2019年10月
ロマネ・サン・ヴィヴァンの一角に位置し一級畑の中でも傑出「ラ・クロワ・ラモー」
特級昇格を目指す、ロマネ・サン・ヴィヴァンの隅に隣接する一級畑
「ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ ラ・クロワ・ラモー」
特級ロマネ・サン・ヴィヴァンの北東端に位置し、18世紀にはその一部となっていたという“ラ・クロワ・ラモー”。僅か0.6haというこの稀有な区画を所有しているのはラマルシュ、ジャック・カシュー、クドレィ・ビゾの3ドメーヌしか無く、中でも抜きんでる評価を得ているのが、このジャック・カシューです。
80年代半ばにはジャック・カシューが特級昇格をINAOに申請した経緯もあります。ワインはリッチでゴージャス、豊かな芳香性が特徴で、ジャック・カシューの代名詞たる位置付けです。
ジャック・カシュー・エ・フィス ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ ラ・クロワ・ラモー 2016
Vosne-Romanée 1er Cru La Croix Rameau /J.Cacheux et Fils
香りはもぎたてのラズベリーやブラックベリー、プラムなどたっぷりとした果実のアロマが魅力的で、濃縮感が漂い、鮮烈な赤と紫の花々や、ハーブ、様々なスパイスの要素が混ざり合う。気品があり強い芳香性。艶やかなミネラルのニュアンスがピュアさ・透明感を与える。口に含むと肉付きが良くリッチで、凝縮した果実感で満たされる。非常に良く熟していてジューシーで、ビロードのようなタンニンが溶け込んでおり繊細さを合わせ持つ。濃密なスタイルで、堪らない充実感。インパクトのある果実味ながら酸とのバランスが優れ適度にオイリーな粘性が感じられる。親しみやすくもゴージャスで、現時点で純粋に美味しさが込みあがるモダンテイスト。余韻の長さも突出し果実とオークのフレーヴァーが持続する。
合わせるお料理
仔羊や鴨肉のロースト、牛のタタキ、ジビエ、鴨鍋、赤身マグロの醤油漬け、ベーコン、茸のリゾットなど。
産地:フランス ブルゴーニュ地方 コート・ド・ニュイ地区
品種:ピノ・ノワール100%
タイプ:赤ワイン フルボディ
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進化するアンリ・ジャイエの系譜「ドメーヌ・ペロ・ミノ」
抽出はソフトに、樽香は抑え気味に。進化するアンリ・ジャイエの系譜「ドメーヌ・ペロ・ミノ」
ブルゴーニュワインの神様、アンリ・ジャイエの最後の弟子と言われるクリストフ・ペロ。 クリストフ・ペロが修業から戻りドメーヌを引き継いでからは一躍スターダムにのぼりつめ、90年頃までワインの大半は桶売りされていましたが、程なくしてワインは全量ドメーヌ元詰めとなりました。
かつては現在よりも濃厚かつ樽香も強いものでしたが、ルモンタージュ主体のやさしい抽出や新樽率の低下と熟成期間の短縮によって、よりナチュラルなスタイルへと進化を遂げています。 本日はヴォーヌ・ロマネ シャン・ペルドリをPick Up! シャン・ペルドリの区画は小道を挟んで「特級ラ・ターシュ」の斜面上側に接する好立地。樹齢45年の古木。
ドメーヌ・ペロ・ミノ ヴォーヌ・ロマネ シャン・ペルドリ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2016
Vosne-Romanée Champs Perdrix Vieilles Vignes /Domaine Perrot-Minot
香りはラズベリーやザクロ、プラムなど豊かな果実香が広がりスミレ、バラのドライフラワー、僅かに柑橘類の花のアロマに、スパイスのノートが混ざり合う。ローズヒップ、シナモン、クローブなどの香り。上品な樽のニュアンスが心地よく複雑で、洗練されたアロマが魅了する。口に含むとスムーズで、舌触りはビロードのようになめらか。気品がありミネラルを含む果実味が染み入るように口中を満たす。芳醇かつ艶っぽくフィネスを感じる中で、チャーミングな印象すら覚え味わいは親しみやすいもの。ジューシーで、エレガントさが共存し繊細なタンニンとのバランスが優れている。伸びやかなアフター、純粋さと優美さの見事なコラボレート。余韻の長さが突出している。
合わせるお料理
牛や鴨肉のロースト、ジビエ、鴨鍋、マグロの赤身の醤油漬け、寿司、チーズであればエポワスやサン・フロランタンなど。
産地:フランス ブルゴーニュ地方 コート・ド・ニュイ地区
品種:ピノ・ノワール100%
タイプ:赤ワイン フルボディ
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ディスカバー・サウスアフリカ 東京 2019
ディスカバー・サウスアフリカ 東京 2019
最も旬なワイン生産国の一つ、南アフリカ。
新世界に位置づけられる南アフリカは「新世界」の中で、最初にヨーロッパ系ブドウ品種の栽培に成功した国として知られています。『価格が安く、それでいて高品質なワインが多い』と、その人気は高まるばかりです。
そして保存料も少ないナチュラルなワインも魅力のひとつ。南アフリカワインは世界で最も酸化防止剤の使用基準が厳しい国として知られており一般的な日本のワインやフランス、ドイツ等のワインに比べると酸化防止剤の使用量は、およそ半分とまで言われています。
今回は「ディスカバー・サウスアフリカ 東京 2019」にて、南アフリカワインの魅力にどっぷりと浸ってきました。出展されていたインポーターは14社、約200種類ものワインが迎えてくれました。
ヌーヴェル・セレクション 2019年 秋の試飲会
ヌーヴェル・セレクション 2019年 秋の試飲会
旗艦のブルゴーニュとシャンパーニュをはじめ、アルザス、ロワール、ジュラ・サヴォワ、ヴァン・ド・フランス&IGP、そしてオーストリアにスペインなど、およそ250アイテムをテイスティング。
ブルゴーニュ上級レンジであっても近年では早飲み出来るスタイルが増え(エリアによっては温暖化の影響もあるでしょうが)現時点においてフルーティーな、フレッシュさを売りとする生産者がよく目にとまるようになりました。今飲んで美味しいもの、それでいて熟成が出来るポテンシャルを秘めたものは重宝しますし使い勝手が良い。これで価格が安ければ万々歳なのですが…。
飲むタイミングを見計らってバックVTを探して買うとなれば、今よりも値が張るわけで見方によってはお買い得。それでも、断固として「熟成したものしか認めない」という方にはおすすめしませんが(笑)
有名な生産地や生産者にこだわり、ヴィンテージ評価も然り。あーだこーだ言う前にまずは飲んでみたらいかがでしょうか。
眩しく輝くスパークリングワイン「ブリッラ!プロセッコ エクストラ・ドライ」
眩しく輝くスパークリングワイン「ブリッラ!プロセッコ エクストラ・ドライ」
ブリリアンテ Brillante =“ 輝き ”が語源となるスパークリングワイン「ブリッラ!」は、その名にお祝いや豪華なパーティで楽しんで欲しいという想いや、眩しく輝くという意味合いが込められています。宝石を手にしたかのような美しく、ゴージャスなボトルデザインが目を引きます。(画像では分かりにくいですが、実物はもっとゴージャスです)
ボッテール ブリッラ!プロセッコ エクストラ・ドライ NV
Brilla! Prosecco Extra Dry /Botter S.P.A.
香りはリンゴや洋梨、白桃などフルーティーな果実香にアカシア、柑橘類の花を思わせるフローラルなアロマが印象的。口に含むとスムーズかつジューシー、繊細な発泡が心地よく軽やかなテイスト。残糖を感じつつも適度にドライで、そのボディ感から丸みが感じられる。フレッシュで、少し甘みのある搾りたての果実の様。酸とのバランスがとれておりフィニッシュはスッキリとしている。
合わせるお料理
食前酒はもちろん前菜、シーフード料理、豚や鶏肉料理、軽めのチーズなど。
産地:イタリア ヴェネト
品種:グレラ100%
タイプ:スパークリング 白 やや辛口
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バローロ エリアのバルベーラ「バルベーラ・ダルバ・ヴルディセーラ Arnaldorivera」
バローロ エリアのバルベーラを使用、スタンダードとは一線を画す
「バルベーラ・ダルバ・ヴァルディセーラ アルナルドリヴェラ」
テッレ・デル・バローロの「アルナルドリヴェラ・シリーズ」からバルベーラ・ダルバをご紹介します。
畑はバローロエリア内のモンテフォルテ村とノヴェッロ村にあり、標高約400m、南西向き。地質年代が古く樹齢もとても古いです。1946年から1948年に植樹した樹(67~69年樹齢)や、1991年から1998年に植樹した樹(17~24年樹齢)の葡萄が使われています。
収穫は手摘みで行われ、アルコール発酵前に2日間、12度~14度で低温マセラシオンをします。これにより高い香りや濃く輝きのある色味を引き出すことができます。スタンダードのバルベーラに比べて、この「ヴァルディセーラ」の方が若々しく、艶やかな外観です。果実の柔らかさを感じるスムーズな飲み心地。加えて2015年は完璧な成熟が得られたというバルベーラにとって最高のヴィンテージです。
テッレ・デル・バローロ バルベーラ・ダルバ・ヴァルディセーラ アルナルドリヴェラ 2015
Barbera d’Alba Valdisera Arnaldorivera /Terre del Barolo
香りはブラックチェリーやプラム、ラベンダーなどフローラルなアロマで、リコリス、ブラックペッパーのノートが混ざり合う。さらにタバコやレザーの香りに、洗練されたミネラル香。控えめなオークのニュアンスが心地よく上品かつフレッシュな印象が漂う。アタックはしなやかでスムーズ。バルベーラ特有の強めの酸味ながら果実味が豊かでそれを嫌みに感じさせない(もちろん熟成も加味されている)。程々にフレッシュな香味が広がる緻密な構造、鮮やかでしっかりとした骨格が感じられる。タンニンはビロードのようになめらかで、伸びやかに広がる果実味が堪能できる。
合わせるお料理
仔羊や豚肉のロースト、鶏肉のソテー、トマトソースのパスタ、キノコのリゾットなど。
産地:イタリア ピエモンテ州
品種:バルベーラ100%
タイプ:赤ワイン フルボディ
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2019年 新酒(ヌーヴォー、ホイリゲ、ノヴェッロ)ご予約受注開始しました!
2019年 新酒(ヌーヴォー、ホイリゲ、ノヴェッロ)ご予約受注開始しました!
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秋の収穫を祝う新酒の季節がやってきました。2019年、当店のラインナップは下記の通りです。
【フランス】
ボージョレ地区から赤が7種類、マコネ地区から白が1種類です。個性豊かなキャラクターを取り揃えておりますので、この機会にぜひ飲み比べてみてください。ワンランク上のブドウで造られるマコネ地区の白もお見逃しなく♪
【オーストリア】
ホイリゲの故郷といわれるウィーンから、日本市場におけるホイリゲワインの草分け 的存在「ツァーヘル」と、混植混醸ワイン復興の立役者、ミスター・ゲミシュターサ ッツこと「ヴィーニンガー」をご紹介します。 彼らのホイリゲは“ゲミシュターサッツ”で造られています。ゲミシュターサッツとは、 ひとつのブドウ畑に、複数の葡萄品種を混植し、同時収穫。そして一緒に混醸するウ ィーンの伝統的ワインです。軽快な口当たりで和食との相性もぴったりです 。
【イタリア】
当店人気の2大看板ワイナリー「ファルネーゼ」と「ヴェレノージ」のノヴェッロです。評価誌ルカ・マローニにて、幾度となくイタリア最優秀生産者に君臨するファルネーゼは、毎年美味しさを裏切らない人気のノヴェッロです。
一方、ヴェレノージのノヴェッロは、コルクを抜いた瞬間に広がるラクリマ特有の華やかなアロマに魅せられます。モンテプルチアーノがブレンドされたことでより力強い果実感が増しフレッシュかつジューシーな飲み心地で、ラベルに描かれた赤や紫の花々や、もぎたての果実を連想させます。昨年のワイン会でも大変好評でした。
解禁日に1本。 お正月や春先にも1本。
数か月の瓶内熟成にて、より果実味が広がりまろやかさが増しますのでストック買いもおすすめです。
2019年の解禁日
フランス ボージョレとマコネ地区・・・11月21日
オーストリア・・・11月11日
イタリア・・・10月30日
*解禁日が違いますのでお気をつけください。
バローロ村のベストの葡萄を集結「バローロ・ウンディチコムーニ Arnaldorivera」
バローロ村のベストの葡萄を集結させてつくる自信作
「バローロ・ウンディチコムーニ アルナルドリヴェラ」
伝統的な味筋を守り、高品質なワインをリーズナブルな価格で提供する「テッレ・デル・バローロ」。このアルナルドリヴェラ・シリーズは2013年からスタートした新たなプロジェクトで、ワイン名にある「アルナルドリヴェラ」は1958年にテッレ・デル・バローロを創設し、このエリアのワイン造りの発展に貢献したアルナルド・リヴェラ氏に敬意を表してつけられています。
ラベルにはバローロを産する11の村(ウンディチコムーニ)の形が描かれています。11の村全てに畑を持っており、葡萄栽培農家、その畑を結びつける様を表しています。複数の村のベストの葡萄を集結させて造るテッレ・デル・パローロの自信作、表情は明るくヴィヴィッドvividで、綺麗な酸とのバランスが優れています。
テッレ・デル・バローロ バローロ・ウンディチコムーニ アルナルドリヴェラ 2013
Barolo Undicicomuni Arnaldorivera /Terre del Barolo
アロマはフローラルで、キルシュ、ストロベリー、プラム、リコリスの香りにバラのドライフラワー、アニス、シナモンなどスパイスのヒント。そして甘いタバコや紅茶、レザーの香りが広がり奥に砕いたペッパーのようなニュアンスも。口に含むとスムーズでしなやか。質感のある風味豊かな味わいで、洗練されたタンニンがやさしく包み込む。表情は明るくヴィヴィッドvividで、綺麗な酸とのバランスが良い。タンニンが豊富だが舌触りはシルキーでエレガント、フィニッシュには芳しい果実とオークのフレーヴァーが持続する。今飲むのであれば早めの抜栓か、デカンタージュを。
合わせるお料理
牛や仔羊のロースト、トリュフを添えた肉料理、牛やカツオのたたき、ジビエ、キノコ料理など。
産地:イタリア ピエモンテ州
品種:ネッビオーロ100%
タイプ:赤ワイン フルボディ
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