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2019年3月

FOODEX JAPAN 2019 初日

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FOODEX JAPAN 2019 初日。

今年もFOODEX JAPANに行ってきました。

まずはドメーヌ・ミシェル・グロで2017年のバレルサンプルをテイスティングしましたが、ニュイと、ニュイ レ・シャリオがすでに柔らかく(よい意味で)驚きでした。この時点で、ピュアで本当に美味しい。リリースがとても楽しみなワインです。

続いて今回が初参加となるドメーヌ・バシェ・ルグロからルナックとサミュエル兄弟が来日。彼らの畑はコート・ド・ボーヌの中でも最も古いものの一つとして知られ平均樹齢はおよそ60年。中には樹齢100年を超える古木もあり、とても小さく凝縮した葡萄からは深淵な味わいのワインを生み出します。ここでも2017年をテイスティング。古木のワインながら価格はまだ抑えられていて、これは今後も維持してほしいなと切に思います。

そして最後にサン・ブリのベルサンへ。ソーヴィニヨン・ブランの祖先だと言われているフィエ・グリ種から新たなキュヴェが誕生したとのこと。爽やかな酸に支えられた果実味は、春先からも楽しめるすっきりとした味わいでした。

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ラインガウの銘醸「クロスター・エーバーバッハ醸造所」

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ほんのり甘い蜜のニュアンス。それでいて後味はスッキリ!

「クロスター・エーバーバッハ シュタインベルガー・リースリング・カビネット」

生産者は、ドイツの偉大なるオルツタイルラーゲ(Ortsteillage 特別畑)の一つ“シュタインベルク”を900年もの長きに亘り単独で種有する醸造所、クロスター・エーバーバッハ。シュタインベルクは、ドイツ国内にとどまらず最も認知度の高いオルツタイルラーゲと言われており魅力的なワインを数多く産出しています。VDP.格付けは、こちらも一級畑に相当するエアステ・ラーゲです。

ここでプチ豆知識。クロスター・エーバーバッハ醸造所と言えば・・・

プレディカーツヴァインのカテゴリーで知られる“カビネット”の名称はここから生まれたとされています。かつて修道士たちが、その年の最高のワインを保管していた部屋を“カビネット(=キャビネット)セラー”と呼んでいたことから、それが発展し、やがてドイツの高級ワインを意味するようになりました。その後1971年に現在の品質分類の呼称に採用されました。

クロスター・エーバーバッハ シュタインベルガー・リースリング・カビネット 2016
Steinberger Riesling Kabinett /Kloster Eberbach

香りは芳醇かつエレガントな趣で、リンゴのコンポートやグアバ、洋梨、ライムなどの果実香にジャスミン、ホワイトペッパー、ミネラルのヒント。そしてほんのり甘い蜜のニュアンス。味わいも繊細で、上品な甘さが心地よい。ジューシーで風味が豊か、柔らかに広がる果実味が溢れ出る様で、生き生きとした酸とのバランスがよい。キリリとした、豊かな酸を感じつつ、しとやかな果実の旨み・甘味が堪能できる。ボディはミディアム。甘さがスッキリとしており料理との相性も◎。

合わせるお料理
野菜とシーフードの生春巻き、スパイスを効かせたアジアン料理、天ぷら、和食など。

産地:ドイツ ラインガウ
品種:リースリング100%
タイプ:白ワイン やや甘口

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オリヴィエ・バーンスタイン グラン・クリュ アソートメントセット 2016

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話題のミクロ・ゴネス「オリヴィエ・バーンスタイン」

先日ご案内させていただきましたオリヴィエ・バーンスタインより、2016年産 全てグラン・クリュのアソートメント セットが届きました。

特注のサイズで作られた木箱入りで、シャンベルタンをはじめ偉大なるグラン・クリュのワインが7本敷き詰められています。さらに木箱側面にはロットナンバーが刻まれており、2016年は僅か419セットのみという、大変希少なものです。

内容は、

■シャンベルタン GC
■シャンベルタン クロ・ド・ベーズ GC
■マジ・シャンベルタン GC
■ボンヌ・マール GC
■クロ・ド・ラ・ロッシュ GC
■クロ・ド・ヴージョ GC
■シャルム・シャンベルタン GC

オリヴィエ・バーンスタインの2016年はリリースして10回目のヴィンテージになり、その品質はうなぎのぼり。著名な評論家ジャンシス・ロビンソンやヴィノスのステファン・タンザー、ワイン・スペクテイターのブルース・サンダーソンらから“最高のヴィンテージ”と、高く評価されています。

オリヴィエ・バーンスタインの詳細はこちら

オリヴィエ・バーンスタイン

ディケムからもたらされた葡萄「シュロス・シュタウフェンベルク ソーヴィニヨン」

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ディケムからもたらされた葡萄「シュロス・シュタウフェンベルク ソーヴィニヨン・ブラン」

ドイツ バーデンで造られるこのソーヴィニヨン・ブラン、ブドウはなんと、あのシャトー・ディケムからもたらされています。1830年に、フォン・ブラッハ家がディケムのオーナー、リュル・サリュース家と繋がりがあったことから例外的に受け渡され、同時にマルクグラフ・フォン・バーデンにもたらされました。VDP.格付けは一級畑に相当するエアステ・ラーゲです。

マルクグラフ・フォン・バーデン シュロス・シュタウフェンベルク ソーヴィニヨン・ブラン トロッケン 2014
Schloss Staufenberg Sauvignon Blanc Trocken /Weingut Markgraf von Baden

桃やメロン、パッションフルーツ、コンポートした果実を思わせる濃密なアロマに、グリーンアップルや柑橘類のニュアンスがフレッシュな印象を与える。さらにムスク、ジンジャー、ジャスミンの香りが広がり、さも芳醇で、アロマティックな芳香がただよう。口に含むと、しなやかかつジューシーで、ミネラル感に溢れたリッチな味わい。風味が豊かで、中盤から質感とボディ感が増していく。骨太なミネラル質とともに調和のとれた酸が全体を程よく引き締め、スッキリ感はもちろんのこと飲み応えも◎。たっぷりとした旨みがあり、それでいて伸びやか。フィニッシュのキレが良く、総じてエレガントなスタイルに仕上げている。

合わせるお料理
ポン酢を添えたお造りやシーフードサラダ、サーモンや白身魚のカルパッチョ、寿司、天ぷら和食など。

産地:ドイツ バーデン
品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%
タイプ:白ワイン 辛口

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※ヴァイングート・マルクグラフ・フォン・バーデン・・・エリザベス女王・フィリップ殿下を親族に持つドイツの王族、バンアード・プリンツ・フォン・バーデン殿下のワイナリー。