人気は非常に高く、入荷量も極僅かで大変貴重なものですが、今回(やはり少量ですが)メゾン物のブルゴーニュ シャルドネが入荷しました。

メゾン物は、毎年同じキュヴェが造られるわけではなく、品質がアンヌの期待するレベルに達しないときはリリースされないという代物です。やはりアンヌ・グロ好きにとっては貴重なアイテムです。

アンヌ・グロ ブルゴーニュ シャルドネ 2018
Bourgogne Chardonnay /Anne Gros

白桃や洋梨、リンゴなどフレッシュフルーツの香りに、白い花、花梨、カルダモン、杏仁のヒント。そして若干のスモーキーさに、チョークやミネラルのニュアンスを感じる。味わいはスムーズで果実味が豊か。たっぷりとした、それでいて繊細なミネラル感があり質感はなめらかで丸みがある。若々しく、どこか落ち着いた印象。バランスがとれており生き生きとした酸が果実味を引きたてる。ドライ感のある力強いフィニッシュ。

合わせるお料理
魚介・白身肉を中心とした料理、鶏胸肉のソテー、アンチョビとドライトマトのパスタ、カナッペなど。

産地: フランス ブルゴーニュ地方
品種: シャルドネ100%
タイプ: 白ワイン 辛口

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自然をこよなく愛してやまない「マーティン & アナ・アンドルファー」-Vol.2-

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自然をこよなく愛し、自然と共生することが不可欠「マーティン & アナ・アンドルファー」

本日は「アニナ・ヴェルデ」をご紹介します。

このワインはとてもユニークな醸造方法で造られています。天然酵母にて発酵したグリューナー・フェルトリーナーの果汁にリースリングの皮を浸漬させるというものです。

以前は、白ブドウはプレスし、その絞りかすの皮はコンポスト(堆肥)として使用していたのですが、ある日その皮を食べてみたらその美味しさに驚き、皮にこそブドウ本来の香りや味わいがある事に気がついたとのこと。

グリューナー・フェルトリーナーの果汁はワインの味わいに果実味の多様な表現と複雑性を与え、一方リースリングの皮はワインの味わいにスパイシーさと旨味を与えます。このワインも清澄無し、ノンフィルター。醸造において一切の介入、操作をしていません。葡萄そのものの自然なアロマと畑の個性を表現した“ナチュラルワイン”です。

マーティン & アナ・アンドルファー アニナ・ヴェルデ 2017
Anina Verde /Martin & Anna Arndorfer

ノンフィルター、やや濁りのある黄金色。香りはフルーティーなフルーツのアロマが魅力的で、マンゴーや白桃、リンゴのコンポート、メロン、レモンパイを想わせる。そして繊細なハーブの香りに、ホワイトペッパー、スモーキーなミネラルのヒント。味わいはフレッシュで程よいボディに、深みを感じるジューシーな果実味が染み渡る。フルーティーさとほろ苦さ、さらにドライ感が絶妙のハーモニー。純粋さを携えたエキゾチックな風味に満ち、旨みある果実味を程よい酸が引き締める。ミネラル感があり、しっかりとした構造。飲み心地はスムーズで、フィニッシュはさっぱりとしている。

合わせる料理
サラダ類や軽いパスタ、魚介料理、おでん、天ぷら、ローストチキン、スパイシーなアジアン料理など。

産地: オーストリア カンプタール シュトラース
品種: グリューナー・フェルトリーナー、リースリングの皮
タイプ: ナチュラルワイン 白 辛口

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