お知らせとイベント情報
FOODEX JAPAN 2019 初日
FOODEX JAPAN 2019 初日。
今年もFOODEX JAPANに行ってきました。
まずはドメーヌ・ミシェル・グロで2017年のバレルサンプルをテイスティングしましたが、ニュイと、ニュイ レ・シャリオがすでに柔らかく(よい意味で)驚きでした。この時点で、ピュアで本当に美味しい。リリースがとても楽しみなワインです。
続いて今回が初参加となるドメーヌ・バシェ・ルグロからルナックとサミュエル兄弟が来日。彼らの畑はコート・ド・ボーヌの中でも最も古いものの一つとして知られ平均樹齢はおよそ60年。中には樹齢100年を超える古木もあり、とても小さく凝縮した葡萄からは深淵な味わいのワインを生み出します。ここでも2017年をテイスティング。古木のワインながら価格はまだ抑えられていて、これは今後も維持してほしいなと切に思います。
そして最後にサン・ブリのベルサンへ。ソーヴィニヨン・ブランの祖先だと言われているフィエ・グリ種から新たなキュヴェが誕生したとのこと。爽やかな酸に支えられた果実味は、春先からも楽しめるすっきりとした味わいでした。
ラック・コーポレーション 2019 春の試飲会
ラック・コーポレーション 2019 春の試飲会
フランスはブルゴーニュをメインに、ローヌ、ラングドック、シャンパーニュなど、そしてニュージーランド、スペインから厳選された100種類のワインをテイスティング。
ヴォルネイの生産者ラ・プス・ドールより新当主ブノワ・ランダンジェ氏の来日に伴いセミナーが開催されましたが、今回はあまり時間がとれずテイスティングに専念しました。
やはりブルゴーニュワインが中心になるのですが、現行ヴィンテージに2016年、2017年が多い中で、2011〜2015年ものが幅広く出品されており、改めて熟成したブルゴーニュワインの素晴らしさを実感できました。 気になるワインは追ってご紹介させていただきます。
株式会社 稲葉「春のワイン試飲会 2019」
株式会社 稲葉 春のワイン試飲会 2019
約120種類をテイスティング。 今回はイタリアからテッレ・デル・バローロの醸造責任者ダニエーレ・ポンツォ氏と、フランスからヌフ・デュ・パプのトップドメーヌの1つアンドレ・ブルネルのファブリス・ブルネル氏が来日。ワイン造りに対するポリシー、拘りや技術など、生産者の生の声を聞ける貴重な機会となりました。
他ラインナップには、EPA関税撤廃に伴い値下げとなるワインが40種ほど、各国・地域の土着品種をメインとしたワイン、希少なバックヴィンテージなど、見どころは満載でした。
会場は、名古屋駅に直結しているホテルだったので、何より移動が楽なのがありがたかったです。←重要 笑 帰りの列車で、ホロ酔い気分を少し楽しんで… 小松を過ぎた辺りから、あぁ、これから仕事なんだと、酔いが覚めました。
記念にファブリス・ブルネル氏と。
ジェロボーム「フランスワイン グランド テイスティング 2019」
ジェロボーム「フランスワイン グランド テイスティング 2019」
2019年の試飲会が遂にスタートしました。今回は火曜定休を利用して大阪会場にエントリー。ジェロボーム㈱の看板商品 ポル・ロジェやペラン、ヒューゲル、ラロッシュ等をはじめ約100種のアイテムをテイスティングさせていただきました。
開口一番、2月中旬以降から3月初旬に新発売となる、ラ・ヴィエイユ・フェルムより新技術を取り入れて造られるスパークリングワイン。昨年7月に、先駆けて現地ワイナリーにて試飲しましたが、当時よりも酸のまとまりがよく、より果実感溢れるものでした。白とロゼがあり、当店では両方入荷予定です。初春に間に合うとのことでホッとしました。
また、特に気に入ったのが「シャペル・ド・ブラニー ムルソー・ブラニー プルミエ・クリュ2015」。こちらも去年の4月にオフレコの会で同ヴィンテージを飲んでいたのですが、この瓶熟期間でより柔らかさが増した様です。フレンドリーで、綺麗な酸とのバランスが素晴らしかったです。
気になるワインは改めてご紹介をさせていただきます。
ワイナリー訪問記「シャトー・ド・ボーカステル -ローヌ-」
昨夏にシャトーヌフ・デュ・パプの銘醸「シャトー・ド・ボーカステル」を訪問させていただきました。本日はその訪問記とともにボーカステルのエノテーク2005年をご紹介します。“エノテーク”はボーカステルのカーヴにてゆっくりと熟成させた完全蔵出しワインです。
ワイナリーの周りに広がるブドウ畑は100haに渡り、なんと一枚地続きの畑で、パプで認められている13品種のブドウすべてが植えられています。特徴的なゴロゴロとした丸い石 -ガレ- に覆われた畑、その下は砂と粘土質からなります。このガレは、以前は日中に太陽熱を蓄えて保温効果を高める役割でしたが、現在は温暖化の影響もあり土中の水分が蒸発しないための蓋の役割を担っています。砂は水捌けがよく、粘土は水分や養分を蓄えます。これらの土壌はブドウにとっては素晴らしい条件下となり凝縮感のあるブドウが育つのです。
2代目ピエール・ペランが畑を広げ、3代目のジャック・ペランがすべての基礎を築き上げました。当時誰も実践していなかった有機農法を取り入れ、ムールヴェードルやルーサンヌの可能性に着目。先人たちの優れた先見性と弛みない努力の結晶は父から子へと引き継がれ、その伝統は今も守られています。
テイスティングでは、希少なオマージュやルーサンヌ100%の白など、8種類を試飲しました。
シャトー・ド・ボーカステル シャトーヌフ・デュ・パプ ルージュ エノテーク 2005
Châteauneuf du Pape Rouge Oenothèque /Château de Beaucastel
グラスに注いですぐの香りは、黒い果実にオリーブ、プルーン、イチジク、オレガノ、土、鉄、ローストしたオークのノート。やや閉じ気味な印象があるが20~30分ほどでフローラルな香りやリコリス、アニス、煮詰めたベリーフルーツなどの甘やかな香りがあらわれる。香り自体の幅が広がりペッパーやカカオなどのニュアンスも。そして、なめし革やベーコンの脂、トリュフ、麝香など次々にあらわれる複雑なブーケが魅了する。口に含むと柔らかで、果実味は力強くリッチ、厚みが感じられる。舌触りはまるでビロードのよう。スパイスが効いた辛口ながらもその中に「まろやかな甘さ」と「旨み」が共存する。溶け込んだタンニンと果実味、ミネラルが織りなす緻密な構造。14年の歳月を経ているが、未だフレッシュさを損なわず味わいの均衡が保たれている。飲み頃温度は15度、ドライな中にも引き締まった甘みが印象的で、美しくバランスがとれている。
合わせるお料理
ジビエ、スパイシーな肉料理、牛ほほ肉の赤ワイン煮、牛ステーキ トリュフ仕立てなど。
産地:フランス ローヌ地方
品種:ムールヴェードル30%、グルナッシュ30%、シラー10%、クノワーズ10%、サンソー5%、他(ヴァカレーズ、テレ・ノワール、ミュスカルダン、クレレット、ピクプール、ピカルダン、ブールブーラン、ルーサンヌ)
タイプ:赤ワイン フルボディ
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