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2017年11月

待った甲斐がある!「ヴェレノージ ノヴェッロ 2017 イタリア新酒」

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イタリアの新酒「ノヴェッロ」について

年々、その品質の高さが認められるようになり、確実にファンを増やしているイタリアの新酒「ノヴェッロ」。イタリアでは、ボージョレ・ヌーヴォーよりも一足早く解禁されます(以前は11月6日でしたが、2012年より10月30日に変更)。ボージョレとは違い、イタリアの北から南まで各地で様々なノヴェッロが造られ、葡萄品種も多種多様です。フランスではガメイ他数種類しか認められていませんが、イタリアでは60種類以上の品種が認められています。醸造も、各地の気候や品種に合った醸造方法が用いられ、ボージョレ・ヌーヴォー以上に個性が表れています。

待ちに待った!ヴェレノージが造るノヴェッロ

上記の通り、イタリアの新酒ノヴェッロの解禁日は10月30日ですが、ヴェレノージのノヴェッロは度々入荷が遅れております(そして今年も…)。

その訳は・・・

ヴェレノージが生産するノヴェッロはラクリマという葡萄品種が使用されており、他の葡萄品種と比べ収穫時期が遅いこと、また品質を重視する上で醸造過程を早めることは難しいことから、他の生産者のノヴェッロよりも遅れてしまうとのことです。 ※2017年は、11月1日より出荷が可能となりました。

解禁日には間に合いませんでしたが、2017年は香りもGood!で、ジューシーな果実味が全身に染みわたる美味しさでした。フレッシュかつフルーティーさを身上とする新酒は、飲んでいてとても楽しい気分になりますね。今年も期待通りの美味しさです☆

ヴェレノージ ノヴェッロ 2017
Novello /Velenosi

コルクを抜いた瞬間に広がるラクリマ種特有の華やかなアロマに魅せられ、モンテプルチアーノ種がブレンドされたことでより力強い果実感が増す。フレッシュかつジューシーな飲み心地、ラベルに描かれた赤や紫の花々や、もぎたての果実を連想させる。今年も期待通りの美味しさ♪

産地:イタリア マルケ
品種:ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ、モンテプルチアーノ
タイプ:赤ワイン ミディアムボディ

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アペラシオンを牽引する実力派ヴィニュロン「ドメーヌ・ベルトー」

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アペラシオンを牽引する実力派ヴィニュロン「ドメーヌ・ベルトー」

27歳という若さで7代目当主となったアメリー・ベルトー氏は、ボルドーで醸造学を学んだ後、アメリカやニュージーランドでの研修を積みました。基本的には父ドゥニの手法を踏襲していますが、絹のようなタンニンを求めるためにピジャージュの回数を減らしたり、大樽でマロラクティック発酵をしたりと独自の考えを組み込んでいます。

優れたブルゴーニュを発掘してきたワイン商セルベ社のワッサーマンやブルゴーニュ・オージュルデュイ誌といったフランスでも名高いメディアが、彼女のワインについて絶賛しています。

この度、新ヴィンテージ2015年が入荷しました。今回の入荷量も大変少なくご入り用の方はお早めにご検討ください。

★ドメーヌ・ベルトーのワインはこちら

熟成感が出始めたニュイ一級畑「レ・シャブッフ」2013年ヴィンテージ

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デュフルール・フレールは、1596年からニュイ・サン・ジョルジュ村でワイン造りに関わってきた最も古い一族です。1848年、Symphorien Dufouleur II により、“メゾン・デュフルール”が設立され、ネゴシアン業もスタートさせます。1912年にはニュイ・サン・ジョルジュの城もファミリーの資産となり、さらに事業を拡大させます。その後、ネゴシアンとしては“デュフルール・ペール・エ・フィス”と名を変え現在に至ります。

2006年からは、12代目のFranşois-Xavier Dufouleurと従兄弟のMark Dufouleurによってしっかりと引き継がれ、「一貫した高品質の標準化」を念頭に置き、素晴らしいワインを造り続けています。

本日は、ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ レ・シャブッフをご紹介いたします。レ・シャブッフはこのアペラシオンの南部に位置し、骨格のしっかりとした力強いニュイにあって繊細でまろやかなワインを生み出します。2013年は今飲んで美味しく熟成感が出始めています☆

デュフルール・フレール ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ レ・シャブッフ 2013
Nuits-Saint-Georges 1er Cru Les Chaboeufs /Dufouleur Frères

香りにはチェリーやラズベリー、プラムなどの果実香、キルシュ、バラのドライフラワー、ハーブ、スパイシーなオークのノート。クローブやシナモン、バニラ、香木の香り。そしてミネラルが洗練さを与え、タバコ、落ち葉、トリュフ、ジビエ、次第にカカオのような香ばしさがブーケのなかに現れる。アタックはソフトでなめらか。キメ細かなタンニンと溶け込んだ上品な酸味、果実味とのバランスがよく、まろやかさとフィネスに富む。それでいてしっかりとした構造、酸とともにミネラルが味わいを支えるエレガントな仕上がりでコク、中庸のボディ感を備えている。後味はドライで、まとまりがいい。今飲んで美味しく熟成感が出始めている。

【合わせるお料理】
牛・ラム・鴨肉のロースト、ジビエ、バルサミコ酢を使った料理、ウォッシュチーズなど。

産地:フランス ブルゴーニュ地方 コート・ド・ニュイ地区
品種:ピノ・ノワール100%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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ガメイとピノ・ノワールの絶妙なハーモニー

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「ヴィラ・バーガンディア」は、そのブルゴーニュのテロワールの持つ喜びに満ちた趣を味わうことのできる、牧歌的で気軽に楽しめるスタイル、親しみやすさをイメージしています。土壌や品種の多様性を強調するのみではなく、先祖代々続くブルゴーニュのワイン・メイキングにもスポットが当てられています。味わいはとてもフルーティーかつフレッシュ、そして独特のミネラルは北部の畑のみに見られる特徴です。近く解禁になるボージョレ・ヌーヴォーと飲み比べてみるのも面白いですね☆

★ヴィラ・バーガンディアは、ブルゴーニュのテロワールとスタイルをより親しんでもらいたいとの思いから、ニュイ・サン・ジョルジュを本拠とするデュフルール・フレールが新たに立ち上げたコトー・ブルギニョンのブランドです。

ヴィラ・バーガンディア コトー・ブルギニョン ガメイ‐ピノ・ノワール 2013
Villa Burgundia Coteaux Bourguignons Gamay Pinot-Noir

香りにはストロベリーやレッドチェリー、プラムなどの果実香、スミレ、オレガノ、ペッパー、紅茶、軽いロースト、ミネラルのノートが混じり合う。そして鉄分と、少しのヨードの香り。フルーティーにしてエレガント、過剰な甘さが抑えられている。アタックはスムーズでしなやか。軽やかで中庸のボディにミネラルを含み、果実味はピュアで透明感がある。味わいとしては辛口ながら近づきやすく、フルーティーさはまさにガメイの真骨頂であり洗練された骨格と上品さはピノ・ノワールによるもの。それぞれの個性を引き出し合う見事なまでのバランス。口当たりが良く総じてエレガント、スタイリッシュなブルギニヨン。

【合わせるお料理】
野菜サラダ、牛肉の煮込み、ポトフ、豚カツ、白身肉料理、トマトソースのパスタなど。チーズであればゴーダのような硬いチーズがおすすめ。

産地:フランス ブルゴーニュ地方
品種:ガメイ66%、ピノ・ノワール34%
タイプ:赤ワイン ミディアムボディ

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ピエモンテの革新的な造り手「ロベルト・サロット」

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ピエモンテの地葡萄を愛し、斬新なアイデアで素晴らしいワインを世に次々と送り出す生産者、ロベルト・サロット。アパッシメント製法を取り入れた独自の方法で造られるバローロやバルバレスコは、長期熟成に必要なしっかりとしたタンニンを存在させながらも、リリースしてすぐに飲めるまろやかな味わいが特徴です。

本日は、バローロ アウダチェをご紹介いたします☆

アウダチェは、「勇敢」の意。100%の遅摘みにした葡萄を使用しています。畑はブリッコ・バルチェーラ(単一畑)で、海抜400m、南~南西向きの粘土石灰質土壌です。最も古い畑の葡萄は9月末から10月初め、成熟がベストになったタイミングで、選別しながら収穫します。発酵はステンレスタンクで行います。最初は25—26度で7~8日間、その後21~22度に下げ、さらに7~8日間行います。熟成は、2ヶ月ステンレス、2年間フレンチオークの樽、6ヶ月ステンレスそして6ヶ月瓶で行います。

ロベルト・サロット バローロ アウダチェ 2011
Barolo Audace /Roberto Sarotto

香りにはシロップ漬けのチェリーやドライイチジク、プルーン、バラのドライフラワー、リコリス、アニス、シナモンやペッパーなどのスパイス、オークのノート。そしてなめし革、タバコ、杉、アーモンドの香り。スモーキーさの中にも繊細な甘さ(煮詰めた糖や黒砂糖のような)があり複雑で魅惑的なブーケが広がる。アタックは強くなめらか。豊かなタンニンと溶け込んだ酸とのバランスがよく柔らかなテクスチャー、バイタリティに溢れる。しかも香り同様に繊細で果実味は辛口にしてほんのり甘く、濃縮感とドライフルーツ的要素が混在する。樽感がありリッチで、ローストされたコーヒー豆やアーモンドなどの香ばしさ、ほろ苦さがボディに奥行きを与え、突出すべきは高いアルコール分(16%)、酒質は力強く長く続く余韻をもつ。今飲んでも美味しく熟成のポテンシャルを秘めている。

【合わせるお料理】
牛や子羊のロースト、ハンバーグ、ジビエ、キノコのリゾット、ゴルゴンゾーラのペンネなど。

産地:イタリア ピエモンテ
品種:ネッビオーロ100%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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バルバレスコの名門「マルケージ・ディ・グレシー」

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マルケージ・ディ・グレジィは、12世紀から続くトリノの名門貴族にあたり、スイスの不戦条約にサインしたベネディット・ディ・グレジィを先祖に持つ家柄です。テロワールの個性を最大限に引き出すそのワイン造りは、バルバレスコではトップクラスの名醸造家と言われ、近年様々なワイン専門誌で高く評価されています。

ピエモンテの中心地ランゲとモンフェラートの間に有るブドウ畑は、バルバレスコ村マルティネンガ、トレイゾ村モンテ・アルバリト、アレッサンドリア県ラ・セッラ、カッシーネ村モンテ・コロンボ等の4ヶ所にまたがります。この地は1650年からグレジィ家の所有地です。しかしながらそのブドウ自体は1970年初頭まではチェレットやプロドットーリ・ディ・バルバレスコなど名門ワイナリーに売られていました。

1973年、当時ミラノのボッコーニ大学で勉強していたアルベルト・ディ・グレジィはテロワールの可能性に気付き、彼自身のワイン造りに目覚め、その情熱(ワイン造り)を彼の職業へと昇華させました。とは言え何事も通り一遍では気が済まないアルベルトのこと。伝統は重んじるものの何か普通でないことを模索して、イタリアワインの帝王とも称され旧知の仲でもあるアンジェロ・ガイヤ氏や、安価なローカルブドウであるバルベーラ種を高級品種に仕立てて成功した故ジャコモ・ブライダ氏に相談し、その結果通常はアルネイス種が植えられるランゲの畑にはシャルドネとソーヴィニヨン・ブランを植樹、さらに高級品種ネッビオーロを植えても十分な品質が期待できる畑にバルベーラを植えました。またこの地には珍しいメルロまで植えられ、異端児ぶりは見事に発揮されました。

そんな異端児も単一畑マルティネンガだけは遊ぶことなく1979年から続く伝統を貫き、畑から出来るブドウそのままにクリーンでエレガントなワインに仕上げ、それ故この畑のバルバレスコは「バルバレスコの評価基準」とさえ言われています。

本日は、グレジィ家の単独所有畑「マルティネンガ」をご紹介いたします☆

マルケージ・ディ・グレシー バルバレスコ マルティネンガ 2008
Barbaresco Martinenga /Tenute Cisa Asinari dei Marchesi di Grésy

香りにはプラムやチェリーシロップ、ドライイチジクなどの凝縮した果実香にブラックオリーブ、ミント、シナモンやペッパーなどのスパイス、リコリス、上品なオークのノートが混じり合う。バニラやクローブ、タバコ、杉、カラメルの香り。他になめし革や茶葉、スモーク、塩漬け肉の香りなど。香りのボリュームが豊かで、奥からひしひしとミネラルのニュアンスが感じられる。アタックはなめらかでしなやか。熟成により落ち着いた印象も未だフレッシュさを損なわず、とても生き生きとした果実感、芯がしっかりとしておりスタンスがぶれない。辛口ながら仄かな甘さはドライフルーツ的要素があり、イチジクやプルーンを思わせ杯を重ねる度にその美味しさが込み上がる。タンニンはキメ細かく、しっかりとした深みとエレガンスとの素晴らしい調和をみせる。実直な個性、優雅さと上品さが際立っており長く続く余韻をもつ。

【合わせるお料理】
牛や仔羊のロースト、牡蠣フライ、エリンギを添えたブリの照り焼き、まぐろのタルタルソース和え、熟成チーズなど。

産地:イタリア ピエモンテ
品種:ネッビオーロ100%
タイプ:赤ワイン フルボディ

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造り手の人柄が表れる癒し系ブルゴーニュ「フランソワ・ダレン」

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造り手の人柄が表れる癒し系ブルゴーニュ「フランソワ・ダレン」

ワイン醸造学者である祖父の影響で幼い頃から美食の世界に興味を持っていたフランソワ・ダレン。ワイン醸造を学び、ボーヌのメゾンで経験を積み技術責任者を務めた後、29歳でブルゴーニュに特化したワイン商をスタートさせました。しかしながら、「心から売りたいワインには出会えなかった」と、自らのワインを手掛けるべく1996年にムルソー近郊のドミニーに土地を購入し、ワイナリーを設立。

5年がかりで醸造設備を整え、優良ヴィニュロンと厚い信頼関係を築き、自らの感性と信念に忠実に厳選した結果、自然と化学薬品を使わない畑に行き着いたといいます。化学肥料や化学薬品を使用しない有機農法で栽培されたブドウを使用し、新樽率は低め。自然体で優しく滋味溢れる味わいが「フランソワ・ダレン」のワインです。彼のワインは、数々の星付きレストランのソムリエから引き合いが強く、各方面からの熱い注目を浴びています。

本日は、ブルゴーニュ シャルドネをご紹介いたします☆

フランソワ・ダレン ブルゴーニュ シャルドネ 2015
Bourgogne Chardonnay /Francois d’Allaines

香りには洋梨や白桃、パイン、柑橘類、白い花を思わせ、新鮮で溢れ出るような芳香をもつ。そしてハーブティーやほんのりと蜂蜜の香り。樽香にバニラ、トフィー、香木の香り。ミネラルが洗練さを与えており時間の経過とともにバターやマッシュルーム、ナッツのニュアンスが現れる。アタックはソフトでなめらか。爽やかな酸とミネラル感が充実し果実味はボリューミーで柔らかい。広がりはまさに口溶けのようで、純粋さが綺麗にあらわれる。スムーズで香り同様の新鮮味と、樽由来のリッチさを感じるエレガントな仕上がり。アフターの余韻は長くオイリー、果実とオークのフレーヴァーが持続する。

【合わせるお料理】
白身魚や豚肉のバターソテー、鶏肉のグリエやレモンクリーム煮、クラムチャウダー、グラタン、ゴルゴンゾーラのリゾットなど。

産地:フランス ブルゴーニュ地方
品種:シャルドネ100%
タイプ:白ワイン 辛口

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リーズナブルな価格が嬉しいサン・シニアン「ロシュ・グリーズ」

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シャトー・ラ・ネグリがプロデュース 「セレクト・ヴァン」

このワインは、カルト的人気を博し、「ワイン・アドヴォケイト」でも数々の高評価を獲得するシャトー・ラ・ネグリがプロデュース。単に葡萄やワインを購入するのではなく、ネグリのノウハウを活かして栽培、醸造、熟成まで一貫して指導し、最終的なボトリングはネグリの施設で行っています。

ワイン造りの指導はラングドックでNo.1と呼び声の高いエノロジスト、クロード・グロとデイディエ・ラクローが担当し、ネグリのオーナーであるジャン・ポー・ロセが販売と宣伝を担当しています。かつてテーブルワインが主流であったラングドックにおいて、高品質なワイン造りで成功を収めたネグリだからこそ出来る取り組みであり、小さなドメーヌのワインを素晴しい品質にすることで、ラングドックの活性化に大きく貢献しています。

ロシュ・グリーズ サン・シニアン 2011
Roche Grise Saint Chinian

香りにはブラックチェリーやラズベリー、プルーンなどの果実香にドライハーブ、シナモン、タイム、ペッパー、リコリス、ローストしたオークのノートが混じり合う。そして塩漬け肉やジャーキー、粘土っぽい香り。低価格帯ながら複雑さがあらわれており野性味が溢れ出る。アタックはソフトでなめらか。果実味は程よくボリューミーでまろやかなテクスチャー。それぞれの要素が溶け込んでおり味わいは丸く、穏やかな酸とのバランスがとれている。まさに熟成による賜物。キメ細かなタンニンと、香り同様の野生味がありフルーティーかつスパイシーで、飲み心地がよい。酒質がしっかりとしたミディアムボディ、アフターにカカオやコーヒーなどの香ばしいフレーヴァーが持続する。

【合わせるお料理】
ラム・鴨肉のロースト、肉煮込み料理、ソースを使った肉・野菜料理、ソーセージ、パスタなど。

産地:フランス ラングドック・ルーション
品種:カリニャン、グルナッシュ、ムールヴェードル
タイプ:赤ワイン ミディアムボディ

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