2019年3月
法定熟成期間9ヶ月のところ、倍の18ヶ月「グラン クレマン・デュ・ジュラ」
法定熟成期間9ヶ月のところ、倍の18ヶ月「グラン クレマン・デュ・ジュラ」
独創的でユニークなものが多い、ジュラのワイン。
シェリーと似たつくり方をするヴァン・ジョーヌ(黄ワイン)、藁の上で乾燥をさせた葡萄でつくるヴァン・ド・パイユ(藁ワイン)、アルコール度の高いリキュール・ワイン(マクヴァン・デュ・ジュラ)‥等。その特殊性からジュラを代表する銘柄としてこれらの名が挙げられますが、その影に隠れるも重要なスパークリングワインも造られています。シャンパーニュと同じ瓶内二次醗酵方式で造られる“A.O.C.クレマン・デュ・ジュラ”です。
スパークリングワイン造りは18世紀末まで遡ることができ、当時からシャンパーニュと同じ製法で造られていました。アペラシオンが施行されたのは1995年と比較的新しいですが、ジュラ地方のA.O.C.の総生産量の約16%を占めています。
生産者はドメーヌ・グラン。法定熟成期間は9ヶ月のところ、これより倍の18ヶ月をかけて造られるブリュット・プレスティージです(因みにNVシャンパーニュの法定期間15ヶ月)。ピュアな酸とミネラル感、そして澱との接触によってもたらされるイースト香が心地よい、極上のブラン・ド・ブランに仕上がっています。
ドメーヌ・グラン クレマン・デュ・ジュラ ブリュット・プレスティージ NV
Créman du Jura Brut Prestige /Domaine Grand
新鮮なリンゴやプラム、白い花のアロマに、イーストやアーモンド、ヘーゼルナッツのヒント。フルーティーさと香ばしさが一体となる上品な香りで、鉱物的なミネラルのニュアンスが深みを与えている。僅かにスパイシーなオークの香りも感じられる。口に含むとスムーズでピュア、繊細なタッチから上質なミネラルが溢れ出て、程よい酸度にくっきりとした輪郭をもつ。明確な構造、メリハリが利いていてしなやか。中庸のボディ感に優れた強度と高い透明度、フィニッシュはさっぱりとしている。食前酒やタペナード、フルーツデザートとともに。また食事中も幅広いお料理と合わせられる。
産地:フランス ジュラ地方
品種:シャルドネ100%
タイプ:スパークリング 白 辛口
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カルト的な人気を誇るジュヴレの銘醸「ベルナール・デュガ・ピィ」
カルト的な人気を誇るジュヴレの銘醸「ベルナール・デュガ・ピィ」
従兄のクロード・デュガと並び、カルト的な人気を誇るジュヴレの銘醸、ベルナール・デュガ・ピィ。傑出したヴィンテージでなくても、彼のワインはその濃厚な色調で人々を驚かせる。だからといって過度に重いワインかといえばそうではなく、緻密な構造とキメの細かなタンニンを中心に置きながら、新鮮味も感じさせるバランスのよさ。
2015年のブルゴーニュは、猛暑が続き水不足で収量が激減しましたが、結果としてみずみずしくもリッチで熟度の高いブドウが採れました。凝縮感と豊かさがあり、それでいて過熟感がない。このような年でさえ、美しいミネラルが共存し、ピュアさ、新鮮味を感じさせます。
本日はジュヴレ・シャンベルタン ヴィエイユ・ヴィーニュをPick Up! 樹齢は70年。タンニンはキメ細かく豊富ですが、果実味によく溶け込んでいます。
ベルナール・デュガ・ピィ ジュヴレ・シャンベルタン ヴィエイユ・ヴィーニュ 2015
Gevrey-Chambertin Vieilles Vignes /Bernard Dugat-Py
香りはラズベリーやカシス、プラムなど力強い果実香が広がり、よく熟しつつも同時に新鮮味が感じられる。スミレやしおれたバラの花びらに、爽やかなメントールや森林の香り。そしてなめし革や大地、スモーク、鉱物、ミネラルなどその複雑さ・表情は多岐にわたる。口に含むとなめらかでピュア。凝縮感に溢れており2015年らしい良好なエキス分だが、しっかりとした酸度が感じられる。タンニンはビロードのようにキメ細かく果実味によく溶け込んでいる。しっとりとしていて艶っぽく上品なテクスチャー、旨みがギュッと詰まった緻密な構造をもつ。味わいは素朴で、現時点で若々しいが純粋な美味しさ。口当たりがよくしなやかで、余韻の長さも突出している。
合わせるお料理
ジビエ、鴨・仔羊のロースト プラムソース、赤身の肉料理、豚の角煮、マグロの赤ワインソース煮、チーズであればエポワスやシトー、コクのあるチーズなど。
産地:フランス ブルゴーニュ地方 コート・ド・ニュイ地区
品種:ピノ・ノワール100%
タイプ:赤ワイン フルボディ
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村名ワインにして、その品質は一級並!「クロード・デュガ」
村名ワインにして、その品質は一級並!「クロード・デュガ」
ブルゴーニュ・ルージュが村名ジュヴレ・シャンベルタン、村名ジュヴレ・シャンベルタンが1級畑。ブラインドで試飲すれば、どのワインもワンランク上のアペラシオンと間違えんばかりの充実感。それほど秀逸なワインを造ってしまうのがクロード・デュガです。
ワイン造りで特徴的なのは、今や一般的な発酵前の低温マセレーションを一切行わないこと。色調もしっかり、フレーヴァーも華やかなワインなのに、これは意外。そればかりか発酵中の温度管理もマロラクティック発酵の分析もせずにあれだけ素晴らしいワインを造ってしまうのだから、やはりただ者ではありません。
本日は、ジュヴレ・シャンベルタンをご紹介します。
クロード・デュガ ジュヴレ・シャンベルタン 2015
Gevrey-Chambertin /Claude Dugat
香りは表情豊かでフローラル。熟したチェリーやクランベリー、カシスのコンポート、スミレの花を思わせ、森林やミネラルのヒント。引き込むような深みがあり、さも活気に満ち溢れた力強い果実香が印象的。そしてシナモンやクローブなどのスパイスの香り、ドライフラワー、程よい樽のニュアンスも感じられる。口に含むとなめらかでジューシー、果実味の集中度が高く、並外れた凝縮感がある。親しみやすい風味にも凛とした酸とミネラルに富んでおり筋肉質で引き締まったボディ感、緻密な構造が感じられる。メリハリが利いておりしなやか。口当たりが良く早くから楽しめるが、1本飲むならば早めの抜栓かデカンタージュを。美しく豊かで、クラシカル・ジュヴレの代表格。もはや村名ジュヴレの比ではなく、紛れもなくその品質は一級である。
合わせるお料理
ジビエ、鴨・仔羊のロースト プラムソース、赤身の肉料理、豚肉の角煮、マグロの赤ワインソース煮など。
産地:フランス ブルゴーニュ地方 コート・ド・ニュイ地区
品種:ピノ・ノワール100%
タイプ:赤ワイン フルボディ
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ラドワ・セリニーの老舗ドメーヌ「ドメーヌ・ニュダン」
果実味がパリッと弾け、ピュアな果汁が溢れ出る
ラドワ・セリニーに代々続く造り手、ドメーヌ・ニュダン。コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌに広がる16haのブドウ畑を耕作し、今や20を超えるアペラシオンのワインを生産しています。栽培はリュット・レゾネを実践し化学合成肥料は用いず、畑を鋤で耕すことにより除草剤の使用も抑えています。
ニュダンのワインは赤も白も果実味重視。長く熟成させずとも、果実味が生き生きした状態のうちに楽しめるスタイルです。樽熟成の後、さらにステンレスタンクで4~6ヶ月の熟成をさせ、こうすることで過度に樽香を着けることなく、フレッシュな果実味を若いうちから楽しめるワインに仕上げられるというのが、ギヨームの考えです。
本日は、樹齢50年以上のピノ・ノワールをご紹介します。
ドメーヌ・ニュダン ブルゴーニュ ピノ・ノワール ヴィエイユ・ヴィーニュ 2017
Bourgogne Pinot Noir Vieilles Vignes /Domaine Nudant
アロマは新鮮で透明感があり、レッドチェリーやラズベリー、ザクロの香りにボタン、梅、赤紫蘇、ミネラルのヒント。可愛げがあり、それでいて品がある。そしてスパイス、香木、軽い樽のニュアンス。口に含むと、生き生きとしており伸びやか。果実味がパリッと弾け、ピュアな果汁が溢れ出るかの様。ジューシーだが過熟なく、酸味は豊かで主張し過ぎないのが良い。非常にクリアーで、味わいもまた透明度が高く、親しみやすくもエレガントな味わい。舌触りはビロードのようでしなやか、丸みを帯びバランスの良さが光る。
合わせるお料理
野菜サラダ、鶏肉料理、野菜・ソーセージのポトフ、鶏肉の赤ワイン煮、鴨肉や仔牛のローストなど。
産地:フランス ブルゴーニュ地方
品種:ピノ・ノワール100%
タイプ:赤ワイン ミディアムボディ
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もう一つのクリネ 「フルール・ド・クリネ」
もう一つのクリネ「フルール・ド・クリネ」
19世紀には確固たる名声を得ていたポムロールの名門“シャトー・クリネ”。2009年にパーカーポイント97‐100点、2010年には95‐98点という驚異的な高得点を獲得し、その品質の高さはもちろんのこと、人気と名声を不動のものにしました。
フルール・ド・クリネは、格落ちブドウを使うのではなく、シャトーが求める基準をクリアした信頼できる契約畑のブドウのみを使用。高いクオリティを保つため、常に同じ畑のブドウを使っており、シャトー・クリネと同じスタッフ・醸造方法で造られています。
果実主体の柔らかさとクリネらしいしっかりとしたストラクチャーのバランスの良さが魅力。トップシャトーのエレガンスを備えた滑らかで肉感的な口当たり。セカンドの概念を超える、クリネが誇るもうひとつのグランヴァンです。
フルール・ド・クリネ 2015
Fleur de Clinet
プラムやチェリー、イチジクのアロマにベルガモット、スミレ、アールグレイ、ローストしたオークのノートがアクセント。上品な樽香で、バニラや香木、杉、コーヒーの香りが広がる。そしてクローブやナツメグなどのスパイシーな香り、さらに鉄っぽさや土、皮革のニュアンスなど複雑さが感じられる。口に含むとスムーズでなめらか。キメ細かなタンニンと酸とのバランスがよく全体に丸みを帯びている。しっとりとしたシルキーなテクスチャー、果実主体の柔らかさに、程よいボディ・肉付きが感じられる。細部まで行き届いた繊細さと上品さに上級シャトーの片鱗を覗かせる。
合わせるお料理
牛フィレや鴨肉のロースト、牛肉の赤ワイン煮込み、ジビエ、ソースを使った川魚料理など。
産地:フランス ボルドー地方 ポムロール地区
品種:メルロ95%、カベルネ・フラン5%
タイプ:赤ワイン フルボディ
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シャブリにおけるニュージェネレーションの一人「モロー・ノーデ」
シャブリにおけるニュージェネレーションの一人「モロー・ノーデ」
前当主ステファン・モローの急逝後、ドメーヌの今後を危ぶむ声もありましたが、欧米での評価は揺るぐことはありませんでした。ドメーヌは妻のヴィルジニ氏がステファンのスタイルを継承し、ドメーヌとしての継続性を強調、さらなる進化を誓いました。
そして、リリースされた2016年ヴィンテージが見事に快挙を成し遂げたのです。評価誌 ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランスでは高評価を連発し、“ヴァルミュール”が207本出品された特級の中で見事1位を獲得、さらに58本出品された一級の中では“フォレ”が1位、“ヴァイヨン”が2位を獲得。ヴィルジニが率いるドメーヌのチームの結束力はステファンの急逝によってこれまで以上に高まり、ワイン造りに関しての細部へのこだわりは一層強くなりました。
本日は、上記高評価を獲得した2016年ヴィンテージ 一級「ヴァイヨン」をご紹介します。
モロー・ノーデ シャブリ プルミエ・クリュ ヴァイヨン 2016
Chablis 1er Cru Vaillons /Moreau-Naudet
レモンオイルやグリーンアップル、ネクタリンの香りにアカシア、柑橘類の花、花の蜜などのフローラルなアロマが印象的で、ハーブ、際立ったミネラルのヒント。貝殻や石、心地よい塩気とともに立ち上るミネラルのニュアンスが感じられる。口に含むとスムーズでなめらか。果実味の集中度が高くボディ感があり、味わいは丸くミネラリーで、クリアーな酸が背景にある。巧妙なまでのバランス。十分な成熟度と複雑味、何よりも鮮やかで、キレを感じるスッキリとしたフィニッシュ。心地よい緊張感を保ちながら長く続く余韻へと誘ってくれる。
合わせるお料理
白身肉や甲殻類を中心とした料理、ローストチキン、ホタテとアスパラのレモンクリームソース、グラタン、チーズであればボーフォールやコンテなどのハード系など。
産地:フランス ブルゴーニュ地方 シャブリ地区
品種:シャルドネ100%
タイプ:白ワイン 辛口
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実績が物語る高品質「ドメーヌ・セルヴァン」
実績が物語る高品質「ドメーヌ・セルヴァン」
歴史は古く、1654年まで遡ることができる伝統と信頼のあるドメーヌ・セルヴァン。過去には、約150軒ものシャブリ生産者が集う大規模な品評会、シャブリ・ワイン・アワードにて僅か1本にしか与えられないという最高賞を受賞するなど、その実力は折り紙つきです。
本日は、一級畑に匹敵するといわれている区画「レ・パルグ」と一級畑「ヴァイヨン」をPick Up!
ともに2017年、最新のヴィンテージです。
まずはワンランク上のシャブリ
ドメーヌ・セルヴァン シャブリ レ・パルグ 2017
Chablis Les Pargues /Domaine Servin
新鮮なリンゴや洋梨、白い花の香りにパイン、シトラス、アニスのヒント。そしてイーストや火打石、これはシャブリ特有のスモーキーな香り。さらに石灰的なミネラルのニュアンスが感じられ洗練された趣がある。口に含むとスムーズでしなやか。シトラスを基調とした豊かな風味が広がり、心地よい酸度、味わいはミネラルを含み伸びやかで、質感がある。キレはもちろんのこと旨みが程よくあり、しっかりとした構造をもつ。中庸のボディ感に、後味スッキリのドライな味わい。余韻にグレープフルーツやミネラルのような心地よいほろ苦さ。
合わせるお料理
魚介や甲殻類の料理、フライ、レモンを添えた生牡蠣、白身肉料理、寿司、繊細な食材を使った和食など。
続いて一級畑
ドメーヌ・セルヴァン シャブリ プルミエ・クリュ ヴァイヨン 2017
Chablis 1er Cru Vaillons /Domaine Servin
香りはレモン、金属的なミネラルを基調に、洋梨やリンゴのコンポート、アカシアを思わせる。そしてナッツオイル、火打石のようなスモーキーな香り、軽いトースト、イーストなど、華やかで洗練された中にも複雑さが感じられる。口に含むとスムーズでなめらか。上品でキレの良い酸を感じつつ、豊富なミネラルがしっかりとした骨格を形成。質感があり伸びやかで、ヴァイヨンの持つエレガンスが際立っている。三つ葉やセリなどの青葉、ホワイトペッパーのヒントが果実の旨みをより引き立たせ、集中度の高いミネラルに負けず劣らずの充実した果実感がある。シャブリ特有のキレを身上とするが、味わうほどに丸く口当たりの良さが光る。温度は高めの12~13度でお楽しみを。
合わせるお料理
白身肉や甲殻類を中心とした料理、グラタン、タンドリーチキン、鶏肉や仔牛のクリームソース、エスカルゴなど。
トレド山地に花開いたボルドー・ブレンド「パゴ・デ・バリェガルシア」-Vol.2-
トレド山地に花開いたボルドー・ブレンド「パゴ・デ・バリェガルシア」–Vol.2–
昨日のワイン、プティ・イペリアはスタンダードライン。
そして上級キュヴェが、この“イペリア・バリェガルシア”です。
カベルネ・ソーヴィニヨン主体で、プティ・イペリアと同じくカベルネ・フラン、メルロ、プティ・ヴェルドとのブレンドですが、より厚みが感じられます。広がりのあるまろやかなテクスチャーと力強く長い余韻が印象的です。
パゴ・デ・バリェガルシア イペリア・バリェガルシア 2014
Hipperia Vallegarcia /Pago de Vallegarcía
香りはラズベリーやブラックベリー、小粒の赤い実、ミント、ローズマリー、バルサミコのヒント。背景にはスパイシーで、ブラックペッパーやナツメグの香り。さらに木樽由来のバニラやモカ、ココアの香りが広がり、森林や湿った土、動物的なニュアンスも感じられる。口に含むとなめらかでしなやか。柔らかな中にも骨格を持ち、タンニンは緻密で、ボディに綺麗に溶け込んでいる。味わいは熟した果実感にオークの要素が心地よいアクセント。濃厚かつ洗練されておりアルコール感が充実している。丸みを帯びたフルボディで広がりがよく、飲むほどにその美味しさが込みあがってくる。余韻の長さも突出。
合わせるお料理
牛フィレやラム肉のロースト、焼き肉、シチュー、すき焼き、豆料理、リゾットなど。
産地:スペイン カスティーリャ・ラ・マンチャ
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン45%、カベルネ・フラン38%、メルロ16%、プティ・ヴェルド1%
タイプ:赤ワイン フルボディ
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トレド山地に花開いたボルドー・ブレンド「パゴ・デ・バリェガルシア」
トレド山地に花開いたボルドー・ブレンド「パゴ・デ・バリェガルシア」
ワイナリーがあるトレド山地は、イベリア半島で最も小さな山脈ですがその複雑な地形と古代からの堆積物で知られ、特に畑のあるラニャ区画は北にカバニェロス国立公園、南に渓谷と山々を擁し、世界的に見ても特別なテロワールとして、その魅力を放っています。
そんなトレドの地に、1997年、世界的栽培家リチャード・スマート氏を迎え入れ、畑作りに2年の歳月を費やし1999年に植樹。そして醸造コンサルタントに“メドックの守護神”の異名を取るエリック・ボワスノ氏を招聘し、スペインで見事なボルドー・ブレンドのワインを造りだすことに成功しました。
パゴ・デ・バリェガルシア プティ・イペリア 2015
Petit Hipperia /Pago de Vallegarcía
ブラックチェリーやラズベリー、カシス、スミレなどの華やかなアロマにドライハーブ、バルサミコ、ブラックペッパーのヒント。そして心地よい樽香にはトーストやチョコを思わせる。さらにリコリス、鉄っぽさ、タール、湿った土のニュアンス、背景にミネラルが感じられ洗練されている。口に含むとスムーズで、凝縮度が高く濃厚な果実味とアルコール感が支配する。甘いグリセリン分を含むボリューミーな味わいで、骨格を感じつつもふんわりとした柔らかな印象が勝る。しっとりとしていてクリミー。カベルネ・ソーヴィニヨンの力強さとカベルネ・フランの華やかさが絶妙のバランス。飲み応えがあり余韻も長く楽しめる。
合わせるお料理
牛・ラム肉のロースト、焼き肉、イベリコハム、シチューなど。
産地:スペイン カスティーリャ・ラ・マンチャ
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン43%、メルロ31%、カベルネ・フラン25%、プティ・ヴェルド1%
タイプ:赤ワイン フルボディ
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